資料が間違いまくり

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佐賀県政史 資料編 P123に記載されている昭和43年12月佐賀錦保存会設立は、当然鹿島錦の間違い。

古今色紙之譜 下 P30に記載されている「小城藩二代目の発明」もいかがなものか。ここでは紙と紙の織りが紹介されています。基礎織の二枚目までにやるやつ。平織りが自動的に元禄織(市松)に見えるとのこと。江戸末期の謡曲本に実際に使われたらしい織りが張り付けてありますが、うーん、どうだろう。

 うっかりタブを閉じてしまったのでどれかわからなくなりましたが、「鍋島段通(一名佐賀錦)」という甚だしく錯誤した表記にも遭遇。絨毯ですよ、緞通って。どこをどう間違えればそうなるんだ。

 時間がないのですべてに目を通すわけにはいかないのがなんとも。語句検索すると、吉川英治も「佐賀錦の紙入れから」という文章を作品の中に入れていたりして面白い。やはり紙入れ、煙草入れ、名刺入れの類になりますか。下田歌子も佐賀錦に言及してたで。

※佐賀錦ポリスとか言われそう。