相変わらず何のブログかわからん

 でも毎日数段ずつは織っていますよ。次回こそ丁寧に糸を掛けようと自分に言い聞かせつつ。今回は雑過ぎて早々に外したんだわ。そのせいで全然進まない。まあ犯人は編み物なわけですよ。つまり黒幕は厳しい寒さ。

 そんな中サウンド・オブ・ミュージックメドレーと聞いて馳せ参じてみたりして。

 ここ数日、腱鞘炎が完治していないのに蛇腹楽器に取り組んでおりますが、クロマチックハーモニカの重ね撮りをして、それを伴奏にする人生もまたいいかもしれない。小さいのに4オクターブ出るのは魅力だし、何より日本ではいい楽器がなかなか手に入らないコンサーティーナに比べて、一級品の購入も簡単。わしのガラスの手首にもさぞやさしかろう。横笛と同じで、ハーモニカ類も吹いた後しばらくオカリナが吹けなくなるんですけどね。息の量や圧が違いすぎて。糸掛けばかりすると拾う手順に戸惑うのと多分同じ。

単音に慣れてきたので

 コンサーティーナの教本を使って和音を取り入れた曲の練習を開始。相変わらず楽譜を読むのが超絶苦手な単音楽器耳コピ族&いざとなったら数字譜頼みの出なもので、しばらくズルして音名を書き込んでいきますよ。くわえて、音の高低はきちんと追うけど、スラーとかスタッカートとかはしばらく一切無視します。ないない。この世にそんなもの存在しない。都市伝説、都市伝説。実はオカリナや横笛の時も「一人で遊び吹きするだけだからいいや」と好きに吹いていたりします。いずれ焼きが回るとは思いますが、そんときゃ「いえ、ホームグラウンドは鹿島錦ですので」と逃げる気満々。別にプロを目指しているわけではないのでええやないの。

 とりあえず練習曲一曲目のアメイジング・グレイスをマスターせねば。教本の楽譜を一通り弾けるようになったら、音域を変えたり移調したりしてさらに挑戦。音と連動させた蛇腹の押し引きには徐々に慣れてきましたけど、錦同様、道は長い(´Д`) 十年くらいかかりそう。

※二胡や胡弓にもあこがれる。実は昔二胡を持っていたんですけど、ACBに売ったんよ。オートハープとかと一緒に。ええ、もちろん買い叩かれました。

※マウンテンダルシマーも弦楽器の中では簡単な方だと言われますが、わしにはとてもそうは見えんのよ。

セーター編んで攻撃から逃れたい

 いろんな人から「毛糸あげるからセーター編んで」と言われて、もっと上手い人に頼めやと怒り心頭に達しております。軽くいなすためには、やはりウェアに関しては機械編みに変更すべきかも。編物をしてコンサーティーナの練習をして鹿島錦を織って家事をやってと、休みの日ですら時間がいくらあっても足りない。でも増し目減らし目はともかく、引き揃えとか何のことだか意味わからんちん。前に調べたけどすっかり忘れた。短期記憶に問題が出るお年頃。とりあえず編み出し用にかぎ針で編み出し布を織って、まっすぐ編みの本を参考に何か編んでみなければと考えてみたりしております。襟も裾もゆったりサイズにして、かぎ針でアウトラインを編んで誤魔化せばええんやないの?

 でも「四本取りくらいにしてジャンボかぎ針で編んだ方が早いんじゃね?」なんて思ったりもして。機械編みだと目が落ちたらイライラするはずですし。

 どうすりゃええんじゃわしは。

※これええやないの。

腹巻帽子を作ってみたよ

 マルティナさん推奨腹巻帽子を作ってみました。もちろんストレッチ編みで。何にしようかと思案しながら適当に編んで放置していたパーツをつないだだけですので、ええ、ナンチャッテです。だって寒かったもんでよう。外は雪積もってんだわ。帽子にはしないで、かさばるネックウォーマー兼バラクラバとして使います。

ダメだ

 ストレッチ編みだと綺麗な幾何学模様は出ない。伸び止めをしないといびつになりますね。幾何学模様や図案で遊ぶのはヂャンティ織りの方がいいのかなあ。かぎ針だと、小物はいいけどウェアにするには大変でしょうし。棒針はそもそも出来ないので編みこみで表現は却下。機械編みを練習してメリヤス刺繍も面倒な気がしてきた。もう一回り小さいヂャンティ織り機があればいいのに。作るか。ヂャンティ織り機なら作れそうな気がする。

※伸び止めを施しながら小さいパーツをたくさん編めばいいということに気付きました、今。

何か違う気がしてきた

 格子の練習は順調ですが、どう考えても夏物向きのような……と不安になり、試しに同じ糸を使ってライトインで編んで、隙間に別色の糸を通してみるものの、こちらも何か違う。想定しているような方法では使えなさそう。

