似て非なるものでした

 金曜日は、結局三度の静電気攻撃を受けて肩の痛みがぶり返した次第。手芸三昧だった土曜日、いい機会とばかりに、錦を数段で切り上げて、肩を上げずに作業出来るタティングレースにチャレンジ――したはいいものの、日付が変わって日曜日になるまで奮闘して、ようやく気付きました。マクラメと同じ結び方なだけに、かえって混乱するということに。

「結び方ならわかるし」と、シャトル操作の動画を最初ざっと観てから早速チャレンジ。時間を忘れて熱中して、不慣れながらもタティングの糸の持ち方で延々とタッチング結びが出来るようになったんですが、何か違うわけよ。タッチングで結んだ場合、ピンや針で固定しない限り、芯紐が結び紐の影響でゆるやかな曲線を描いていくのですけど、どう見ても逆なんよ。その曲線が。

「ん?」と不思議に思って再度動画を観なおしたところ、おージーザス、マクラメだと芯と結びの糸ははっきり分かれているのに、タティングの場合、シャトルで巻いてそれを移動させて間接的に結んでいくのですね。わしはてっきりシャトルの方を結び紐にするのだとばかり。

 結びの構造は同じでも、一度結び紐の方を芯紐にしてシャトルで結び、続けて芯紐を弛めてシャトル側の紐をピンと張り、目を移動させないといけないことを知り、愕然。

 なんでそんな面倒なことをせにゃならぬとブチ切れて、タティングから撤退。最初からシャトル側の糸を芯にして逆のタッチングで結んだ方が早いやんけ。←マクラメ的発想。

※いろいろ試してマクラメ的な手順で結んでも簡単なタティングなら造作もなく出来ることがわかったので、タティングのやり方は捨て、同じモチーフをマクラメで結ぶように鞍替え。わしは何もタティングを極めたいわけではないのよ。あくまでも錦の飾りにしたいだけ。シャトルは便利だからそのまま使う。左利きの人は、多分目の移動をせずにそのまま結べる模様。

※昔のマクラメの本は面白すぎる。七宝結びでプルオーバーが出来るんだってさ。