焼成準備

 信楽土を水に浸けるなら、焼成の準備もしないといけません。小さなオカリナを焼くだけなら、おりがみ陶芸で使う電気炉を移動しなくても、七宝炉で充分。もともとオカリナ焼成用に買ったものですし。でもいつか七宝も試してみたい。七宝用の低温透明釉を入れて綺麗なオカリナを焼いてみたい。思い返せば、初めて作った時は野焼き用の土をガスバーナーであぶるなど無茶なことをしていました。割れましたよ、当然。一番小さい七宝炉の限られた空間でどれだけ焼けるかは不明ですが、ソプラノC程度なら問題なく焼けるはず。頑張ればSFもいけるかも。出来ればコロコロした形のオカリナが欲しいんですよ。それも痛みの全然取れない肩に優しい縦吹きが理想。まずオーブントースタとかで陶土内の水分をしっかりと飛ばした後なら、温度が急激に上がる安い七宝炉に放り込んでも大丈夫でした。七輪陶芸の本に書いてあることを参考にした次第。

 陶芸の場合はサイズ調整が難しいにしても、歌口と本体を別々に作るという方法もありそう。適当なサイズで作ってコルクシートで調整すれば幸せになれるかもしれない。

 ところでこちらの動画を拝見した時は心底驚きました。天才の発想。つがみまどかさんのチャンネルより。リコーダーのように歌口部分を抜き差しできれば、ピッチ調整もきっと楽でしょうね。つがみさんは風花オカリナの製作者様とのことです。twitterでは電気炉の修理もご自身でなさっていらして尊敬しきり。

 同じつがみさんの動画。きちんと最後まで制作されるところが途中放棄マイスターの私とはえらい違い。後は貼り合わせて調整して焼くだけですものね。実は昔博多銘菓――大切な情報ですよこれ――ひよこ型のオカリナに挑戦したことがあるんですよ。形が定まらずに心が折れてやめました。今なら立体のモールドも増えているからいろいろ作れるかも。造形系作業はもともと苦手。

 明日はかかりつけ医の受診のために休みをもらっています。そのせいで鹿島錦教室には残念ながら行けませんが、帰宅したら放置していた陶芸ゾーンの片付けに着手。これまた不要品は処分の方向で。クラフトパンチなど、レクに使えそうなものはすべて職場に寄付します。正確に書けば押しつけ。大先生の写真をデコパージュしたハーフ写真ハーフ錦の土台にする鶴も作って焼きたいし。

 土日は陶芸ゾーンの片付けの続きと、古経紙の整理&引っ張り紙の貼り付け。数年は小台だけで織るでしょうから、糸掛け用の棒もカットしておこう。セルフポイント制を導入してから、いろんなことがはかどって楽しい。歌口作りはおそらく一生へたなままでしょうから、はるか昔にダウンロードしておいた徳島の方の動画を参考に作ります。

 徳島の方に関しては、すべての動画が削除されてしまいましたが、海外の人がトトロオカリナだけレスキューしていますよ。インターネットアーカイブでも見つけることは困難でした。

アウベルクラフトで昔扱っていた、オーブン粘土を使った手作りオカリナキットの道具は、大事に保管しております。上側にリコーダーのような真っ直ぐ系ウィンドウェイを作る仕様でしたね。以前はマデリーナキットも販売されていたのに、今はコーヒー焙煎キットだけになってしまって悲しい。

※クラフトテープで作る織り台用籠は、まず簡単なものを。織り台以外にも、へら入れとかも収納しなければいけないし。先日使った100均のエコバッグのサイズがぴったりでしたので、それを参考にして、蓋をカポっとかぶせられるようにします。