高いところが苦手な私は、椅子とか脚立に立つ時もプチ恐怖のズンドコ祭りを開催するタイプ。高層ビルの展望室など、どれだけ安全性が確保されていても「高いところはイヤなんじゃ!!」とソウルフルな叫びをあげざるをえないわけですが、世間を賑わせている処理水に関しても同じではないかと思う今日この頃。
私が高いところが怖いようと常日頃嘆いている高所恐怖症なら、処理水に頑として反対している人たちは、風評以外を恐れる福島近辺の皆さん、漁業関係者、政治的な意図がある人や陰謀論者をのぞけば、十中八九ラジオフォビア=放射線恐怖症。これはもう生存本能に直結した反応ですし、放射線と聞いただけで脊髄反射で怖いと思わざるを得ないでしょうから、どれだけ科学的な根拠を説明しても、克服するのは難しい。そもそもがカウンセリングの守備範囲。究極的には本人が克服する以外ない。そうすることが是か非かはさておき。高所恐怖症の場合は高いところに近づかなければそれで事足りますが、視認できませんからね、放射線は。しかも放射線測定の方法もきちんと学ばず、かつ精度のあやしいガイガーカウンターを買って、数値に振り回される人も少なくない模様。
まあ、誰が悪いかといえば、地震直後に米軍の原子力専門家の助言を聞かずに「廃炉にしないといけなくなるから、直接海水で冷やしたりホウ酸を投入したりはしない」と言い張ってテコでも動かなかった東電が一番悪いわけですが、IAEAが客観的にモニタリングしてくれている間は、こと処理水に関しては大丈夫なのではというのが私の認識。喫緊の課題は風評被害をどうするか。
※中国文化は好きですが、現中国政府は一切信用しておりません。
※Metal Parts Japanさんのクマとイルカのパーツが届きました。素晴らしいの一言。安っぽいそこらのレジンパーツとは一線を画しております。以前買った10枚5,000円の本金箔がまだ残っているから、皿を本金箔加工してもいいかもしれない。自分用にLINKに追加しておきます。
※ご自身が被爆されていたり、被爆経験のある親族が身内にいたりなど、いろいろなケースが想定できるでしょうから、ひとくくりにフォビアとしていいかどうかは要検討。