織り始めました

 矯正経紙その後。「織る」という点についてはまったく問題なく織れています。ただ、幅24.8cmで立てている中、40本分切れているわけですから、なかなか整わない。わざと(ここ大事)縮めながら織っていますけど、かなり捨て織りしないといけないみたい。多分まだ10cm以上織らないと整わないような気がする。どうせ使えない部分なので木綿糸にするかどうか迷いましたが、ACB諫早店で一枚50円だった古い佐賀錦糸で織っています。捨て織りにするなら染み付で充分だから、淡い色も買っておけばよかった。

 なお40本のうち39本は中表に張り付いたものを剥がす過程で切れました&切りました。一本は矯正中に不注意で。三本切れて一本残ってさらに三本切れた部分が難所。逆に縮めずにわざと経紙の隙間を残しても表情が面白いかもしれない。教室に持っていったら十中八九怒られますけど。

 やはり切れるリスクのある貼付き系は処分することにします。

※織り台から外した経紙にも癖が付いていました。巻き取った部分など

 あんたお母さんに内緒でパーマかけたやろ( ゚Д゚)
 天然やで( *´艸`)

――的な昭和の親子の口論を彷彿とさせるくらいにはくるんとカール。

トルコ地震関係の記事。悲しいことですが、この種の善意を利用して金儲けを企む人間もいるので、寄付先には十分にご注意を。

オカリナのストラップホールを持て余しているあなた

 相変わらずそれは私。初心者向けの物には必ずといっていいほどストラップホールがあるんですね、オカリナって。上級者向けのにはあまりない。まったくないわけではないですけど、邪魔なので。穴が邪魔というより、穴に結ぶ紐やストラップが邪魔。

 1,000円程度の安い物からン十万の高いものまで、さんざっぱらオカリナを買いまくった挙句に、「柔らかい息で吹ける」という理由をメインに、そういう初心者向けのものを普段使いに選んでしまった以上、ストラップホールとも無難に付き合っていかねばいけないわけで、しょうことなしに私が出した答えがこれ。

 ビジューは正義。

 白のパール調ラスター(水垢にあらず)が美しい亜音ソフィアの方は合成スピネル。Zinダルレの方はまさかのダイソー製キュービックジルコニアを両面に貼り付けています。私の場合は何か貼り出したら止まらないため、これ以上は自粛。

 亜音LのSCには恐れ多くてこの手の物は貼れません。Seriaで薔薇のデコパーツを見つけたので、それを「取りたい時はいつでも取れる」ように、両面テープなどで軽く貼り付けてみます。ビジューに関しては、亜音ソフィアは本焼きで薬品には強いため、アセトンをしみこませた綿棒などですぐ剥がせるでしょう。樹脂素材のZinダルレは力業以外では多分無理。結果として一蓮托生。

 デコデコさせると立体的になりすぎて保管が大変ですから、まあ、軽く。ただSC管に比べてガタイのよいACのソフィアにはまだ貼ってもいいかも。

 遊びは終わり。今から入浴して、その後昨日の矯正経紙で平織りしまくります。樹脂が著しく加水分解を起こして極めつけに張り付いて一体化してしまっている半端な幅の経紙――ソフト金と初めて見たソフト銀――に関しては、さすがに処分の方向で。幅3cmくらいのその手の経紙をさすがに矯正しようとは思いません。織り始めるまでに多分私の心が折れてしまう。

亀巣立ち

 ストラップが二つ出来ました。一つは失敗したので包みボタンペンダントのパーツにします。二匹で仲良く旅立ちの儀。画像で気づきましたが、右の亀の左下、何か糸がたわんでません? ちょっと修正を試みよう。もしかしたらもう一度作り直すかも。

 蛇足ながら今日の気づき。ZENONの安い木製リコーダーにはアウロスのファイフの頭部管がぴったりはまる。隣のローズクオーツは転がり止め。

 名付けて「AUONのファイコーダー」。楽器としての難点が一つあるので挙げておきます。

 吹きづれえ。

セルフポイント制導入

 ストレッチや踏み台昇降など、毎日続けていることや、新しく習慣化したいことなどをまとめてポイント制にしてみました。総菜を買わず自炊をすれば1ポイント、マグボトルを持っていけば1ポイント、踏み台昇降をすれば1ポイント、お買い得商品をまとめ買いすれば1ポイントと、何をやっても1ポイントを付与して、1,000ポイントごとに、自分へのご褒美としてその時々で一番欲しい物を買うという寸法。

 錦を織っても1ポイントですよ。これでいろいろなことを習慣化していこう。

 物欲万歳。

※歯磨きしただけで1ポイントは自分でもどうかと思う。

矯正完了

 もしかしたらヘアアイロンなんかがあればもっと早く出来るんだろうか。でも持っていないし。買うと高いんでしょうね。値段すらわからず。でもまあ、これだけ癖が取れればそのまま綾織も出来そう。今回はしませんが。ただ、時間がかかるのと面倒くさいのがなんとも。新しいのを買った方が早い。これはソフト金なので、包みボタンの裏側なんかの目立たない場所に使う予定&拾ってまでは織りません。

