エセルとアーネスト

 今は使う予定のない長いヘラやあぐりの整理をしてから、「エセルとアーネスト ふたりの物語」の続きを視聴。とにもかくにもエセルのうざさよ(´Д`)。普通のと書くと語弊があるため市井のと書いてしまいますが、一組の男女の出会いから結婚、出産、子育て、一粒胤のレイモンドの独立とそれぞれの死までを、淡々と、それでいてつぶさに描いているため、多分人によっては退屈で眠いと感じるかも。私の場合は、後半の中盤くらいまでは、先に書いたとおり「あーエセルがうざい」と斜に構えて観ていたのですけど、彼女が認知症になるあたりから自分の人生に置き換えて考えてしまい、胸が締め付けられました。私もレイモンド系の適度な親不孝をしておりましたもので。うちの親も、平均寿命まで生きるとしても、後十年くらいしか生きられないんだよなあ。まあ私が今年五十ですからね。致し方ないとはいえ。

 まあ、総じてよい映画でした。途中「エセルうぜー」と感じても、歯を食いしばって最後まで観ましょう。十中八九報われるはず。

※長いヘラとあぐりは先日調達したもの。小台どころか中台にすら長すぎるので、しばし封印。