昨晩数段織った後で、ストレッチをしたりスワイショウをしながら初視聴。PrimeVideoで現在100円レンタルの対象になっている、宇宙船内の描写がないバージョン。
一言で書けば――不思議な映画。何事にも外連味を求めがちなハリウッド映画というイメージを覆すように、とにかく静かに話が進みます。軍の静止を振り切って牧場内を疾走するなどもしますが、実際には途中の夫婦喧嘩が一番のアクションシーン。有名な車を一回転させるシーンなど、もろもろの演出がうまいなあと感心することしきり。
愛らしいお子バリー君が誘拐されるシーンは別として、話が淡々と進み過ぎてわかりやすいイベントが少なく、物語に引き込まれる要素もそれに比例してほとんどない。ただ、そのおかげで客観的な立場に置かれざるを得ない部外者として遭遇シーンを観察出来ると受け止めれば、演出の妙というところ。「宇宙人ときたらドンパチやー」派の人にはつまらないでしょうし、良い悪いという評価がしづらい映画ですが、私は好き。ただ……ニューヨーク東8番街の奇跡の方がより好み。でも後者は存外評価が低いんですよね。認知症の高齢者とか、発達障碍のキャラがメインキャストとして出てくるからかな、思い入れが強いのは。
※「これは動物虐待になるのでは?」と思わざるを得ないシーンもあって、そのあたりが気になったということもある。子どもの頃に観ていたらもっと違った感想になったかも。
※ドライビング・ミス・デイジー、久しぶりに観てみようかな。