長崎の赤飯を初めて聴いてみた

 圓生師匠の長崎の赤飯を聴きました。「こわめし」と読むらしい。これは……今の時代には出来ない落語。昔はハンセン病のことを「天刑病」、つまり先祖の因果由来の天罰と表現していたのですが、長旅に際して身の安全を確保するために変装した女性を「あれは天刑病」と見下げる描写があるのが致命的。あかんよ、それは。差別よ。それとなんだろう、全体的に聴いていて心地の良い噺ではないですね。もっとも、今回聴いたのは前半部分だけ。後半部分はがらりと雰囲気が変わるらしいので、出来ればフルバージョンで聴きたいところ。今演じるなら天刑病のくだりを削るか置き換えるかする必要がありそう。

 花粉由来の鼻水と格闘しつつ、さらには落語を聴きながら織って、ようやく残り10cm程度になるまでこぎつけました。左の岸が不安定になりつつありますので手を施さねば。網代卍は、久しぶりに織る割には順調。まあ、噺の内容のせいで今日は全然楽しくなかったのですけど、なんとか搬入の日までに眼鏡ケースが作れる程度には織れそうだからいいか。グラデーション部分を活かして作るよ。もしもの場合は強制終了して間に合わせるかも。

 つくづく思うのですけど、気持ちよく編んだり織ったりするには、やはりある程度糸を掛けないと無理。他の趣味も楽しみたいし、錦にオールインして全段拾って織る派には一生なれない気がする。