糸掛け完了

 いい感じに(嘘。最悪)副反応が出没してまいりました。したがいまして犬の散歩もおかずの準備も最小限。今回は片頭痛が最初に来たよ。夜中にしんどかったらカロナールを飲みます。

 糸掛けは無事完了。10本掛け終えるのに、休憩まで入れて正味四時間くらいですかね。一日あればたいがいは掛けられるかも。大沙綾や北斎など、質の悪い冗談としか思えない足の長い図案は、十年過ぎてから織ればいいやという感じだし、一段おきに掛けたとしても、休みの日を一日つぶせば、ほとんどの図案を掛け終えられそう。平日夜に整経して平の糸を掛け、翌日夜に捨て織りをして、翌日から糸掛けというペースで進めるのがよろしかろう。

 全段拾って織れる人は正直すごいと思います。錦に対する姿勢の杜撰さや志の低さがいかんともしがたいほど露呈しておりますが、作りたいもんがいっぱいあるもんでよう。

 そういえば今日、かかりつけ医のところの看護師さんから「鹿島錦ばしよいしゃっとー?」と声を掛けられました。ありがたや。

※どうも一部で誤解されているようなんですが、私は別に器用ではないですよ。器用でなくても鹿島錦は織れると思う。

※過去記事は下書きモードに移動してしまっているようですが、以前葛飾北斎のデザインを鹿島錦用に描き起こしたのがこれ。これでほぼ一模様です。えぐい。仕立てで柄を合わせるのは不可能に近いので、下げ額とかタペストリーとかテーブルセンターとかの平面作品向けですね。しかも一見した感じではもっと足が短い図案に見えるので、労力に見合わないという。