Youtubeがあれば一日過ごせるお年頃の私は、手が空きさえすれば延々動画を観ているのですけど、最近脊髄反射で不快になるのが、子どもだけ顔出しさせて親の側は一切顔を出さない系のチャンネル。今日はこういう失敗をした、昨日はこういうことで泣いたと、動画を公開した時点で発生する将来のリスクを考慮せず、かつ、被写体である子ども自身に選択権を与えていない、あるいは認知機能の未成熟さから選択すらできない状態で「ほら見てうちの子」とはっちゃけ続ける人達って、自分の行為が虐待に相当しているという事実を、果たして正確に認識できているのかと、お薦め動画にサムネが表示されるだけで不安がよぎります。
撮って編集するまではいいにしても、公開するかどうかは、子どもが大きくなって自分で択べるようになってから決めさせた方がいいんじゃあなかろうか。よほど生活に困窮している人は割り引いて考える必要があるでしょうが、生活には問題ないのにそれ以上のお金が欲しいとか、単に承認欲求を満たしたいとかいうのはもちろん言語道断という意見に一票。子どもの学費や習い事の費用の捻出なら――ううん、難しいところですが、いずれにしてもお子らの不利益にならないようにきちんと配慮した動画しか観る気はなし。
相も変わらず虐待に無関心な人が多いとつくづく思う。自民党も裏金の前に児童間虐待防止法をはよ作らんかい。