内径40mmの巨大ミール皿が届きました

 天下のAmazonに注文したのに、届くまでえらい時間がかかるなあと訝しく思うばかりでしたが、どうも海外発送だったようで、相も変わらずチャイナフレグランスの漂う簡易包装で昨日届きました。中国からの荷物は毎回開封時にドキドキさせられます。良く書けば大陸的おおらかさ。悪く書けば以下自粛。

 商品自体は特に問題ないようでしたが、38mmのくるみボタンに合わせる場合、中糸二色でも下にサイズ調整のための紙を貼らないといけませんでした。貼らないと微妙に小さい。多分三色なら調整不要で綺麗に納まるはず。裏板は嵌めず、プレスはせずに、銅板感覚でシェルだけ包んでから接着剤で固着したのがこの写真。

 さらに亀(元ストラップ)とうさぎ(元ピンブローチ)のパーツを貼って完成。

 デザイン上の統一感のなさは見逃してください。なぜって、リユースなので。以前作ったブローチを落っことして壊してしまいまして。後生大事に保管して置いたものを、試しに貼り付けてみただけです。マクラメでコードを編んだらさらにカオスになること請け合い。作ってみて感じましたが、多分同じミール皿はもう買わないかなあ。今後も出来るだけ無駄な材料を買わない&錦を活かすデザインを心がけないと。

 文化祭までに自分用に別布でブローチを作ります。もちろんブローチとしては使いません。単純におペンペンの飾り。「イベント時には鹿島錦製品を身に着ける」という会の不文律がありますしね。最近肩こりが以前にもましてひどいため、六つ編みの練習がてら、ペンダント紐も土日に作り直す予定。

※カルトナージュ用の厚紙もいまだに届きません。もう100均で買ってこようかな。

※銀は織り心地がかたいよう。

※カメとウサギのペンダント、見れば見るほど謎テイストですね。我ながら変。

大先生はおっしゃいました

「楽しく織らないといい錦は織れないのー」と。今さらながらその言葉をかみしめております。四分の三糸掛けで基本の図案を織って、残りで自分の図案を織るのもいいかな。

 かみしめるといえば、りょうさんのちあきなおみのものまねですよ。あまりにも似すぎていて、リップシンクにしか見えない。何をどうすればここまで真似られるんだろう。九割八分くらいご本人に見えるのは私だけではないはず。

唐突に今後のことを語る秋

 物憂い季節ですね。まさにめらんこりっくおーたん。私もラファエロのシスティーナの聖母の足元左の天使ばりに頬杖をつきながら(嘘。ついていない)鹿島錦保存会を休会、もしくは退会することばかり考えています。今日明日の話ではないですよ。大先生がご存命の間はもちろんしません。悲しませたくないから。精神的な落ち込みは高齢者の認知機能を著しく低下させるのですよ。まあ、記念品の製作など、会のノルマをある程度達成した上でなければ、何をやろうと語ろうと、一片の説得力も生まれないでしょうから、目標として成人式用の記念品100個を納品した時点でという目安を設けてはいます。100個納品した時点で退会するという意味ではなく、最低100個納品してから身の振り方を考えるということで。なおこれまでのはノーカン。今度の納品分からカウントしていきます。

 最近糸を掛けてばかりなのには、実は三つの理由があります。一つ目は糸のゆとりの入れ方や押さえ方などの経験を効率よく積みたいから。二つ目は仕事その他の時間の捻出のため。三つめは、今は穏やかな気持ちでは目を拾えないので。とりあえず糸に依存してでも続けていけば、もしかしたら素直な気持ちで織れる日がくるかもしれないと、淡い希望も抱いています。

 今夜は織り出しの平織りを済ませてから、糸掛け用に目を拾い、その後兎と亀と両面くるみボタンをパーツにした新たなブローチを作る予定。

どなたかシャトー文雅のベーカリーには行かれましたか?

 実は昨夜犬の散歩中に友人から電話がありまして、普段メールでやり取りをしているので「何かあったん」とドキをムネムネさせながら出たところ、「明日休みになったけんが食事に行かんねー」とのことでした。町内在住ですけど、コロナ禍のため会うのは10ヵ月ぶり。せっかくだからと、この間開店したシャトー文雅のベーカリーカフェに行くことしたんですけど、到着したら満席で、すでに何組か待っている状況。友人は看護師だし、私は私で仕事柄感染できないしということで、そそくさとパンだけ買って帰る羽目になりました。

 代わりにどこか食べに行こうかという話になり、らびーずキッチンという洋食屋さんにてビーフシチューを食した次第。買い物を先に済ませることで、他のお客さんのランチタイムと時間をずらしました。シチュー単品ではなくサラダとスープとライスが付いてくるんですけど、かなり濃厚なので、一度パンにつけて食べてみたいかなあ。

 Youmeタウンの紀伊国屋にも寄りましたが、四冊買いたかった本が一冊しかなくて断念。こちらでしか売っていない本で、遠方の友人に送りたかったんですけどね。今度鹿島の積文館を覗いてみよう。

 帰宅後仮眠をとって、夕食を食べるためにのそのそ起きてキッチンに向かったら、知り合いから竹崎カニをいただいたとのことで、食卓にどでんと鎮座ましましておりました。早速ご相伴にあずかった次第。三人家族なので一人二匹ずつ。もったいないことにヤワラが一匹(´・ω・`)

