頭が頭痛で痛い

 なんでしょう、白鳥独演会の悪夢再びという気がして恐怖のズンドコ。SAKURASU内ですでにズキズキしていたんですよ。まだ引きずっています。悪化しないといいけど。

 鹿島特産品まつりの最終日ということで、今日はまず祐徳稲荷の無料駐車場の方に車を停めててくてく歩いて参集殿に。役員さんや当番の皆さんに挨拶をして買い物。アップルパイを買って福引券一枚、屋外ブースのとくながさんの佐賀牛コロッケを買って福引券三枚。隣のかまぼこ屋で2,400円以上買ってさらに――と意気込んだのに、くれんかったんよ、かまぼこ屋。去年も確か私にはくれなかった。直後の客には大盤振る舞いしていたのに。客を見るのかあの店は。もう多分二度と買わない。

 プリプリしながら参集殿内に戻ってくじ引きをしたところ、今年からタブレットをタップする仕様。二回ほどぽちょんぽちょんと指を落としたら見事に当たりが出てガランガランと鐘が鳴る。何度か経験はありますが、あれ結構恥ずかしいんよね。もし鹿島錦が出たとしたら申し訳ないなと思っていたら、饅頭屋さんの当たりでした。良かった。逆に。鹿島錦ではお腹は膨れませんもんね。

 ブース内では先日編んだロングスヌードをびよんびよん引っ張られて「メリヤス? ガーター?」とA先生に食いつかれるも、うまく説明は出来ず。でもY先生は「アフガン針のごたっと」だけでピンと来られていましたよ。

 途中、私も何度かしかお見掛けしたことがないIさんがお見えになって、A先生と話に花を咲かせてらっしゃる間においとまして、今度はララベルに。お金をおろして、軽食を買って、そこから春風亭小朝独演会のために一路SAKURASに。まあ普段からあのあたりには足繁く通っているし、別段真新しい要素はなかったのですが、客として入るのは初めて。でもチケットを持っている人は外で待たされて、持っていない人は会場内の温かいところに入れてもらえるというのが釈然としない。私はぴあ経由で買ったから手数料まで取られたというに。きー。

 待っている間、手編みの帽子をかぶっていらしたマダムに「あなたステキな装いされているわね。デザイナーさん?」と褒められたのでよし。すんません太良町民の介護事務です。本当すんません。でも竹崎ガニのことは御存じでしたよ。ちなみに何が評判よかったかというと、手編みの防寒グッズ。まあ段染め糸のおかげで、決して私の地力ではないんですけど。どうも手編みグッズを着けるとマダムキラーになれるっぽいよ。手編み大好きマダムに限りますが。

 入口近辺は屋外&日陰ということで、あまりにも寒かったため、10分早く入場させてもらいましたけど、買った席は一回の一番右端。かろうじて上下の時に師匠のお顔をまともに拝見できるかなという感じで、よよと泣き崩れた次第。あとね、後ろの女二人が、私の服の色の組み合わせになんかほざいてやがりました。詳細は聴き取れず。悪口だったら唇腐れろと祈った次第。

 肝心のネタですが、

  1. 扇の的
  2. 目薬
  3. 仲入り→篠笛演奏
  4. 浜野矩随

 扇の的を生で聴くのは初めてでしたが、こんな話だったっけという感じ。うろおぼえが過ぎます。多分ヤカンと混同しています、私。話があっち飛びこっち飛びして、中には「今時こんなネタ」というものも。最近世の中ルッキズムには厳しくなりつつあるんやで。あ、もしかしたら八艘跳びのイメージだったのかな。大谷翔平チラ出しバージョンでした。野球選手の名前はほとんど知らない私でも知っている時点で、大谷ってすごいよね。

 目薬は、扇の的の後お茶をずずずとすすられた後で。時間が半端に余ったんでしょうか。最初の予定通りなのかな。真相はやぶの中。

 仲入りの後はたいていイロモノさんが出ていらっしゃるわけですが、今回は小朝師匠自ら篠笛演奏。考えたら笛の名手の一朝師匠の弟弟子でしたね。日本の歌とスタンダードナンバーをフュージョンさせた三曲で、うち二曲はりんご追分&サマータイム、うさぎ&フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンだったと思うのですが、頭痛のせいで思い出せない。オーバー・ザ・レインボーと何だったかなあ。

 最後の演目は、職人噺の「浜野矩随」。私の中では五代目圓楽師匠のイメージが強いです。御母堂、他界するバージョンと命を取り留めるバージョンとあるのですが、今回は前者でした。良かった。死ななくて。

 私の脳のキャパシティを越える情報を一日で詰め込んだせいで痛みがひどいのかも。とりあえずしばらく肩をあずきパックで温めながら寝ます。しんどい。