「日本」という国には差別が存在しないそうです 

 そこはとても美しい国だそう。どこにあるんでしょうね、そんな差別の存在しない美しい国日本。私も出来ればそこに引っ越して生涯のんびり穏やかに過ごしたい。美しい国で美しい錦を織り続けたい。ゴダイゴがかつて歌ったガンダーラみたいなところなんでしょう、きっと。

 そういえば、学生運動から共産主義に傾倒した知人のおばちゃんがかつていましたが、その人によると「北朝鮮の強制収容所の話は西側諸国が流したデマで、人権侵害など何一つ存在しない」とのこと。文字通り真顔で断言していましたよ。ネタではなくて。平成十年頃の話。同じ文脈でキューバも中国も人類の理想郷だと熱く語られて辟易。もともとネットで知り合った人だったし、一回友人と三人で一緒に動物園に行っただけ(謎)で絶縁して久しく、おそらくもう生きている間は関わることもないでしょうから、その点はいいんですけどね。

 右も左も曲がり過ぎたら壁にぶつかるんだわ。現実から乖離した妄想という壁に。物事はほどほどが一番。

 冷静かつつぶさに自分の置かれた状況を観察して文字通り過不足なく認識するためには、相応の努力が必要なわけです。柔軟性のない主義主張に陶酔して安易に自身の思考を放棄しないように、私も気を付けなければ。

※愛の国ガンダーラがインドにあるという歌詞は、悲しいことにガセでした。家出するならガンダーラと幼心に決めていたのに。昔は八戒といえば西田敏行派でしたが、大人になった今はとん平八戒も味があっていいなあと思えるようになりました。敏行八戒はいささか前に出すぎ。

※遅咲きのツツジ(アザレア?)も咲きました。毎年この子だけ遅い。染め分けっぽかったり、絞り咲きっぽかったり、個性的な咲き方をする株なので、挿して増やそうかなと思っています。