およそ七年ぶりに

 ガーリーな配色で織っております。無茶をしていたぜ、あん時のわしゃあ。しかも七年経った今は50メンズやがなと独り言ちつつ。色替えをしている部分は、実は五色の糸を入れています。目視では三色くらいにしか見えないのが辛い。辛すぎてメンサ会員専用の掲示板に書き込んだりして自分を慰撫しております。驚くなかれ、十数年ぶりですよ、見ず知らずの人達が集う掲示板に書き込むなんて。怖い怖い怖い怖い。くわばらくわばら。

「掲示板ある所、常にバトルあり」というのがネットの常識だと思っていましたが、結構平和なようで安堵。早速フレンドリーな返信をいただけましたので、ウシオスの企画が進行するようせっせと活動してみます。

※ちょっとピンボケなのと、角度のせいで歪んで見えるのが気になります。戻らねえ戻りたくねえの直情的な流水なので、見た目が華やかになるようにと、生成り二列と五色をちょっとずつ入れた二列を交互に配置――したはずなんですけどね。なんかダサい。さっぱりした寒色か淡い色が好きなので、こういう配色は苦行でしかないですが、そもそも提出物用で、自分の物ではないので致し方なし。つまらないのでランダムに色の列を生成りにして、生成りの列を色にして、さらに色を替えながら織って8cmを目指します。気が乗らないので、多分一週間以上かかります。嗚呼。

※さあ皆月に500円払ってメンサ会員に登録して、プロジェクト・ウシオスのアイデアリストの底上げをするのです。今気づいたけど鹿島錦保存会と月会費の額一緒やね。

いいこと思いついた!!

 保存会内で物議をかもしそうですが、経紙の上の方に和紙を貼って継ぎ足して、地道に同じ割数になるようにカットして、結果的に延長するようにしてから台に立てれば、糸掛けしたまま経紙の最後まで織れ……る? かも? 試す価値はありそう。

 ところで、「何でこんな拾いづらいんだろう」とイライラしておりましたけど、目を拾う前に平の目で軽く押さえて経紙をこっちに寄せる作業を忘れとりました。恥ずい。そりゃ拾いづらいわな。平で下ろす人は関係ないんでしょうけど、綾で下ろす派の私は、忘れるともう拾いたくない沼に陥るしかない。

この動画を観ていて思ったんですが

 小さい毬の木目込みを半分に切って、メモスタンド用のパーツをぶっ挿せば、文化祭で幸せになれるかも。

※メンサ会員になったはいいものの、長年放置していたFANYのIDのプロフの編集でエラーの嵐。普段使いのFirefoxのせい? もう二十数年にわたるモジラーなので、変えたくないんだけど。ネスケ→Seamonkey→Firefoxという変遷ながら、途中でLunascapeやChromeに浮気しています。

拾えねえ

 もう半年以上自分で拾ってはいなかったせいで、ただでさえ下手だった目を拾う作業が、輪をかけて下手になっております。自分でも愕然としている次第。今織っているのは流水ですよ。織る時に何も考えずに済む図案界隈の横綱の。それにも関わらず、かーかーわーらーずー、逃げ出したくなるくらい進まない。

 先に掛けた糸はもう全部外しちゃったんですよね。早まらなければよかった。まあ、織り終わりに近づけば、押さえが甘くなる半面、拾うのは楽になるので、もう少し辛抱することにします。

※本金光の上だと、生成りと5番の承和色(そがいろ)の区別がほとんどつかないという事実発覚。淡い色糸の場合、厳密に色を調整したいなら、反射の分も考慮して、Y値を若干低くした色を択んだ方が無難かも。

糸掛け単色なら

 仕事をしながらでも、二日で十数センチ進むことが判明。ただし、編み物に逃避せず、かつ、失敗しても解かないという前提。普通の会員は、中糸の単色であれば、自分で拾っても5cm以上は織れるんですけどね。あいにく私は普通ではない方の会員なので織れねえんだわ。

 縮みは若干あるにしても、経紙が乱れてまではいないため、新しい模様を織る前に平織りを入れるかどうか思案中。桝ベースで織れば入れる必要はないかも。かえって貼り付けた時に表情が変わって面白いかもしれません。経紙は残り25cm弱ということで、提出物用に8cmずつ織ります。まずはシンプルな図案を写真の四色の糸で。生成りの呪いからは生涯逃れられないのかもしれない。

ちのっぷすさんのブログに詐欺サイト関連の話題。ちょうど私も注意喚起しようとしていたところでした。実は「佐賀錦 織り台」で検索をすると、以前メルカリで販売されていた実際の商品の写真と紹介文が転載された通販サイトが、複数、検索結果として表示されます。もちろん当該の商品は過去に購入できたものなのですけど、それらの通販サイトが、それを調達して転売しているというわけでは、決してありません。なぜ断言できるかというと、そのメルカリの商品を実際に買って保管しているのは、何を隠そうこの私だから。メルカリの販売済商品のページ以外で、この画像が使われている場合は、すべて詐欺だと判断して間違いないです。なんせ本物は我が家にあるもんでよう。ご注意めされ。通販で織り台を購入できるのは、現状越前屋さんのみ。鹿島錦の台の場合は、国道207号線のバイパス近くにある小池木工所さんに注文すれば作ってもらえます。ただしヘラとアグリはないでー。

