引っ張り紙(仮)が届くまでは何も織れないので、踏み台昇降をしたり、片付けをしたり、オカリナを吹いたり。これも肩を痛める原因の一つかも。ACだと肩がうずいてくるので、軽いプラのSCで。
さて、世の人々を惑わしてやまないオカリナのピッチ問題ですよ。以前佐賀大学の学生さんが、「日本画をやっていると筆の形に添うように指が変形したりするのですが、鹿島錦でもそういうことはあるでしょうか」と大先生に質問されたことがありました。「だいたい鹿島錦を始めるのはある程度の年齢になってからで、自分の身体の方に道具を合わせる(削ったりとか)方が早いから、そうします」というのが、おそらく無難な回答。多分オカリナも似たようなもので、とにかくそれぞれの個体で正確な音を出せる息量や息圧が違うから、変に力んで練習するより、自分の息に合わせて楽器の方を削ったり埋めたりした方が早い。これは出荷前に調律する人が、自分の息で音を合わせるのが主な理由。他には吹くときの湿度などの環境の差や、孔を押さえる指の力の入れ具合とか。SC管なんて指に力を入れただけでピッチが上がるので説教必須。
知識や技術がある人であれば、音を殺さずにオカリナの方を調整すると思うのですが、楽器の中では安価とはいえ、やはりそこそこのお値段がしますからね。素人目線で考えれば怖いのも確か。私も、捨て孔や指孔を削る程度ならまだしも、歌口を加工する勇気はなし。全体的に音が高い場合は、一番下の音が出る孔、あるいはあれば捨て孔をちょっとマステで塞ぐとか、その程度でいいから気が楽。
やはり一番いいのは自分で作ることなんでしょう。ストレスフリーで吹けるようになるためには。
※セラリーナの型で作るには、6mmのたたらが必要とのこと。手持ちのは何ミリなのか測ってみないと。完成したらマーブリングやムーミンのデコパージュをして遊びたい。
※調律の練習のため、ミニセラリーナを購入。小さいのでそのまま音域を広げるのは至難の業。多分穴を広げることでイギリス式運指に出来るかな。アクリル絵の具でマーブリングとデコパージュも試してみるよ。ついでにマクラメでストラップを作る稽古も。普段とは違うやり方を試してみます。