※脱皮直後のカニは「ヤワラ」と言って、殻ごと食べられるため、旅館などでは天ぷらにされます。

思いついたので試作

 金具を調整することで二色三色も包めるのであれば、もしかしたら単色織同士なら裏も錦で包めるのでは? と思いついて、早速試作。多分これ一年目に織ったやつ。

 同じように昔織った平織りを……

 もっと苦労するのかと予想していましたが、普通に完成して拍子抜け。なお同心円上の筋は、金具由来です。下に何か貼ればおそらく隠せるのですが、そうすると今度はプレスしづらいと思うのでしません。これで器具の材質も、足を取った後の穴も気にしないで済む。やりたいことがだんだん形になってきました。

 「中糸の場合表裏とも一色で」と割り切った方が作りやすそうなので、今後はそうします。貼り付け金具ですぐどんなアクセにも流用出来て便利だから、量産しておきたい。特大のミール皿を大量に貴金属で作るより、貼り付け金具やバチカンをアートクレイシルバーやゴールドで作った方が、多分はるかに経済的。

サイドバーのリンク集に「茜さす」を追加しました

 先日検索をしていて――ええ私はそれこそ検索廃人――見つけた肥前浜の宿泊施設「茜さす」さん。郷土の特産品として、鹿島錦を展示してくださっているようです。ありがたや。

 それにしても、ゲストハウスが出来たり、いろんなお店が出来たり、浜はどんどん垢ぬけていきますね。

 近くには「移住体験施設」もあるそうで、こちらを活用すれば、中途半端な理想を抱いていきなりこちらに移住して失敗という、都会っ子にありがちな悲哀を目の当たりにして、よよと泣き崩れずに済みそう。でも我々太良町民がマンスリーマンション感覚で気軽に使うと怒られるのでしょう、きっと(◞‸◟)。

※いいこと思いついた! 銀粘土でミール皿風のものが作れるかも。自分用に、せめて一つは貴金属で作りたい。

かなうなら

 くるみボタンだけ作っていたい。何も考えなくて済むから。

※端切れで作るため、真ん中を取ったりはしませんよ。

※すっかりしっかりめっきりさっぱり作り方を忘れていて、えらい目に遭ったなんて内緒。上の画像はまだプレスする前です。裏板(っていうの?)を嵌めてプレスすると、生地が内側に引っ張られるため、シェルに手で貼っただけの状態よりもすっきりする印象。作り方にはコツがあるので、忘れないようにしなければ。プレス機がない場合、シェルと裏板(名称不明)は、違うサイズのものを使った方が嵌めやすいはず。錦の厚みの分を考慮して、2mmくらい小さいサイズの裏板を嵌めれば、中糸二色~三色でもいけるかも。もっとも試したことはないです。私の場合はプレス機でやるので、中糸二色以上はペンチで無理やりサイズの調整をします(´・ω・`)

※足ありと足なしどちらを選ぶか悩ましいところですけど、足ありを選んでプレス前に外すのが無難。後で足が要るようなら、丸カンを通せばいいだけの話ですからね。足ありのままでプレスして後から外すなんて、度し難い。

※そうか、直接ブローチ金具をつけるのではなく、平織りで別パーツを作って貼りつければいいんだ

まだだいぶ先の話

 いつか宝くじが当たったらとか、そういう次元の話なので、眉に唾をつけてどうぞ。なお宝くじはたまにしか買いません。しかもロト派です。

 そんなことはどうでもいい。器具問題危惧の件ですよ。←掛詞。

 ご存じの通り、鹿島錦は大名家の手すさびから生まれた伝統と品格を誇る織物。可能であれば器具もきちんとした物を使いたいということで、検索をして、良さそうなところを見つけました。

 ・造屋(いたるや)

 オーダーメイドのアクセサリーが注文できる工房のようです。本体を銀で作って金メッキが手頃でいいかなあ。手頃とはいえ、痩せても枯れても貴金属。それなりのお値段がするでしょうし、単品で買うより型作りをしてもらってまとめ買いしたいので、今のところ宝くじの当選待ちです。三ヵ月に一度とか思いついた時に買うので当たれー。夢見過ぎですかそうですか。

 端の処理がしやすいように、銅板ではなくくるみボタンを使って、内径40mmの深めのミール皿を作ってもらえば、贈答にも使えそう。問題は上等な器具に映える錦を織れるかどうかです。

 自分で作れるようになりたいんですけどね、本当は。いかんせん時間がない。とりあえず将来の自分用にリンクを追加しておきます。

 

ドキのムネムネが最高潮

 果たして今年も某マニアックコンクールの予選を無事に通過できるのでしょうか。

 心を落ち着かせんと、次に織る予定の図案と格闘。台に立てたのが古いマット系の銀ということもあり、糸下が多い目の方がいいんでない? という運びで、糸を掛けて花七宝を織ることにしたんですが、ちょっと面白みに欠ける。少し手を加えて、桝と補強のためのドットを入れ込んでみました。桝の部分だけ色を変えて、一部二色で織る予定。

 35割と中糸の組み合わせのため、結構紋様がつぶれるかもしれない。

 統一感を出すために、花の方にもドットを入れてみた。どっちがいいかなあ。七宝系は、絶対自分では拾いたくない。

 今回は織りませんけど、こういうのもありかも。隠し糸要る系?