ペンダント紐作り直し作戦

 どのみち文化祭用のペンダントヘッドにも簡単にマクラメでコードを作る予定ですので、ついでに普段使いのペンダントも調整してみます。紐が細いと肩こりがひどくなるため、重みがかかる部分の面積を確保する戦法。画像左側の、時代がかった天保通宝を首に当たる部分にもってきて、紐にかかる荷重を分散させれば、首もいくらか楽になることでしょう。

 右側は時々ペンダントと組み合わせて身に着けているブローチ。胡麻より小さい(一応)天然ダイヤモンドを抱えて燦然と輝くロジウムのブラドさん――かつて存在したPC版オンライン育成ゲームリヴリーアイランドの限定グッズのペンダントからカンをもぎ取ったもの――の裏側にはブローチ金具を接着しています。何年前に作ったのかも覚えていませんが、紐がぶらつくのを抑えるために使用。さすがに普段使いではないで。鹿島錦保存会のイベントに出る時は「自分で織った錦を使った装身具を身に着ける」という不文律がありますので、それ用。今日こさえたヘアゴムと同じサイズの包みボタンを、シンデレラフィットする純銀のリングパーツで囲んでいます。この銀のリングが何か一目でわかる人は、相当マニアックな人生を歩んでいるはず。昔流行った六芒星のアレ系グッズの後年の商品やで。ヒで始まってヤで終わって間にラとンが入るやつ。アルミと違って資源ごみに棄てられないのでリサイクル。多分今まで作られた鹿島錦のブローチの中では、ぶっちぎりで高いよ。材料代が。

ヘアゴム完成

 今日はペンダントとヘアゴム作り。「一応ヘアゴムですよ」と主張するために適当にゴムを括り付けております。毎回何かしらやらかしておりますが、トリコロールの方はシェルをペンチで広げすぎて、プレスしなくてもすぽっと嵌まってしまいました。悲しい。嵌まるのはいいんだけど外れることもままあるため、接着剤で固定。昔の織りだし銀だしいいやということで、ビジューパーツで遊んでいます。

 本金の方はもったいないからパーツは貼らず。ココ・シャネルの精神で。

※ビジューを貼る角度を90度間違えた(´・ω・`) もう乾いてしまったので、足を取ってから貼り付けタイプのゴムを接着して対応します。スイングするパーツの付いたヘアゴムがあれば面白いかなと思っただけで、実用性は一切考慮していないので悪しからず。

栄えよ推し活文化

 今以上に誰もがいろいろなものを推すようになったら、よりいっそう錦を封入できる商品も増えるに違いないと算段しております。ELECOMのiphone16ケースには無事錦が入る模様。しかーし、かなり厚みが出るという難点も。私の中でだけ展示専用に分類。そもそもiphoneユーザーじゃねえし。

 松喬師匠の算段の平兵衛は聴いたことないかも。

情報戦やわ

 武器になるのはネームバリュー。鹿島錦保存会はいつになったらネット対応するんやろ。それにしてもお召しになっているスーツの色合いが実に気品に充ちていらしてよろしおす。薄桜かな。目を拾うのに疲れてぶち切れて放り投げたあぐりをふすまにぶっ挿して弁償するまでが、鹿島錦や佐賀錦の手織り体験ですよ。

篠笛は遠音に聴けと申します

 By 鯉沼廣行。私の錦も是非遠目にご覧ください。小さいけど。顔を近づけたら毒針が飛ぶ仕掛けを施してみましたので、お目がつぶれますとあらかじめ釘を刺しておきます。

 釘どころか尖った部分が指に刺さったり、蝶番を逆に嵌めたり、なかなか布の位置が定まらなかったり、模様合わせを前後逆にしてしまったり、さらには曲面が災いして模様合わせ自体が無意味だったりしましたが、なんとか眼鏡ケースが二つ完成。わしはもう疲れた。

