田中邦衛も北の国からひーてんてんつーくりということで、蛍ですよ、蛍。例年なら子どもの日前後に一匹目が羽化するかしないかという程度なのに、今日はもう何十匹も飛んでいました。風情よいずこという印象。ちょっとずつ増えていくところがまたいいのによう。
毎年くらくらするほど甘い香りを近隣に漂わせるみかんの花も早く咲いたし、この調子で日を追うごとに暑くなるのだとしたら、夏が来るのが恐ろしい。
またもやネットがかまびすしい。うちの親は絶対買ってくれんかったで。初期のシンプルな携帯型のゲーム(ゲームウォッチとか)は買ってくれましたが、ちょっとお高めとなったカートリッジ式や据え置き型のファミコンの類は絶対禁止でした。祖母に頼めば買ってくれたとは思いますけれど、プッシュフォンにも対応できなかった明治生まれにゲームとは何かを説明するのが面倒でよう。
ごくごく普通の家庭環境で、お金が絶望的に無かったとかではないので、多分買い与える必要性を感じなかったんでしょう。フルートなどの楽器類や、本来は学校から借りて使うもののため、要不要で考えれば不要でしかないイーゼルやカルトンなどはすぐ買ってくれたし、本に関しては、電車の中で読む文庫本メインだったこともあり、どれだけ買っても文句は言われませんでした。もっとも、教育熱心でもなかったので、子育てに関しては、基本、本を与えて放置系。父からはよく図書館に置き去りにされてたわ。保育園の頃には、肩から水筒を下げたまま大人向けの書架を徘徊して、先日亡くなられた鈴木健二氏の気配りのススメとかを貪るように読んでいました。
ゲーム機を買ってあげないと周囲とのコミュニケーションが取れなくなるという意見もあるそうですが、思い返すと、確かに話は合わなかったです。もともとコミュ障ですしね。当時はゲームの話に一切ついていけなくて寂しい想いもしましたけど、今から考えたらゲームに時間を割かなくて良かったと心底思います。ゲームに費やす時間やお金が無駄かどうかは個々人によって当然違い、ゲームがなければ人生が充たされないという人もいるだろうし、ゲームあればこそ救われたという人も少なからず存在するわけで、存在意義がないとは決して言いませんけど、こと自分に限って言及すれば、ゲーム禁止の家庭で良かったかなあ。反動で将来ゲーム三昧の日々を送るようになるという意見に関しては、人によって違うとだけ。当然廃人クラスのゲーマーになる人も出るでしょうし、そのままやらずじまいで人生を終える人もいる。DSのカートリッジからデータを吸い出してスマホの中に放り込んで持ち歩いていることからもわかるように、私もまったくやらないわけではないにしても、優先順位は著しく低い。病院での待ち時間に暇つぶしがてら触るだけ。私の世代は、ゲームをやったり漫画を読むのにまったく抵抗がない人間が過半数を占めていますけど、私は断然錦を織る作業の方を有意義だと受け止めています。
買うのが正解というケースもあれば、買わないのが無難な場合もあって、一概には言えないのがもどかしい。人生における選択の何が良くて何がまずかったかなんて、当人が死ぬ瞬間にしかわかんないよね、きっと。
私はぶち切れる寸前ですよ。あれほど村岡屋の美味なるお菓子について投稿する際は「さが錦」と平仮名まじりで書けと言うたに。え、言うたに。
Xで「佐賀錦」で検索をすると、ずらっと「お菓子美味しかったー」とかいうのが流れてきて、私なんぞは読むだけで血糖値上がるわけよ。食いてえ。なんぼ村岡屋さんでは漢字の方でも商標登録済とはいえよう。食いてえ。いい加減にしてほしいです、本当。食いてえ。
