紙布、なのか

 東洋出版の「原色図解紙工芸技法大事 下巻」の中で、紙布の一種として鹿島錦が紹介されていました。んー、紙布でないとは言わないけど、どちらかというと貼り絵と刺しゅうの中間のような感じなんですよね。紙の上に糸を置いていくという作業を繰り返して完成するものであって、他の紙布でするように、撚って糸にするわけではないので。

 西陣織も、引き箔を使うものは緯糸が紙ということで、紙布に加えてもよさそうなものなのによう。

お茶引いた

 下河辺眼科、今日の午後は休診やないですの。せっかく出かけたのに無駄足でした。まあ、教室に所用で顔を出して総会の資料をもらえたからいいか。木曜日は、雪でなければ午前中に受診を済ませて、昼休みにまた教室に顔を出します。会費をさっさと払いたい。

水色鼠……なの……か

 今織っている網代卍の糸は、多分水色鼠。糸見本では84番かな。ちなみに鼠色のバリエーションは江戸時代に一気に増えたそうな。前にも何度か書いたはず。四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)といって、華美な色合いの着物を禁止するというお触れを幕府が出した時に、町民や商人が反発して、「いえこれ全部質素な色の筆頭である茶色と鼠色の仲間ですう」と、バリエーションを増やしまくったという話、個人的に大好き。お目こぼしがあったのは、取り締まるお上の側にも、情なり上役への反発なり、あるいは袖の下なりがあったからでしょう。

 それにしてもときがら茶ずるくない? あんさんは茶色を名乗っちゃいけねえと難癖付けたくなるくらいにはずるい。

反省をば致しました

 自律訓練法は58回終了しましたが、成功――この場合最後まで意識を保って自己暗示できることの意――する回数より寝てしまう回数の方が圧倒的に多いため、回数をカウントしたくなくなった次第。でもまあ、1,000回まで頑張るという目標はそのままに、地道に続けます。

 ハーモニカは、相変わらずDの音が一部出やがらないのがストレスになり、先ほどブチ切れました。「片づけてやるわ、こんなもん」とばかりに。壊しはせんよ。高かったから。せっかくアルト音域も買ったのによう。ようやく孔の位置にも慣れてきたのでもったいないかなという気がしないでもないですが、もう嫌。Dの音ばかり出やがらないのが本当嫌。

 ヴィオリラやライアー類も(調律が面倒なので)片づけて、今防音室内にある楽器は、壁に飾りっぱなしの横笛の類と、オカリナAC二管、それからコンサーティーナだけになりました。さっきコンサーティーナの練習をしてみたところ、結構イケそうだったので、一時はあきらめかけた今年の目標を復活。まず伴奏CD付のオカリナの楽譜を使って単音で練習し指と蛇腹使いを慣らし、その後オクターブ奏法→コードで伴奏しながらメロディを弾く練習→弾き語り・弾き歌いという風に進めてきましょうそうしましょう。「移調? そんなもん笛を持ち帰れば済むわい」と居直り、そういう咄嗟の判断とは無縁の人生を歩んできたので、そのあたりも勉強しないと。まあ誰かと一緒に練習することなんて生涯あり得ないのでいいんですけど。西洋音楽の楽譜が苦手で、つい耳コピと数字譜に逃げてしまうのも、頑張って卒業。

 編み物は、試しにネックウォーマー一体型のセーターを作ってみます。今ユニットの一枚目。鹿島錦は、鹿子に早々に飽きて網代卍を織り始めたところです。それにしてもいつ終わるんや今の銀。

 

 

SON鈴田キター

 人間国宝の鈴田先生を中心に、鹿島錦にもお詳しかったパパ鈴田、それから鈴田先生のご子息のSON鈴田と、鈴田一族は三代にわたって鍋島更紗を制作されておいで。先ほどご一家のしんがりを務めるSON鈴田の動画が明日への扉にアップロードされているのを発見。佐賀錦の源流である鹿島錦とともに、鹿島が誇る伝統的工芸品やでー。鍋島更紗の着物に鹿島錦の帯を締めたら、あなたはもう有無を言わさず名誉鹿島市民になれること請け合い。鹿島錦も若い人が始めてくれたので、いつか紹介してもらえることでしょう。30代までなら取材が来る模様だよ。

 明日への扉は、最近覗いていませんでしたが、ちのっぷすさんの別ブログで紹介されている職人さんが何人か扱われているんですよね、確か。

唇が痛い

 調子に乗ってハーモニカを吹いていたら唇が擦れてしまいました。辛い。大きい分移動の距離も大きいし。音は嫌いではないのですが、ちょっと考えないといけない。

 伏兵にしてやられてばかりの人生。今「パリの空の下」のメロディ部分を練習しているところです。メロディだけなら、オカリナや笛を使えば難なく吹けるんですが、馬鹿デカ鈍器型ハーモニカだと、いまだ孔の位置を感覚的につかめず、変な音が混ざります。

感謝の言葉を伝えたい

 毎月毎月ケアマネさんの計画通りにご利用&お風呂も積極的に入ってくださる方に、感謝感激雨あられ。計画外の緊急の利用や入浴拒否が一切ない方の場合、先月分のデータを丸ごとコピー→予定通りに実績入力ボタンをポチッで、あっという間にレセプト用のデータが出来上がるという寸法です。楽。

 ハグしたい気持ちでいっぱいですよ私は。

カルトナージュで練習しよう

 先日からチャレンジしては失敗している簡易織り台づくり、しばらくカルトナージュ作品を作って紙の扱いに慣れてから、簡易織り台を作る方向で調整。

 一応こんな感じで進めていたんですけど、材料がカルトンではなく工作紙だったため、二十枚くらい重ねないといけなくて、どうしても切込み部分がいびつになってしまい、無理やりねじ込んだら剥離して強度が弱まって補強がままならず、一時撤退する羽目に。

 まあ、ぼちぼち取り組みます。

 一方、重ね撮りして一人アンサンブルを楽しむ魂胆のSUZUKIのシングルハーモニカに関しては、ソプラノ(SS-37)は3オクターブ目のDが、アルト(AS-37)は2オクターブ目のDが、それぞれもんのすごく出づらい(◞‸◟) 吹き方によっては空気が通りすらしません。他の音は普通に響くのに、それぞれのDだけ、リスのように頬を膨らませてから空気の塊をそのまま押し出すみたいにしないと鳴らないため、呼吸でビブラートを掛けるのは無理。多分リードの素材と音の周波数の相性が悪いのでは――と思ったけど、レビューではBやCが出づらいというものも。個体差なのか。ネジを外して確認したけど、別にリードそのものの不具合はありませんでした。外したネジがなかなかはまらんで困ったよ。

ふと思った

 SUZUKIの例の鈍器型ハーモニカ、全部の音を吹いて出すという特性から、見た目や音の出る原理はハーモニカでありながら、その実サンポーニャではないかと思いいたりました。昨日練習してみたら、息が続かず結構苦しい。ど素人ながら、ゆったりしたフォスターの曲とかなら吹けなくはないにしても、こまめなブレス必須。結構息が要るよ。一般的なハーモニカなら吸う音の時に酸素を補充できるのかと、今更ながら納得した次第。

 横笛をほとんど吹かなくなって以来、肺活量が激減しております。鍛えねば。それにしても、和音が出したいとかほざきながら単音楽器にばかり手を出すのはいかがなものか。