野生爆弾のくっきーとcyriakって、話合いそう。
投稿者: 錦さん
反省点
古い銀、拾って織る分にはさほどではないんですけど、糸を掛けると、その分負担が増えるからか、どんどん箔が剥離します。どうすんべ。それと、うーん、織れなくはないけど、出てくる模様が単純な分、粗が如実に見えて困惑。縮まないように心を砕いているのも今回は逆効果な気が。ちょっと縮めた方がやや綺麗に見えるかも。表情は面白いので、次に織る時は白漆ベースの糸にに淡い色で織りたい。木目込みには十中八九合わなさそう。これ以上剥離するようなら、ある程度織ったら新しい物に張り替えます。織る分には普通の桝がええ(´Д`)

※どうせ木目込みに使えないなら、色で遊ぼうと思って、パステル系の色糸投入。エンデ先生もびっくり、果てしなく色替えしづらい物語ということで、お手軽な単色ボーダーで。ただし今回はランダムではなく二模様ごとに替えていきます。ふと思ったんですが、鹿子市松って隠し糸必須? そうでもない?
糸掛け終了
あなたはお寺派? それとも神社派?
ごめんなさい昭和のラジオ体操の場所の話です。まだ生まれていませんでしたかそうですか。とどめを刺すな、老いにおびえる昭和生まれに。私はちなみに神社派でした。学校と同じ地区の友達は意外な伏兵「校庭派」だったらしいよ。なんで夏休みにまで学校に……とよくぼやいていたっけ。
夏休みと言えば、朝っぱらからたたき起こされていやいやラジオ体操に出て、帰ってきて食事を済ませた後は宿題もせんと本を読み、JAからまとめ買いしたみかんジュースを飲みつつウルトラマンと妖怪人間ベムとジェームス三木版西遊記の再放送を観て、昼には素麺を食べながら「あなたの知らない世界」で解説をしていた新倉イワオにくぎ付けになったりしていたもんです。夏の友やドリルは別として、私は宿題は出さない方が多かったなあ、そういえば。その経験がとあるboke投稿につながったりもしましたけれど、何しろ面倒くさくてもうね。現在の鹿島錦に対する取り組み方もほとんど変わらず、ここ数年は、織っても先生方に見せないことが圧倒的に多いです。コロナかれこれで開催率も参加率も以前に比べてダダ下がりという事情もありますが、織ったら早くいろいろ作りたいもんでよう。
戯言はさておき、神社つながりで祐徳稲荷神社の話題。しばらく前から奥の院で工事をしていた新しい施設が完成したとのことです。話によると休憩所? 的な? よくわかっとらん。鹿島錦保存会の会員(有志)もその施設内でオサレアイテムとして用いる布を寄贈済。各々長さ30cmの布、もしくはお揃いで織った大沙綾の布を奉納しています。もっとも私はその輪には入らず。だって布がなかったもんでよう。でも多分あったとしても恥ずかしくて出さなかったかも。皆さんがどういう布を出されたかは気になりますけどね。
仕事もあるし、何しろ布も出していないということで、17日に開催されるらしい内覧会には不参加。もしかしたらサガテレビとかNHK佐賀あたりから取材に見えるかもしれないので、それを心待ちにすることに。
オープン日その他の情報は、おそらく祐徳稲荷神社の公式サイトかインスタアカウントで案内があると思います。奥の院まで上るのは大変ですが、景色はいいでよ。足腰に自信のある方は、参拝の折に是非。
手まりいいよね
お若い在米日本人妻がよう
「アメリカではポピュラーなジュースなんです」って、パック入りのジュースを紹介してくれるもんでよう。多分悪意のかけらもない形で「日本から出たことない人は知らないだろうなあ」なんて考えているんでしょう。
そんな姿勢には脊髄反射で半畳を入れざるを得ないんですけど、私の世代は当然のように知ってんだわ。日本でも普通に売ってたんだわカプリソーネ。保冷保温の出来る飲み物といえば、落とすと中身ががしゃんと割れる古式ゆかしき魔法瓶の水筒くらいだった時代、CMを真似して凍らせて遠足に持ってくるお子が続出したんだわ。それにつけても脇を固めるゆーとぴあの懐かしさよ。メインの聖子ちゃんの整形箇所もまだ少(ぴー)。ドイツあたりの製品らしいので、ライセンス販売なんでしょう。
それはそうと、誤解と言えば佐賀錦。鹿島錦に関しては私の周囲の人はほとんど知らないのが悲しいですが、佐賀錦はかろうじて知られています。ただし、「暖色しかないとやろ」「ほとんど草履やろ」と、その内容はさんざん。
鹿島錦や佐賀錦に暖色系の織りしかないなんて何で思うんでしょう。しかも草履ばかりて。謎が過ぎる。そういう人たちに青い糸で織ったものを見せると驚かれるんですよ。意味わからん。「うまい棒にはコーンポタージュ味一種類しかない」と言い張るのと同じくらい無知なことなので、正座して強制玉ねぎみじん切の刑に処したくてたまらない。寛容ここに極まれり。二百年前なら問答無用で石抱ですよ。下の画像、左のチョンマゲは並木田仲で右の尻っぱしょりしているチョンマゲは柏丘の方です。真ん中は村岡屋のお菓子のさが錦を「佐賀錦」と誤表記したままXで呟いて私の日課である検索の邪魔をした人。下男とか書いてあるのは気のせい。目の錯覚に相違ない。