※この間頂き物のいちご佐賀錦を食べましたが、美味しかったです。プリンパンパンプリンパンパンプリンパンパン坊ということで、菓子パンとプリンとチョコレートに育まれた私は昔から甘い物に目がなくて、小学生の時、近所の人からいただいたハワイ土産のマカダミアナッツチョコを、一人で一箱食べきって、親から( ゚Д゚)って顔をされたりしておりました。ちなみに幼児期の偏食はきな粉かけごはんでワイルドに乗り切ったらしいよ。
※出生時の体重は2,500gやったで。
スタンドタイプの鯉のぼりが可愛すぎてもうね。佐賀錦の方の作品を拝見していると「どこでこんな可愛い材料買うん?」と唸らせられる時がある。混沌に向かう世界をKAWAIIで埋め尽くせ。Youはcute。
※元ネタ
昼休みにささっと食事を済ませて、夕食用の肉じゃがを作って再度仕事に戻っております。自家製ヒノヒカリも研いで炊飯器の予約もしてきたし、朝の残りの味噌汁もあるから、後は漬物と青汁代わりの粉茶でおっけー。懸案だった冷蔵庫の中の古い人参を使い切ることが出来たので、個人的には大満足。気温が上がってくると、伝家の宝刀、とりあえず鍋物にして余った食材使い切り作戦が通用しなくなるのが辛いですな。ちなみに仕事っつっても祭日だから、どこからも電話ねえんだわ。ちまちまと被保険者証情報他の入力作業や、総合事業のCSVの取り込みなどをしております。
肩の痛みがだいぶ落ち着いたので再開した就寝前のストレッチも、ようやく効果が出てきたようでうれしい限り。昨日からかなり体が楽。撤収日に、下げ額作品を外すだけでは飽き足らず、全部自宅に持って帰って自分の物にしてしまおうかって気持ちになるくらいは楽。ただ、(多分)アルブミン値のせいでお腹はずっと下りっぱなしなので、もしかしたら6日は片付けが終わったら帰るかも。簡易な便潜血検査とはいえ、一応毎年職場健診は受けているし、血便が出ているということは一切ないので、多分大腸癌ではないと思います。持病のCKD由来でしょうね。
不調続きでストップしていた木目込みクマ量産計画も再始動。憑き物がとれたみたいな感じでがんがん織っております。この間まで編み物にかまけ過ぎていたなんて、自分でも信じられない。ただね、いちいち継ぎ足すのが面倒と、かなり長めに貼ったせいで、引っ張り紙を巻きとる時に若干片側にずれてしまいまして、そのせいで張力に左右差が生まれ、結果織りの上端が斜めになった状態。一回巻き取り直した方がいいのかなと思いつつ、思うだけでそのままにしております。幅いっぱいに経紙を立てているせいで如実にわかる。以前同じような状況になった時は、意図的に水平になるように押さえ方を調整したんですけど、そうすると台から外した時にその部分がいびつになるため、やらないほうがいいと気づきました。
小台で最大27.5cmまでは織れますけど、23cm幅くらいにしておくのが一番織りやすそう。次回からは一反を三分割して織れれば本望。なお「次回」は多分年末くらい。
本金の反射による眼精疲労で全然糸が見えず、背中も肩もバキバキになりながら、映画一本分の時間をノンストップで織りました。久しぶりに冷房の電源も入れたよ。
さて、一切の予備知識なしに観始めた「アステロイド・シティ」。まるでトイカメラで撮影したような色彩で気づきましたが、監督はウェス・アンダーソン。最高傑作という宣伝文句で紹介されていたりする割には、正直微妙。確実に見る側をふるいにかける作品ですね。作中劇ではなく幻想的な既成事実として終始描けばよかったのに。すべてを中途半端にしたのは何か意図があってのことなのか。素直に観られるグランド・ブダペスト・ホテルの方が100倍くらい面白い。オール・アバウト・マイ・マザーみたいに、二度目の視聴で演出上の意図のすべてを過不足なく理解できて号泣ってなことになったりすることを期待。まあ、多分ならないだろうなあ。
※多分こっちを観た方が時間の無駄にならないはず。
※今日の踏み台昇降のBGMは圓生落語でした。ひゃーくりょおほしいよーお。