 いずれも単色織りですが、下はちょっと図案をいじったせいで織りが気に入らず、上は余り糸を使いきりたかっただけなので色が気に入らず。やはりパステルカラーよのう。

 作業自体はシンプルなのに、錦の厚みもあり、意外に作りづらかったので、せめて五つは作らないと仕上がりに満足できない気がします。インナーもいびつになってしまったため、ある程度貼ってから周囲をカットして、出来るだけ内側に布を入れないようにしないといけないかも。包みボタンと同じで。

※誰が使うねんとか言われそう。わしや。難癖付ける人に言わしてくれ。セーター編みてえ。

※お薬手帳ケースはパスカラさんやで。最後に作るで。

台にもいろいろありましてー

 いろんな台がありましてーと歌いだしたくなるような案件に遭遇。珍しいことにヤフオクに佐賀錦用織り台が二台出ているんですよ。どちらも古いもので、道具もさほど付属していませんが、まあ、織れなくはないかな。現在価格500円の方は錦繍会の図案がついています。見た感じカルコ止めのような。一方3,000円の方は井上佐賀錦のもの。こちらは固定する部分を金属板で補強してありますので、安心して織れる模様。しかも絹糸12枚付き。出品者は北海道の方らしい。九州までだと配送料が高くなりそう。付属の35割の本金の経紙だけ欲しい(*´з`) 

 どちらかというと、叩き売りされている七宝用材料の方に興味があります。買いませんけどね。

※経紙も絹糸も500円の方の付属品でした。記憶よ……。

 

布にもいろいろありましてー

 いろんな布がありましてーと懐かしのママポット的な歌を口ずさみたいのはやまやまながら、織り始めの頃の下手くそな端切ればかりが残っているのを前にして途方に暮れるばかりです。でもまあ、この布はこれに使ってと一応は仕分けが出来ましたので、後は文化祭を目指して作るだけ。

 下げ額、掛軸、バッグ、刀袋など、大物を出す人が多い中、私は生涯小物担当で行こうと開き直った次第。大荷物持って移動したくねえんだわ。

※ごく一部の人と連絡を取り合うのに使っているキャリアメールを久しぶりに確認したら、Pontaポイントの有効期限が迫っているという連絡が届いておりました。通販ラブな人間ですが、決済関係にauは使っていない関係で、616ポイントという半端な数字。買いたい物も現状ないしと、キボウノカケハシから500ポイントと100ポイントをそれぞれ別の機関に寄付。残った16ポイントはまあ仕方ないか。近くにローソンもないんよねえ。昔博多のローソンで買ったお弁当の俵おにぎりの中にプラ破片が入っていた件を、私は生涯許しませんよ。

ふと思いついた2024

 錦でスマホケースを作る場合、たいていの人は手帳型を作ると思いますが、手帳型ケースは着信への対応に一手間余計にかかるために好きではないから、買いも使いもしません。したがって作る気も皆無。そもそも私の技術ではおそらく綺麗には作れん。かといってピタッと嵌まる樹脂のケースの外側に錦を綺麗に貼るのは至難の業だし、ステッカー類のように内側に貼るには、鹿島錦は厚みがあり過ぎる。

 そんなことをつらつら考えていて思いついたんですが、別に丸ごと被せてケースを作らなくても、そこそこのサイズのカード用ポケットを作ってハードカバーに貼り付けるだけでも、結構見栄えがするんじゃない?

 思いついたらレッツらゴーといきたいところですが、今夜はガラスペンへの封入などをする予定なので、またいつか時間がある時に。今日出来ることを明日に伸ばすなという言葉もありますけど、無理なもんは無理。以上。

※その後「アクスタが入るスマホケース」なるものを発見。おおおお、これなら錦を入れられる。でも悲しいかな私はiphoneユーザーではないんだわ。一応画像にamazonの商品ページへのリンクを張っておきます。佐賀錦はんでもええ。買いなはれ。作んなはれ。一般大衆に見せびらかしなはれ。

