編み機に続いて、タティングレース(もどき)からも撤退確定。やっていると面白いし、本に掲載されている参考作品はすこぶる可憐で綺麗ではあるんですけど、あいにく時間を割く余裕がない。やはり今はタティングより鹿島錦と編物を優先したい。かぎ針編みに関しては、テキストを紐解かずともモチーフが編めるようになってきました。がんがん編みたいところですが、あくまでもストレッチ編みの補助なので、モチーフに関しては限られた種類を綺麗に正確に編めるようになれば御の字。おりがみ陶芸はちょっと特殊で焼成と乾燥以外はさほど時間を取らないため、鹿島錦、編物、マクラメの比率を、5:3:1にするのが理想。
え? 合計すると1足りない? 9にしかならない?
ヒントは昼寝。
冗談はさておき、絹糸やレース糸で繊細な作品を作るのには憧れますけれど、どうも鹿島錦と組み合わせる絵が浮かんでこない。マクラメとして考えると容易なんですけどね。例えばペンダント紐の飾りにタティングレースの手法で作ったモチーフを入れ込んで結ぶと、視点が分散しすぎてせっかくの錦の印象が薄れやしないかとか、そんなことを考えた次第。大先生によると「他の伝統工芸品と合わせたら錦とそれが喧嘩するのー。だから合わせない方がいいのー」とのことでしたし、私も同様の考え。過不足なく互いに補い合えるのは、組み紐くらいかも。漆とは相性がよさそうですが、やはり螺鈿や蒔絵になると話は変わってくる。漆黒の飾り気のない漆こそ鹿島錦を引き立てる。マクラメはもちろん続けますし、鹿島錦と合わせる必要がない場合には、せっかくなのでタティングレースの手法も一部取り入れたりはあるとしても、やはりある程度太い糸の方が結びやすい。今後も天然素材でという方向性に変わりはありませんから、金糸か刺繍糸、あるいはコットンのレース糸を、糸より機で好みの太さに撚って結ぶことに。糸より機も全然使いこなしている感じがしないので、週末にいろいろと練習を兼ねて実験。
念願の手編みのセーターは、後三枚ピケ編みのユニットを編めば、普通サイズのセーターであれば前身ごろ完成という段階。しかーし、私は小森のおばちゃまリスペクトの膝上セーターの製作をもくろんでいるので、後6枚は編みたいところ。今のところ一日一枚ペースなので、前身ごろ分の確保完了まで、一週間程度か。就学前の女児に「毛糸ばっかり―」と揶揄されて涙目になりながらも買い溜めたSeriaのオーロラウールをランダムに使っている関係で、南アメリカチックな呪いの配色になっていますが、今回は完成したら画像をアップ予定。観た人も編物熱に呪われるという寸法。いい加減同じ糸を編むのに飽きてきましたので、今年は多分もう買わない。
春から秋にかけて、鹿島錦を織る傍ら、ストレッチ編みのユニットとかぎ針編みのモチーフを編みまくって、家族三人路頭に迷うことになっても凍えず済むように、来年の冬に備えたいと思います。今年の冬は間に合わないので暖房器具のお世話になります。
※能登半島への介護従業者派遣の件で県から通達が来ていました。今うちもギリギリなので人的資源を提供できない。申し訳ないです。