案の定

 届いた障子紙の一部を切り取って木工用ボンドを縫って貼り合わせたところ、一切貼り付きませんでした。さすがポリエステルパワー。まあでんぷんのりなら大丈夫なんでしょうけどね。別に注文しているカラー障子紙に期待。実は昔の佐賀錦の台って、引っ張り紙がやたらと薄いんですよ。え、これで大丈夫なの? と目が点になるくらいに。とりあえず一番引っ張り紙に負担がかかる平織りで古経紙を一枚織って、試してみなければ。ダメならまた別の方法を考えます。

 自作オカリナの件も、どうしたもんかと思案中。恥ずかしながら買った後一回も使っていないセラリーナの型を持っているので、それを使おうかなあ。いったんその型を使ってある程度のところまで作って、若干中を粘土で埋めて、指孔も開け直して。型作りでAC管になるようにサイズを作ってあるようですので、いくらか埋めたら基本の音が高くなるだろうし、孔の数を増やして音域を広く出来ないか挑戦したい――のはやまやまですけど、上達するまでは鹿島錦をベースにしないと大先生に怒られますから、しばらくは時間の節約と練習を兼ねてオーソドックスに作ろうかな。でもそうするのもまだまだだいぶ先の話でしょうね。道具の整理などの準備は始めておきますけれど、春の作品展までに作らないといけないものもあるし、本金も織っておかないと、提出物がなおざりになってしまう。

 なお、なぜ型作りにこだわるかというと、立体造形が苦手だから。オカリナ型はいくつか持っていますが、セラリーナ型が一番作りやすそう。

※むっちゃやりたい、何これ。素焼きにマーブリングかー。AC管のオカリナの場合、個体によっては、高い音を出すときにラビュームを胸に引きよせるようにしないといけないのですが、セラリーナの場合は普通に持つだけでその状態になるので、オカリナより扱いが易しいと言われています。指の位置も確認しやすい。運指自体は一般的なオカリナさんとまったく同じ。低いラが出ないだけなので、ZinのZiniとかピエタと同じ音域。

※下の方に粘土を加えて、ストラップホールを下側に付けたい。他の位置だと吹く時の邪魔になる。