カリンバが届いた

 そうして幻滅――ってほどはないにしても、なんでしょう、イヤワタシガモトメテイタノハコレジャナイ感にさいなまれております。音も見た目も綺麗は綺麗なんですよ。ただ、アクリルのソリッドタイプ――板状――だからか、予想していたよりかなり重い。それと、低音部は問題ないのに、高音部が全然響きません。ヘアピン音しかしない。

 チューニングは最初から割と正確で、私のような素人が遊び弾きするには充分でしたが、キーの間隔が微妙に違うのには驚きました。広いところと狭いところがある。それと、配送時の衝撃か、一部斜めになっていました。

 一番の難点は、キーが硬い。爪がそのままもっていかれそう。前に買ったカリンバ二台は、キーが柔らかくて、指の腹で軽くはじくだけで豊かな音がしたのですけど、ステンレスキーがこんなに硬いとは思わなかった。爪ではじいてようよう音がしっかり出ます。とにかく弾き心地がよろしくない。

 まあ、クーポンを使って1,300円程度という値段から考えれば及第点を上げないといけないのかもしれませんが、ひとしきり試した後は、食指が動かず。指紋をふき取り、飾って楽しむだけにしておきます。これならキーリンバの方がいい。

※以前購入したものはペンタトニックだったり、キーの配列が独特で間隔が広く、和音を指一本で処理できなかったり。カリンバの演奏を聴くのは好きなんですけどね。

※吹かずに鳴らせる電子デュエットオカリナが私の理想の楽器かも。いつか誰かが作ってくれると信じて生きていきます。なんでウインドシンセ系の楽器って、電子楽器のくせに息を吹き込ませようとするんだか。

※「もっとまじめに織りなさい」と先生からたしなめられたような気がした。