さっさと織らんかいという声がどこかから聴こえる気がする。
いろいろ引っ張り出したり片づけたりして、最終的にこの三本だけ出すということで確定。
ACは亜音シリーズで初めて購入したソフィアのパールホワイト。写真だとわかりづらいでしょうが、パール調のラスターでコーティングされている本焼きの個体です。本焼きのオカリナは――と敬遠される人もおいでかと存じますが、ソフィアの音は柔らかくて本焼きのキンキン感は特には感じないです。上のレ・ミ・ファあたりで若干あるかなあという程度。色違いで都合四本持っていますが、他の三本は音が高くなるにつれて響きが硬くなる印象。写真のお子は、購入時に「初心者ということですから優しい息で吹けるように調整しておきますね」とのんぼうさんがおっしゃった通り、低音から高音まで柔らかく気持ちよく吹けて、吹いているとほんわかした気持ちになります。嫌味も雑味もまったくないあたたかみのある個体。音の安定性や表現性という点では亜音Lに軍配が上がりますけど、私は一人で遊び吹きが出来れば十分なので、柔らかさと吹き心地、つやつやコーティング、それから手になじむ大きさという点でソフィアにしました。本焼きなのでその気になれば煮沸消毒も出来そう。アルコール消毒は当然できます。
SCは、やはり大きさ、軽さ、運指、手になじむという点で、ZinダレルのSC、それから亜音LのSCに。今後オカリナを作ることはあっても買うことはないでしょうから、これでおそらく本決まり。何時間もかけて延々吹いてから決めたせいで、唇が腫れてしまった。F管とかG管もいずれは選ばないといけないけど、ずっとC管ばかりを吹いていたせいか、F管を試し吹きしたら気持ち悪いのなんの。C管のドの運指でファがなるんですよ。どういうことだ。ソの音になるG管だとそんなことないんですけどね。以前はF管の音域が好きだったのに。
楽器の整理をしようと思いついたのは、あれやこれやと手を出して時間を浪費するのではなく、錦とオカリナに専念するため。篠笛もケーナももういいかも。他の笛を吹くのはお祭りのお囃子だけにしておきます。
※選んだオカリナは後でちょっとデコるでー。