唐突に今後のことを語る秋

 物憂い季節ですね。まさにめらんこりっくおーたん。私もラファエロのシスティーナの聖母の足元左の天使ばりに頬杖をつきながら(嘘。ついていない)鹿島錦保存会を休会、もしくは退会することばかり考えています。今日明日の話ではないですよ。大先生がご存命の間はもちろんしません。悲しませたくないから。精神的な落ち込みは高齢者の認知機能を著しく低下させるのですよ。まあ、記念品の製作など、会のノルマをある程度達成した上でなければ、何をやろうと語ろうと、一片の説得力も生まれないでしょうから、目標として成人式用の記念品100個を納品した時点でという目安を設けてはいます。100個納品した時点で退会するという意味ではなく、最低100個納品してから身の振り方を考えるということで。なおこれまでのはノーカン。今度の納品分からカウントしていきます。

 最近糸を掛けてばかりなのには、実は三つの理由があります。一つ目は糸のゆとりの入れ方や押さえ方などの経験を効率よく積みたいから。二つ目は仕事その他の時間の捻出のため。三つめは、今は穏やかな気持ちでは目を拾えないので。とりあえず糸に依存してでも続けていけば、もしかしたら素直な気持ちで織れる日がくるかもしれないと、淡い希望も抱いています。

 今夜は織り出しの平織りを済ませてから、糸掛け用に目を拾い、その後兎と亀と両面くるみボタンをパーツにした新たなブローチを作る予定。