朝から胸糞悪い

 ネットニュースで金メダルはむはむおじさんのところでの差別発言について知ってイライラ。なんでも昔の城をそっくりそのまま再現しようとしているらしいんだけど、それはそれでいいとして、エレベーターを設置してほしいという障碍者の男性に対して、会場から「我慢せい」という罵声が浴びせられたとか。論点はいくつかあるにしても

  • 我慢を覚える必要があるのはむしろお前
  • 税金を使うのであれば排除の論理を正当化するな。正当化したいのであれば私費でやれ
  • 必ずしもエレベーターである必要はないので、障碍者や高齢者をサポート出来る機器なりシステムなりについて、建設的な議論をしろ
  • ひたすらうざい

 ということでよいのではないかと。先の発言を平然とするような連中には、想像力のかけらもないなと心底思わざるを得ないのは、障碍というのは先天的なもののみに限らないという事実にまるで気づいていないこと。明日にでも事故や病気で障碍者手帳を申請する必要が出てくるかもしれないのに。そうなった時に「我慢しろ」と罵られればどういう気持ちになるか。むしろ「いえ私は今後すべてのことを我慢します」と我から言わなきゃ、自身の言葉に重みを与えられないはず。そもそも私的なこと以外では我慢をする必要が何一つないという状況に生まれてきたという自身の僥倖を錦の御旗にして、平然と他者を差別してんじゃない――というようなことを考えたわけです。

 その気がないのかあるいは脳機能の不備なのか、年齢だけを無駄に重ねて、その実未成熟な人間って、この社会には結構な数が存在するので、まだ積極的に社会の荒波に乗り出していない若人も気をつけるべし。世の中ぐちゃぐちゃやでー。

※杖や車いすを利用する人たちも階段を安全に登れるようなサポート機器を準備しますと、約束すればいいだけなのにと思う。とりあえず祐徳稲荷の外部エレベーターを見習え。例の金メダルはむはむおじさんに関しては、名古屋の親戚全員に「投票せんで」と頼みたい気分。