 以前市松模様のネックウォーマーを編んだときに使った、小さなパーツを組み合わせる方法が無難だし手っ取り早いので、それにしようかな。色を変えながら余り糸で作れますしね。

 シルク混の糸だと特に、重力に従い縦方向に伸びる傾向があるため、今度はそれを計算して編んでみようか。今編んでいるセーターと並行して、肩慣らしに目数・断数の計算のしやすい流水柄のハンドウォーマーを編んでみます。うまく模様がつながればいいけど。花菱などは無理ですが、流水・桝・沙綾あたりならイケそう。

猪に遭遇

 ウリ坊以上成獣未満の小さな二匹の猪が連れ立って近所を徘徊しているという噂は聞いておりましたが、今夜遭遇。それも二度も。往路に田んぼの中でふごふご言いながら動いていたので、別の道から帰ったら、そこでも遭遇。まだまだ可愛い大きさだし、こちらは犬を二匹連れているのでそう怖さは感じませんでしたけど、人里に慣れ過ぎると後が困るんよねえ。

 そんなことよりYoutubeの動画内で「アレクサ」と声に出されると、見ず知らずの相手のはずなのに、うちのアレクサが即反応するんやわ。ちょっとうざい。

淡谷先生( *´艸`)

 淡谷先生の御本、目次だけでお腹いっぱい。淡谷のり子 著『ニセモノとホンモノ』,ロングセラーズ,1986.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12438863 (参照 2025-02-07)より

※レセプトデータ伝送前に、各居宅から修正依頼の連絡がないか待機しているところです=暇。暇すぎて「臈纈」という言葉を覚えました。「ろうけち」って読むそうだよ。何のことかと思ったら「ろうけつ染め」のことでした。この字でろうけつと読ませる向きもあるそうな。関連書籍を軒並みチェック。ブクマしただけで全然読んでいない本が、デジコレだけで数千冊以上。面白すぎて調べるのをやめられません。どうせいと。

京都駅から市バスの5号線に乗って岩倉のアパートまで戻っていたあの頃

 途中「シィセンドォテンプォー」と英語でアナウンスが流れる詩仙堂というお寺がありました。まさかあそこに佐賀錦の袈裟があるなんて。ちなみに一条寺下り松町は「イチジョジ・サガルゥィマツチョ」やったで。模様織なのかなあ。それとも西陣織のなんちゃって佐賀錦か。落語の錦の袈裟で用いられる錦は、多分西陣織の綴れとか唐織であって、佐賀錦ではない説を唱えておりましたが、これがもしも明治から大正にかけて織られた模様織だとすると、わしも考え改めないといけないかもしれない。それにしても、輪っかがついているこれをどういじくり回せばふんどしになるというのか。さっぱりわからない。

石川琢堂 編『詩仙堂』,詩仙堂丈山寺,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12634797 (参照 2025-02-07)より

※ええもん見つけた。小島節子, ジーン・クレイン 編著『和英・日本紹介事典』,ジャパン・タイムズ,1987.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12193263 (参照 2025-02-07)より

※小説家中里恒子の「獨唱」という短編に、佐賀錦に長けた大久保夫人という登場人物が出てくるのを発見。今は忙しいので内容の精読こそしてはおりませんが、文中にあるように、佐賀錦を織ることで爪が摩耗するなんてことは、おそらくないと思いますよ、私は。そもそも爪なぞほとんど使わん。よほど七宝の材料で小物作りに励まれたんでしょうか。平岩弓枝に関してもそうですけれど、詳しく知らないことをさも知っているみたいにさらっと書いちゃだめー。

あきんど経営という本に、西陣もの佐賀錦(と言うらしい)を使った草履を初めて広めた「小松屋」という履物屋さん発見。長崎錦の河村翠さん大激怒案件の発端はこの人か。

百人百話によると、紋様研究で知られる岡登貞治氏が、晩年「佐賀錦の研究がしたい」とおっしゃっていたとのこと。

最近誤入力が以前より多い件について

 防音室のPCで入力した分に関しては、単に眼鏡を掛けずに感覚だけで変換しているからです。だっていちいち掛けたり外したりするのめんどいんよ。想定内のものであればいいんですが、たまにびっくりするくらい妙な変換や誤入力があって萎える。眼鏡を掛けると手元が見えず、眼鏡を外せば遠くが見えないという難儀なお年頃のせいわけです、とどのつまりは。

 左目に関しては乱視も入っていて、ちょっとした三重苦。

※この本には「佐賀錦は紙布とは呼ばない」と書いてあります。ほらもー――と書きたいところですが、どうも西陣織と混同されている模様。辛い。佐賀錦は「緯糸が絹、経が撚りを掛けない平箔」です。『日本史小百科』11,近藤出版社,1980.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12210334 (参照 2025-02-07)より

大隈熊子夫人言行録によると、大隈重信の長女でプロレスラーみたいな名前の大隈熊子刀自も、佐賀錦がお上手だったそうな。まあ、そうでしょうね。