大正時代に流行ったんですよねえ

 しかも昭和まで続いたそうな。何がって、和製気功の「霊術」ですよ。手当術とか手掌療法などとも言われます――と、実際自分で見たかのように書いてみる。物の本によると大先生がまだ御幼少のみぎりに一大ムーブメントが起きたそうで、今でもそれらの残滓が某(自称)宗教とか某(他称)カルトとか某(自称)ヒーリング法の中に残っているそうな。昔々のことじゃった&そこそこ近代のことじゃった。当時のいわゆる霊術家の中で、今という時代に限定すれば、一番有名なのは臼井甕男かな。果たして中村天風まで霊術ブームに入れていいものか。なお最強のフォトジェニックは田中守平説を支持します。人体ラヂウム療法の松本道別とか自然運動法の松原皎月とかよみましたが本を読んでみると、ちょくちょく催眠療法と二足の草鞋を履いていたりします。というか、土台の部分は一緒なんでしょうね。

 そんなことを考えつつ、2009年に購入した(しつこい)ぷるぷる気功を試してみました。やることが似ているもんでよう。気功云々は脇に置いても、単純に筋肉を緩める運動としては効果的かもしれない。ゾンビ体操もやってみようかな。錦が織れるゾンビを人生の最終目標にするかもしれないし、しないかもしれない。とにかく肩の調子がよくなればなんでもいいんだわ。

※ネットから田中フォトジェニック守平の写真を拾うてきたで。