佐久間長敬 著『徳川政刑史料 拷問實記』,南北出版協会,1893. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2937127 (参照 2024-07-13)より引用
※残る糸掛けは四本です。ペースが遅いのは、マステに塗った木工用ボンドが落ち着くまでの間、編物などをしているせい。
※速聴速読を試してみたんですが、まあ、読書速度はすぐ上がり、高校時代とほぼ同じスピードに戻りました。一分に2,500字から3,000字ペース。理解力を落とさずにせめて10,000字まで持っていきたいけど、どうもこれくらいが頭打ちの気がする。絶対的に集中力が足りません。ヒモトレの公式スピンドルに期待。
十三年前を懐かしみつつ
鹿島錦でUSBメモリを作ってみたいお年頃
そういうこと。Craft Tamagoさんで見つけたよ。ドキがムネムネ、ワクもムネムネ。
購入予定ということで画像を拝借。皆で作ろう鹿島錦のUSBメモリ。実質MicroSDでしょうね。16GBあるので、ワードの書類程度なら入れ放題。転送速度や保障は不明。

皆糸掛けどうやってんの
一応基本的な手法は教わりましたが、すでに自己流の方法に記憶が浸食されております。あくまでも私の場合の手順を紹介。まず5mm角のヒノキの棒を、経紙の上下から挟んだ二枚の定規に固定。定規自体は書類用クリップで両端を留めています。ヒノキ棒にうっすら見えている透明な点は、ドットタイプのテープ糊。糸をごくごく軽く仮止めしつつ、洗濯ばさみがすぱこーんと飛んでしまうのを防ぐために使用。

面倒くさいのが嫌ということで四目から五目ずつ一度に拾う派。棒に糸を渡した後、軽く引いて弛みを取って、洗濯ばさみで止めて次の目を拾ってと言う感じで進めれば、途中で飽きても放置できるので便利。教室で教わった小技です。端まで目を拾って糸を結び終えた後は、1.5cm幅のマステの裏全体に木工用ボンドを塗って、糸を渡した棒の三面に貼り付けます。5mm角の棒ですので、端をぴったり合わせることが出来れば仕上がりが綺麗。見た目も華やかになるのでマステ最強。最初の仮止めに両面テープではなくドット糊を使うのは、糸の間隔や拾い間違いを修正しやすいのと、ドット以外の部分に木工用ボンドが程よく乗って、マステと棒の接着力がより強くなるから。
これまでは平の目を掛けて、織り出しを織って、その後綾の糸を掛けていましたが、今回は織り出しを織らずに直接平と綾の目を拾ってみました。拾った目には元筮竹の竹ひごを挿して確保。今までで一番効率的かもしれない。
やたらと分厚いヘラ問題その後
以前の記事で紹介したやたらと分厚いヘラ問題。戦前のもので、煤竹と思しき素材で出来ていて、先端はほどきベラのように丸く、しかも丸い穴が空いているという謎が過ぎるヘラのため、これ何、どう使うんと悩むばかりでしたが、今しがた、おそらく本来の使い方(の一つ)が判明。
これはあれだ。糸掛け用だ。分厚いおかげで拾わないといけない目ががっつり浮きます。拾いやすさに衝撃。多分浮き綾もいけます。なんなら3-3の綾を拾うのも楽かも。いちいちヘラを左手で手前に起こさなくても、自然に平の目が浮かんでくれる。なるほど、そういうことか。

もう一つ気づいた点。先端に穴が開いていると紹介していましたが、逆にも地味に開いとる。穴あきのヘラは、短くなった糸を通すのに使ったりしますが、佐賀錦用だから、もしかしたらこよりを通すための穴かな。
確証はないながら、削らずにそのままにしておいて良かったと痛感。意味があってのことやってんね。