こう眠くっちゃよう

 昨晩どうにも我慢できずに寝しなにバナナ他を食べてしまいましたので、ストレッチするにしても時間を空けた方がバナナさんへの義理も通せるし体にもよろしかろうと、スマホに手を伸ばし、Google Playでシンプルなゲームを探し、広告が煩わしくないようオフラインモードでも出来るものを見つけてインストール。その後スマホを機内モードに設定して、アレクサにアラームを指示して30分だけ楽しもう――と思ったのですけど、とある数字系パズルに熱中し、気づけば一時間半経過。必死で訴えるアレクサを金色夜叉ばりに袖にしてまでやる意味は果たしてあったのか。道理で眠いわけやわ。「返せ、私の時間」をと毒づきつつ、いきり立ちつつアプリをアンインストール。結局ストレッチをやる気力もなく、簡単にスワイショウをしてから床に就きました。嗚呼。不惑なんてもう十年以上前に過ぎたはずなんですけど、人生惑いっぱなし。

 実は昨日から夜の日課の中にアプリでの速読訓練を入れ込もうと思っていたんですよ。脳トレとして。インストールしたのはもう何年も前になる「瞬間速読」というやつ。最近更新されていないのがやや不安ながら、個人的にはこの手のアプリの中で一番お薦め。だって面倒くさい眼筋トレーニングとか一切入っていないんだもの。ただ読むだけなんだもの。いや、視力の維持のためにもやった方が絶対いいのはわかりますけど、面倒くさいもんでよう。無料な上に広告も出ないアプリの機能は単純で、ひたすら画面をテキストファイルが流れる仕様。速度やフォントサイズを調整して、江戸川乱歩や太宰治で速読の訓練が出来るのですが、実はこれまで横書きモードでやっていたせいで、始めた直後に眠くなって、よだかの星やセロ弾きのゴーシュなどの短い話でなければ最後までたどり着けずにいたのですよ。こういうの私には向いていないんだろうなと忸怩たる想いを抱きながら時々取り組んでいましたが、一昨日ふと縦書きモードで試してみたらあら不思議、さほど(ここ大事)眠くならない( ゚Д゚) イケるやんこれということで、昨日から本格的に取り組む予定だったのに。のにい。縦書きだと眠くならないのはやはり世代か。世代のせいか。

 ゲームはゲームで、頭も使うし感情も揺さぶられるしで、何もやらずに無為に過ごすよりははるかにいいとは思うんですけど、今の私には要らないかな。後回しにしても何の問題もない。他にやることが多すぎる。

 就寝前の日課に関しては

  1. 午後10時には寝室入りして落語の再生開始
  2. あずきのチカラなどで目元を温めつつ、中山式快癒器で背中ほぐし&ふくらはぎ小娘を膝小僧でマッサージ
  3. じっくりゆったりストレッチ
  4. 宇宙船動画を観てから眠気が出るまで速読訓練
  5. 就寝

という流れで。

 なぜ宇宙船動画を観るかというと、夢の中に宇宙船が出てきてほしいから。私の場合夢の中でSF映画に出てくるような宇宙船を見ると、自分が夢を見ていると自覚出来るんですよ。最初「えええ、すげええええ」と興奮するんですが、直後に「いや待て、こんなのあるわけねえ……あ、これ夢だ」となる。その後は夢の中で遊ぶ。そういうお年頃。

※瞬間速読iOS版はこちらAndroid版はこちら。ほんまええよ。任意のテキストファイルを読み込むことが出来ればさらにいいんですけどね。もしかしたら他にもいいアプリはあるかも。探すのも面倒くさいし、DSの速読ソフトから抽出したデータもあって、エミュレータアプリを使えばスマホですぐに起動できるので、買ってまではやらぬ主義。

市販の佐賀錦の帯=西陣織or博多織

――だと何度書けば( ゚Д゚) 書けばだとぅ。興奮して日本語があやしくなったやないの。手織りの本家佐賀錦や元祖鹿島錦の帯なんざ、織り手の作品展や伝統工芸展くらいでしかお目にはかかれませんよ。しかも激レア。織り手であってもごくごくたまにしか遭遇出来ない。着物のプロを自称する人ですら、実物を見たことがないってくらいですからね。なんなら都市伝説に近い。神様からの啓示みたいなもんです。目覚めよ人類。

 わしは佐賀錦ポリスになりつつあるのか、もしかして。

※お菓子のさが錦で容易に買収されるポリスです。

ああああもううううう

 納豆食べたい。三十代までは大嫌いだったのに今は食べたくて仕方ない。今から十四年近く前、ある日突然夜中にむくっと目を覚まして「納豆食べてみよう」と思い立ったのがなぜなのか、今でも不思議でたまらないわけですよ。おそらく体が納豆の栄養素を求めていたんでしょう。なんせ丑三刻に近かったもので、そろりそろりと家族に見つからないようキッチンまで下りて、冷蔵庫の中にあったおかめ納豆を何かに憑かれたような感じで取り出して、たれと辛子を混ぜた後、まず一粒口の中に放り込んではむはむ。意外に食べられることに気付き、数粒さらに様子見で食した後は一気にどかっと――

