プルオーバーが先に出来るかも

 苦手なものチャレンジ祭り第二弾として、長いこと放置していた機械編に挑戦。絵織亜も埃をかぶっておりますけど、まあ……拙いとはいえ錦で平織りと綾織りが出来る身ですので、織物は鹿島錦では必要のない整経以外は本腰を入れて勉強しなくてもという感じ。まずは部屋の隅から「かまってよう。かまってくれよう」と私の深層心理に訴えてくるいとぼうちえさんから対処。

 前回挫折した原因の一つが、安いアクリル糸を使って目が落ちてからみまくったということで、今回は最初から本番用のある程度のお値段のする純毛糸を出して挑戦。Youtubeにある構造が同じ姉妹機あみむめもの解説動画を参考にしながら、とりあえず何も考えずにメリヤス砂漠に乗り出したところ、無事帰還。砂漠どころかメリヤス界のオアシスやないかい。最初の方こそいろいろと不都合もありましたけど、まあレバーの位置をミスしていたりで、調べることなく自己解決。四回位おそるおそる試して外してを繰り返した後で一気に一玉分編んでみたら、あっという間に終了。60目90段を10分もかからず編めるという恐ろしさ。引き抜き編みでの伏せ止めをした後ストレッチ編みが出来るようになれば、わざわざゴム編しなくてもいいし、後は綺麗なとじはぎを覚えたら、直線編みのプルオーバーなど作れそう。だいたい私は五十がらみのメンズなんで過剰な模様編みなどの装飾は不要なんだわ。錦やマクラメを活かしたいわけ。うずもれさせたくないわけ。アラン模様には憧れますけど、片づける時場所取りそう。

 冬はある程度寒いと言っても九州住まいですので、そこまで深刻になる必要はないから、気楽に編もうそうしよう。