※紹介した手前、入るかどうかを確認しないといけないかもと思って、一個買ってみた。責任感溢れるお年頃なもんでよう。展示に使うだけならケースだけでもよろしかろう。展示用模型が出たら買うか――と思ったらあった、すでに。合計4,000円近く(ひいいい)になったんで、今回はケースだけということで。

今夜の予定

 昨晩ごろ寝リセットを久しぶりに試してみたら結構良かった。あずきのチカラで目元を温めながらやるとなお良し。事前に軽くストレッチをしてから取り組むことにします。

 あみもねっとで買ったプルシアンブルーの極太毛糸でプルオーバーを編みたいという気持ちをぐっとこらえて、鹿島錦を二段織った後、文化祭の準備もしないと。相も変わらず小物祭り。出品点数で好印象を稼ぎますよ、私は。

  1. くるみボタンのヘアゴム×2
  2. USBメモリ×2
  3. ガラスペン×2
  4. ペンダント×2
  5. 保険証入れ×1
  6. カードケース×2
  7. メガネケース×2

――を出品する予定。小さい or 細いものが多いため、面積はさほど取りません。手軽に作れるものからさっさと片付けます。17日に文化祭の制作体験用の布を持っていかないといけないのですけど、さすがにそれには間に合わないかなあ。一週間しかないもんね。しかも稲刈りもしないといけない。間に合わなければ22日に持っていくことにします。

 とりあえず゛今夜から制作開始の巻。

セーターでけたで

 袖が若干短いのですが、錦を織るときなどに着れば作業効率は高まりそう。今回もピケ編み一辺倒。伸び止めも入れていません。だいたいお尻まで隠れる丈になりました。

 ゆったりサイズにしたかったのでゲージなんて取ってねえんだわ。すべてにおいて適当なんだわ。それが51歳メンズ編物の真骨頂。なお前と後ろで色を替えてどちらも楽しめるようにしてみた次第。つくづく綺麗に撮影できるトルソと大き目の撮影ブースが欲しいと思います。ついでにファウンのトルソも欲しい。

 次に編む時はタートルネック風に襟をより長めにします。ストレッチ編みの特性で体のラインに沿ってくれますので、増し目は一切なし。長方形のパーツを6枚と袖をせっせととじはぎしただけ。作り目は全部50目。糸の太さはなんだろう。調べないとわからん。袖の手首部分だけ半分に減らし目をして20段編んでいますが、小さい針に持ち替えてもいいらしいよ。私の場合は作り目と伏せ止めの手前だけA針、他はE針にして、特に編み始めがでろーんとならないようにしています。

 ど素人が適当に作っただけだから難癖禁止。普段着ならイケそう。糸はあみもネットのプレミアムウールシルクと毛糸ピエロの段染め糸。どちらも化繊は入っていないはずです。静電気対策を兼ねているもんでよう。(※後日調べてみたら天然素材かどうかより素材同士の相性で帯電性が決まるらしい)腰周りが広がりすぎて気になる人は、サッシュベルトなんかで締めた方がすっきりすると思ってみたり思わなかったり。私はヒモトレ用のスピンドルを何食わぬ顔で巻く予定。腰痛対策を兼ねて。

 こんな感じにシンプルに編んだだけだよ。前後で同じものを編みますので、身ごろパーツが6枚、袖パーツが4枚。袖の手首部分の段数を間違えていることに今気づきました。25目に減らし目して20段です。私には袖がちょっと短いので同じ太さの糸で次に編む時はトータル70段くらいにします。

 面倒くさいから私はやらないけど、昇竜(のぼりりゅう)の編み方はこんな感じ。ピケ編みの方が断然早いです。鹿島錦で例えるなら、花菱と流水くらい違う。もっと複雑な編み方はいろいろあるそうですが、私のように50を過ぎたメンズが鹿島錦を織りながら独学でやるのであれば、基礎の基礎であるピケ編みで充分な気がします。棒針的に表現するなら「何? メリヤスしか編めないだとぅ? 四の五の言わずに糸色で遊べ」の精神で。