余所の犬には敏感なのに、うちの犬には鈍感なおぐらさん。今日も二匹の犬をめがけてトテトテ駆け寄ってギリギリまで近づいて寝転がるという高尚な遊びに興じておいででした。
犬がいない時に撮影を試みるんですが、スマホの準備をしている間にすぐ寝転がりやがる。わしはすっくと立っている時の写真が欲しいんじゃ。
と、持て余した憤りを夕日に向かってぶつけたくなるお年頃。なんの話かって、「福祉」の語源の話ですよ。諸説あるうちの一つに、焦氏易林の履之項に書いてある文言が初出というものがあり、いまだに流布していて困惑。これは大漢和辞典(大修館)由来のミスなので、要訂正。前に何度も訴えておりますが、私が焦氏易林を読んで調べた限りでは履之項には書いてねえんだわ。実際に書いてあるのは泰之項。
履は六十四の易卦の一つ天沢履。泰は同じく地天泰。易林は易の六十四卦が別の卦に変化した場合についての解釈や受け止め方を解説した本なので、正確には地天泰が火天大有に変化する場合の解説、泰之大有の項目(生直地乳,上皇大喜;賜我福祉,受命無極。)がそれに該当します。
正直申しますと福祉の部分より「上皇大喜」が私のツボ。後鳥羽上皇がひゃっはー( *´艸`)と喜びの舞を踊っていそう。
毎日踏み台昇降しながら視聴を続けているPrime特典のまんが日本史は、ようやく室町幕府に突入やで。
スナメリという海棲哺乳類の存在を知ったのはしばらく前な上、生粋の太良町民でありながら海中鳥居なるものがあることすらわきまえない子ども時代を過ごしてきたわけですよ、私は。どんだけ無知やねんと説教されても仕方ない。まあ、鳥居に関しては、ちょうど建て替える時期――栄町区民ではないので正確な時期は不明――にこっちにいなかったという事情は斟酌してほしい。朽ちきった上塗料がはがれて古びた姿を遠目に見ることしかなく、しかも目が悪いので、てっきりビッグサイズの杭だと思いこんでおりました。嗚呼。
踊ると誰かが怪我をするという恐怖の鎌踊りを川原地区婦人会がやらなくなり廃れてしまった今、せめて大魚神社の伝承だけは伝わり続けてほしいわけですけど、由来があまりいい話じゃないんですよねえ。悪代官が村民から恨みを買って沖ノ島に放逐されたのを、スナメリさんが助けてあげるという。スナメリさん的には善行なんでしょうが、要らん事すんなとも思ってみたり。史実だとしたら村民が報復されていないといいけど。良い子のスナメリさんが島に取り残されて嘆く悪代官を見かねて「困ってる? もしかして今困ってるの?」と小首をかしげてキュートに訊いたに違いない。X情報によると大魚=巨大なブリ説もあるそうですが、町民権限で却下。ヴィジュアル的にどうよ。怖いわ。だいたい人を乗せられるくらいの恵体ブリが沿岸に近づいたら即座に投げ網の餌食になるわな。五十人前くらいの刺身と粗煮になって骨は棄てられてはいおしまいです。
なお、有明海の沖ノ島に関しては、子どもの頃に親の三夜待のイベントで上陸した経験があります。特例を除き何人たりとも入れない世界遺産の沖ノ島とは違うで。いたるところにやたらと小銭が落ちていましたけれど、「絶対拾ったらダメ」とあらかじめ釘を刺されていたので、参加したお子ら全員で「ぐぎぎぎぎ」と歯を食いしばった想い出。
鳥居を挟んで沖ノ島と対になる多良岳に登ったのは、五十年の人生で三回か四回。いずれも子どもの時なので、四十年ほど前ですね。
※海の向こうに就職をして、毎日スナメリ通勤してみたい。海のトリトンみたいに生きてみたい。
※なんだこれ可愛い。
かしまいろオンラインにしおりが三点追加されました。私の中だけで開催されている、ハトメをしてマクラメでバッグチャームにしたい選手権断トツ一位の素材です。今回追加されたのはがっつり和柄タイプですが、他にも猫や蝶やウサギがあるぜよ。
購入に関しては、遠方の方はオンライン推奨。鹿島駅や祐徳博物館や大正屋まで行ける人は、そこから買った方が早いです。
県外在住でどうしても織りたいという人は、各地の佐賀錦教室を探すんやで。
それぞれ三分割して編んでいる前身ごろと後ろ身頃のパーツの作り目は50目。両脇を122段、真ん中のパーツだけ142段編んで巻き綴じにして一体化。とどのつまりハイネック風のセーターを目指しております。
以前限定でストレッチ針の輪針が製作されたそうですけど、独学独習を是とするまつろわぬピケ編み民である私には無縁の話。多分普通のストレッチ針をカットしてヤスリを掛けてから孔を開ければ、後はマクラメの技法で伸縮自在の輪針が作れるはず。あふれる手作り感に寄る辺なさを噛みしめつつ、いずれは自己流輪針でトップダウンのセーターを編んでみたい。まあ大まかな手順は一本針やかぎ針によるトップダウンでの編み方を流用できるので、今の時点でもおそらく編めます。ピケ編みや昇龍のみのシンプルなものなら。でも、ボーダーならともかく、フランス国旗風のトリコロール仕様にしたいなら、今の作り方の方が遥かに簡単なんだわ。
最後のパーツは金曜には完成するかな。身ごろの準備が出来たら、脇から目を拾って袖を編んでから、せっせと最後のとじはぎ。今回同じ太さで違うメーカーの二種類四色の毛糸を組み合わせて編んでいますから、面白いデザインになりそう。面白すぎて着たまま外に出るのがはばかられる時は、「いえ最初からそのつもりですけど?」と言い張って部屋着にするよ(‘ω’)ノ
多分袖を編む前に文化祭に出すものをちょこちょこ作ることになると思います。それまで鹿島錦は保留。気分が乗らねえんだわ。