 ひところは発酵器と乾燥納豆菌で自作納豆作りにも精を出しておりました。面倒くさくなってやめたけど。買った方が早いし、企業努力には素人は勝てねえんだわ。

 実は冷蔵庫の中に入っていたパック状の食べ物を納豆だと思い込んでいたために、昨日は買わずじまいだったのですよ。今日昼に取り出して見たら絹越し豆腐でやんの。きー。

 

轗軻不遇よのう

「かんかふぐう」……すぐれた才能を持ちながら、世に受け入れられないこと。または、物事が思い通りにいかず、地位や境遇に恵まれないこと。

 四字熟語辞典オンラインより引用。単に使ってみたかっただけです。昔の人って、難しい漢字や言葉をいろいろご存じですよね。私の世代以下だと、漢検好きの人くらいしか知らないかも。それにつけても日本語の奥深さよ。

世界に一つだけのオリジナルグッズを作りませんか

 私の場合は「使い途が不明」という意味での一つだけですが、その気になればいろいろ作れると思いますよ。鹿島錦は陶器や磁器のように半永久的に残るものではないってことが不幸中の幸い。五千年後の未来人が私の作ったものを発掘するようなことがあれば、学会で大論争を巻き起こすはず。「手帳入れだ」「いやカード入れだ」「もしかしたらレシート保管用か」と。実際にその頃まで残るのは、多分金だけかなあ。他は塵芥になり果てることでしょう。

 いいの、使えるものに使えれば。いいのもう。ちなみにこの既製品のゴムバンド、手帳とかだけでなくアームバンドとしても使えるそうですよ。デザイン的にエルフごっこも出来そう。

※御朱印帳キットを買って作って、謝楽際に持って行って古今亭のサインを集めるのが私の目下の夢。

※人形の田辺さんからクマの土台を送っていただきました。祝。何個目だこれで。多分10個くらい買っています。「こいつまたクマwww」とか言われていると思いますが、気にしない方向で。なぜクマばかりを買うかというと、明確な理由があるんですよ。だってゴリラとモアイがカタログにねえもんでよう。江戸木目込み人形の会社は、競い合ってゴリラとモアイを作るべきだと思います。買う人はいるんですよ。特に私。私以外買う人がいなかったら、私を除くすべての人類が謝罪しますので是非。

セーター編んでる場合じゃねえ

 大切なことだからもう一度書きます。

 セーター編んでる場合じゃねえ。

 そういうわけでプルオーバーに取り組んでいるわけですよ。今極太のブルー系の糸で編んでいるので、終わったら並太の黒とこの間からの残り糸で二本取りにして、さらにその後はアルパカ合太の二本取りで合計3着編む予定。仕上げるたびに何かしら成長できるという点では、鹿島錦と一緒やね。皆さん四の五の言わずにとりあえず編みましょう。

 模様編みが出来ない? イロデアソベ。

 小さくしか編めない? タクサンアンデツナゲ。

 自分に言い訳する時間があるならせっせと編むべし。

※せっせと織れ禁止。

カオス

 かつて易聖と呼ばれた高島嘉右衛門が現行の高島易断とは一切関係がないというのは、斯界では有名な話。そもそも嘉右衛門が弟子と認めたのは小玉呑象一人と言われています。上坂冬子著 男装の麗人・川島芳子伝の中に小玉呑象の名があったり、似て非なる「児玉」呑象を名乗る人物とその門弟が北大路魯山人の元を訪れていたり(案の定「小玉」と間違えて高島の門弟と誤認)と、調べれば調べる程混沌として実に楽しい。嗚呼楽しい。

 巨人大隈公という本によると、小玉呑象が大隈重信のところへ年賀に訪れた時、「口、拳を容るゝ者は位宰相に達す」という人相学の話になって、大隈翁が自分の拳を口の中に入れてみせたという話もツボ。何しとん。拳を口の中に入れられたのは、日本では豊臣秀吉以来だそうですが、この部分は著者の私見かも。多分探せばそこそこいる。

マユハケオモトさん……

 育て方がさっぱりわからないまま水やりをしてきた、頂き物のマユハケオモトさん。何とか枯れずに毎年咲いてくれています。明日には完全に開花するかなあ。夏に直射日光に当てずにいたのは、どうも正解だったらしい。来年こそは鉢を変えよう。

やはり一段おきに掛けた方が合理的かも

 全段掛けてしまうと、早いのは早いんですけど、糸を通し損ねた目とかが出てくるため、一段おきに自分で拾いながら確認をすることにします。ただ今の織りを早く片付けないと先に進めねえんだわ。

 編物のしすぎで漫才系木目込みベア作成計画も頓挫しそう。土台ばかりが溜まっていく。