小ネタ

 最近ではゲーム界隈で頻繁に使われているらしい、古代ゲルマン民族が使用したといわれるルーン文字。北欧神話の主神であるオーディンが、世界樹ユグドラシルに九昼夜逆さづりになってようやくその知識を得たという伝承もあります。北欧神話になじみがない人でも、水曜を英語にするとWednesdayになるのはご存じでしょう。Wednesdayの語源を直訳するとオーディンの日。研究科がある火曜はテュールの日。初心者教室のある木曜はトールの日。金曜日はフレイヤで、土曜日はサトゥルヌス。日月はそのまま太陽と月。トールは最近ではアベンジャーズの一員マイティ・ソーという形で知られていますね。そんなこんなで(雑)鹿島錦でルーンを表現できるのか挑戦。古代には文字自体に魔力があるとされたルーン文字を錦で再現してペンダントに仕立てれば、北欧神話好きの方たちからお守り系アクセとして重宝されそう。

 検討してみた結果――

 ということで再現できました(嘘。後付け)。

 苦しい。(꒪ཫ꒪; )ゲボッ まあ白漆に白糸&色糸で織ればはっきりすっきりしゃっきりするかも。斜めのラインのみで出来ている数文字はすぐ再現できるんですけど、縦のラインが入ると、隠し糸必須。

 織り手の人数の面でも、図案の斬新さの面でも、村岡屋のお菓子による援護射撃の面でも、佐賀錦の存在感が強すぎるので、鹿島錦も、伝統を損なわない程度に新機軸を目指さなければいけないと思いつつ。

※なんのこっちゃわからんという方はこちらをごろうじろ

※文字の読み方に関しては、今をさかのぼること35年前、マー・プレム・チンタノの時代で止まっておりますのでご容赦を。ルーンのアルファベットのことを今では仮名でフソルクと書くらしいですが、当時は「ファソルク」表記でしたね。あぐりとあばりみたいなもんか。