いっぱい布を無駄にしました。きゅう。手順自体は確定していて、完成度を高めたいんだけどなかなかうまくいかない。織りを失敗した布なら手元にいっぱいあるので、試作し放題なのがせめてもの救い。
まあ、次につながればいいかの精神でやります。とりあえずボールペン四本を来月中旬までに持って行ければ大丈夫なので、気長に取り組もう。
そんなことより、完成品はパッケージングされた状態の物しか見たことがないので、布端の処理の正解がわからない。検品ではねられないといいけど。
どこや。リングどこ行った。
ボールペンに錦を封入する練習をしようと、昔Seriaで買ったペン軸二本を開封したはいいものの、ためつすがめつしている間に
二 本 と も パ ー ツ の リ ン グ を 紛 失
してしまいました。まるで最初から付属していなかったかのように。
だいたい目が悪いから何か落っことしてしまうと裸眼で探すのは無理ゲー。眼鏡を掛けても難しいということで、大人に残された最終手段「買った方が早い作戦」発動。
多分今後も似たようなことを繰り返すだろうと考え、九個ほど注文した次第。ブルーが好きだからブルーの替え芯も頼んでみたよ。
※フルートやピッコロという楽器の構造を考えると、この場所でラデツキー竜巻が発生してもおかしくないと思う。
一番の違いは傾きかなあ。鹿島錦の台は傾斜が結構ついています。目視ではっきり差異が判るくらいだから、佐賀錦の台の比ではない。その関係で起し板の加工の仕方も全然違う。まあ私が持っている佐賀錦用の台がどちらで作成されたものかは存じませんので、地域差があるかどうかは不明です。前後を間違えるとパッタンパッタン倒れて織りづらいのは鹿島錦の起し板の特徴かも。無言で織っている途中に結構な音を立てて「ぱたーん」とやらかすと、すかさず「よか目覚まし」とツッコミが入るのも鹿島錦保存会のお約束。そういえば最近は聴かなくなったかも。
ちなみに、佐賀錦振興協議会さんなんかは「こんなもん要らねえ( ゚Д゚)」とばかりに、起し板を使わず織られるケースが多いみたい。村岡屋さんの協力を得て、銘菓さが錦を商品に、旧福田家主催正座したまま窓の外めがけて起し板放り投げ選手権でも開催なさったんでしょうか。投げたはいいけどどれが誰の起し板かわからなくなって結局使わなくなった――そんなトリビアがあるかどうかは不明。形状からしてブーメランみたいに戻ってはこんのよ。本当悲しみのズンドコ。かなうなら、技法や細かい材料・道具の変遷の歴史も一度調べてみたいかも。
他の目立った相違点は、引っ張り紙の固定方法。遥か昔は大工さんが使っていたカルコを使うのが主流だった佐賀錦、かなり前から木製の歯止めへと進化しています。鹿島錦保存会の場合はねじ釘。したがって差し込む孔も釘サイズ。見た目がアレなので、私は頭の部分にラインストーンを貼って使っています。昔のカルコ止めの台を現在も使ってらっしゃる方は、円形に穴を開けたアルミ板などを使って補強されたりするらしい。
綜絖に関しても、糸綜絖以外に東京の毛利器とか複数あります。毛利器は今でも使われているのかな。
※鹿島錦の台に関しては、小・中・大を入手済。鹿島錦の小台は27.5cmまで織れますが、佐賀錦的には中台らしい。もっと小さな台があるんですよ。あれ欲しいー。旅先に持っていきたいー。
JR九州ウォーキング、遅ればせながら日程を確認してみたところ、相変わらず長崎方面が少ない。何? 何の嫌がらせ? しかも10/19は落語会なので諫早は歩け――なくはないか。早めに出て早めにゴールすればと、取らぬ狸の何とやらで思案する傍らで、「そこまでしか歩きたくはねえだろう」と、私の中の小悪魔agehaがささやいてくる。まあ、歩き疲れて落語会の途中で寝ちゃったら大変ということで、19日は落語優先。
10/4の多良はその気になれば歩けるでしょうけど、錦を織るのを優先させるかもしれないので、参加は微妙。だって今回七浦駅がゴールですよ。国道沿いを延々歩かせられそうで恐怖のズンドコ。それにスタート地点で受付後にやたらとパンフを持たせてくるに決まっています、我が太良町は。あれ本当困る。歩く時邪魔。断固拒否したい。そもそもわしは町民じゃ。要らん、パンフは。
※小城や武雄はフリーコースになっているんですね。なんぞ。久しぶりに小城入りして滝まで歩いてみたいなあ。
※何度も書いてきましたが「太良」は町名。「多良」は地区名。山は多良岳。神社は太良嶽。駅は多良駅。高校は太良高校。間違えんように。
※佐賀錦をアメリカで広められた唐木さんがお亡くなりに。お嬢さんは浪曲師なのだそうです。ご冥福をお祈り申し上げます。