花粉症の症状がしんどかったんです

 そういうわけでしばらく逃げ網代(おい)。他にも、届いた痛トートバッグにぴったり合うサイズの布が欲しかったという現実的な理由もあり。手持ちの布が若干小さくってよう。ショルダータイプのバッグを買って、それを展示に出して、その後今年の母の日のプレゼントとしてリユースする予定です。あ、父の日もこの方式で行こうかな。高い物買わなくて済む。

 鹿子市松に関しては、拾っては解きを都合二回繰り返しました。全然楽しくなかった。掛けて織る模様という印象。拾って織る模様ではないのは、多分ダイナミズムに欠けるから。紗綾型のような動きを感じない。そのくせ桝ほど整然とはしていない。織り布の見た目としては可愛いのに。

 着色した蒸着銀の場合、摩擦で色の部分だけ剥がれることも判明。気を付けないと。配色だけは当初の予定を踏襲して織っています。使う色が出そろった時点で写真をアップ予定。やはり逃げ網代は楽しい。楽しすぎる。「逃げ」はもちろん逃げ噺の逃げですよ。図案集の中にはないのですが、基礎織の一つであるため、合法的に織れるわずか二種類の3-1の図案ということになります。もう一つは基礎織の二番目の図案である3-1の流水。他の3-1を織ったら多分極刑だよ。かし丸くんも釘を刺すほどの罪。

 別に何を織っても違法ではないんですけどね。展示とか出来ないだけで。木目込みのテディベアが展示前の審査を通るかどうか微妙なところ。もし通らないとしたら悲しすぎる。今後の進退を考えるきっかけになるかもしれない。

※展示→母の日用のショルダー痛バッグは、布製を選びました。展示した時の見た目はよくても、合皮はどうしても数年で劣化しますから。致し方なし。それにしても「ズック」が布を意味する言葉だなんて初めて知った次第。私はてっきりしゅぽっと履ける靴のことかと。

※これ買うたよ。色は黒。自分用のトートは文化祭に出す予定。ビニールが……と思って敬遠していた痛バッグ系ですが、この間のハーダンガーで目が覚めました。トートにも寸足らずの布を入れてみましたが、意外によかったです。何より普段使いが出来るのがいい。錦の宣伝にもなるし。