一度アグリに巻いた糸、コーンにも紙にも戻したくない問題

 そゆこと。以上。

 あと二色使いきったら、これまでとは違う模様を拾って織ります。経紙の残りは30cm弱です。いよいよ帯のための織りの開始が近づいてきて、私的には恐怖のズンドコ。

※メンサ会員向けの限定公開動画のため、リンクは張れないし、詳細にも言及できませんが、「メンバーの年表」動画を視聴して、意外性に心揺さぶられました。もっと順調だと思っていたけど、結構な苦労人&落語好きやってんね、二人とも。それにしても天狗裁きかー。あいにく動画内で言及されていた米朝師匠の天狗裁きは見つからなかったので、6月に鹿島公演のチケット販売が解禁になる一之輔師匠で。

グッズ……グッズを……

 メンサ会員(註・メンバーのサポート会員)限定のストアでグッズを買ってみようかと思いましたが、四つある商品のうち、一つは売り切れ、一つは期間限定販売で注文不可。一体全体わしにどうせいと。

 今購入できるのは、勇者ウシオスの偽物バージョンのステッカーと、キャメルの革キーホルダー。送料がもったいないので、出来ればまとめて買いたいところ。もうちょっと待つか。あるいはルビーソード関係のものが何か入荷するかもしれない。

※「城夏子著 女性の手紙の書き方」という本に、六代目尾上菊五郎の最初の妻寺島家壽子から岡田八千代に当てた手紙が例文として収録されています。岡田八千代が送った佐賀錦の織り台の使い方わからんちんけん待っとるで的な内容。デジコレさんを調べた限りでは、昭和の小説の中にも時々佐賀錦を織る場面は時々出てくる模様。ただし「倦きた」とか「少し織って離れた」という後ろ向きな描写が目立って哀しい。

※最新手編機織物全集の広告ページで「手織機織物全集」という書籍があることを知りました。佐賀錦の織り方も解説してあるそうです。詳細は不明。だって古書すら出回っていないんだもの。とりあえずデジコレ入り待ち。

飽きちまってよう

 用事が増えて睡眠不足が続いているせいか、色替えに疲れ果てました。好きな色の組み合わせで織れないのも辛い。あと、さすがに無目的のまま同じ図案を織り続けるのに飽きました。帯を織る時は、予備の台にシンプルに織れる変わり経紙か何か立てておこう。時々逃避できるように。

ご利用者様から

 甘納豆を頂いたので、休憩がてら皆さんと麦茶をしばいておりましたら、LINEの通知音。Iさん情報によると、本日付で会員増えたみたいやでー( *´艸`) この少子化著しいご時世に、なんという僥倖か。

「基礎に一年、小物に三年、十年織って一人前、その後は一生勉強」

 私が入会した日に、当時御年102歳、文化祭ではサバを読んで本当はワタシ80歳と言い張っていた大先生から言われた言葉です。佐賀錦の初心者講習会@佐賀錦振興協議会さんが始まろうという時期に、鹿島錦を始めてくれてありがとう。是非十年は続けてくださいませ。

※文化祭で大先生のサバ読み事件を目撃した日に「なんぼなんでも20歳以上って」と半ばあきれておりましたが、私もおもちゃの缶詰プレゼント係に銀のエンゼルを送り付ける時だけ30歳サバを読んでいるので、指摘出来る立場ではなかった。

※2024年6月~9月の鹿島錦初心者教室の日程が無事確定。いずれも鹿島市エイブル3Fの生活工房室で9:30~15:30の間に開催されます。見学可やで。

  • 2024年6月6日
  • 2024年6月20日
  • 2024年7月4日
  • 2024年7月18日
  • 2024年8月1日
  • 2024年8月22日
  • 2024年9月10日(研究科との合同教室でイレギュラーながら火曜日開催)
  • 2024年9月19日

旅行してえ

 アイスランドで寒色系のオーロラを観るのが夢の一つ。オーロラオーロラ言うとりましたら、ちのっぷすさんがゲットしたての写真をアップしてくださいました( *´艸`) 旅行はいいですね。実は私も海外旅行は未経験。今は全国の工芸品を巡る旅に出たくて仕方ありません。日本だけでも見なきゃいけないところがしこたまあるんだわ。行ったことがない場所にどれだけステキスポットがあるだろう考えるとワクワクします。

 旅というと、「佐賀には何もないから行かない」という人もいるけど、何もないわけないじゃんねえ。そこここに名物や史跡、名産品がありますよ。茨城や群馬もしかり。「何もない」と言い張る人たちは、単に自分が何も見ようとしていないだけ。私は茨城にも群馬にも行く気満々やで。