2018年9月6日、佐賀県の山口知事が樋口先生を表敬訪問されました。敬老の日を前に、県内各地の高齢者のところを回られるそうで、昨年は太良町にもお見えになっていましたね。当時私は基礎織の後の一枚目をようよう織り終えたばかり。基礎織卒業祝いの新紛金ではなく、オークションで調達した昭和の経紙を、本金・黒金砂子・銀と並べて貼って織ったのですけど、なんせ一枚目なもので、経紙の上下を間違えたうえ、両脇はでろんでろん、幅は縮みまくりという、とうてい他人様にはお見せ出来ないレベルの代物とあいなりました。「織り終えました」と見せた後、即使える部分だけ切り刻んで整理しようともくろんでいたのに、大先生から「あんたこれせっかく織ったけん県知事さんに見せなさい」と言われ、無理やり研究科の皆さんの実目麗しい作品の隣に並べ置かれる羽目になってヒィィィィィィィィ(´;ω;`)イイィィィィィィィィィとなったことを覚えています。とんだ羞恥プレイ。辛かった。あの時は心底辛かった。
あの日は確か 天敵 いつもお世話になっている長寿社会課の方も見えたのかな。山口知事も ぞんざい フレンドリーな方でした。実はその時にK川さんのデジカメをお借りして皆で記念写真を撮影しまして、私も後日印刷したものをいただきました。鹿島錦保存会では記念撮影なるものはほとんどしないせいで、今となっては激レアな一枚。大先生と県知事を中心に、当時の在籍会員の内、参加の都合がついた人達が写っています。一人「絶対写りたくない」と前の人の陰に隠れて心霊写真風になっているのもご愛敬。印刷されたものを見た直後は「え、何。これ、霊?」と教室がざわついていましたが、当人以外では唯一事情をわきまえていた私が経緯を説明して、一件落着と相成りました。ちなみにお隠れ様は先日再入会されましたよ( *´艸`)
この写真の中、すでに退会された方が四人。遠方に行かれた方が一人。いずれも鹿島錦を始めなければ深くかかわることもなかったであろう方たちばかり。人生というスパンで考えればわずかな期間になるのかもしれませんが、知遇を得られたことを心よりありがたく存じております。
手帳にいつもはさめている関係で、いつボロボロになってもおかしくないので、今回改めてスキャンしました。私が入会したのが2017年の10月26日なので、あと少しでようよう一年といった頃ですね。
※私の中でだけ「山口県知事ひょっとこ説」が燃え盛っております。