「ここまで癖が付いたらもう織れんもんねー」と大先生がおっしゃっていたもの以上にくしゃくしゃだった経紙を再生できたのは素直にうれしい。ちょっとだけ鹿島錦保存会に貢献出来たかもしれない。「癖の付いた経紙は、一度台に張って、裏側をおしぼりで優しく濡らしながら起こし板で10cm前後を目安にピンと張って乾かす」で整えられます。以上。

 まあ、経紙の癖の強制に関しては及第点ということでいいんですが、作業の途中で気づいたことがありまして。うすうす感づいてはいましたけど、引っ張り紙の右半分の張力が左半分と比べて格段に弱いですね。まったく偉糸を入れていない状態で慎重に巻いていっても、奥の方の引っ張り紙の右側が、2mmから3mmほど斜めに上がってしまう。何度試しても同じ。触っても何かたわんでいるんですよ。これは大変。経紙のくせどころの話ではありません。

 これまで織ってきて確信したのですけど、今の私には小台のサイズ感がしっくりくるんですよ。オカリナでSCをメインに選んだのと多分同じ理由。軽さは正義。重いもん持ちたくねえ。再度中台を棚上げにして、癖を取った経紙でどれだけ織れるか実験した後、小台の引っ張り紙を張り替える作業をしようと計画。小さい台では着色銀のグラデーションを活かせる幅がないのが口惜しいですけど、まあ……今の技術で広く織ってもどうせ縮むし。セルフ痛み分けということで。

 引っ張り紙に関しては、一番最初に巻いたのが、実は東急ハンズで調達した厚手の和紙。アートコーナーにあったから、多分表情を出すために意図的に厚みに差異がつけられていて、それが張力に影響しているのではないかと推察。それプラス私の生来の骨格のゆがみで、かなり織りに影響が出ているみたい。何にせよ引っ張り紙は均質なものの方がよいに決まっていますから、かえって機械漉きの方がいいかも。

 amazonで検索したら、四倍強い障子紙という商品を発見。小台の場合、織れる最大幅が28cm弱のため、美濃判はぴったり。君に決めたぜべいべ。安いし。9.4mですから、かなり長持ちしそう。追記。成分を確認したらポリエステル60%で、木工用ボンドが使えませんでした。そのままでは引っ張り紙には使えません。でんぷん糊で織り台に貼り、経紙を立てる時はポリエチレン対応の強力タイプの両面テープで張り付けて事なきを得た次第。

※中台や佐賀錦台に張った着色銀の経紙もいったん外します。時間が取れるようになってからご降臨願う予定。今はまだ小台一台で精進。

※うっかり心の声が漏れた部分に打消し線を引いております。

※本格的にやるなら、片面だけ通電できる切り替え式のヘアアイロンがいるかもと思って調べてみたところ……高い。

ブチブチ(切れ)祭り――経紙再生実験

 土曜日のオカリナ整理ぷちぷち梱包祭りに続いて、本日はぶちぶち祭りを開催。昼休みに、まず手始めに「これ本当に織れるの?」とドン引きせざるを得ない程度に癖がついて傷みまくったソフト金の経紙をまず手に取ったのがその皮切り。本金などではありえないことなのですが、ソフト金を始め、樹脂でコーティングしてある(らしい)一部の経紙は、保管の仕方によっては互いに貼り付くみたいで、広げる過程でバリバリのベリベリ。とにかく折りたたんだ状態の物を開かないと話にならないということで、バリバリベリベリと音を立てながらはがしていきました。当然裁断された部分もくっついていて、出来る限り慎重にと思ったのですが、なんせ貼り付きながらこんがらがっている状態ですので、私の堪忍袋の方が臨界点を迎えまして、かなりの量を切り取る羽目になりました。それも最初はハサミを使っていたのに、後半は指で勢いよく以下略。画像右上のなんじゃもんじゃみたいなものが、切った分。本金ではないのでこのまま処分しました。

 経紙にもいろいろありますけれど、どうも顔料で着色したものなどはコーティング剤を塗布してあるよう。おそらく剥離予防のためなのでしょうね。木炭デッサンで仕上げにフィクサチーフをかけるみたいな感じかも。中表で保管するときは、間にくっつき防止のためにクッキングシートを挟んだ方が無難かもしれない。そもそもある種の合成樹脂は加水分解する恐れがありますので、湿気のあるところには保管しないのが鉄則。ZinのジニやNobleのプラオカリナのべたべたも処理するのが大変でした(´;ω;`)。

 裁断の際(きわ)の部分もかなり傷ついてしまったため、ボンドを塗ったマステで補強。織り台に張り、平の目を拾ってある程度整えてから、起こし板を入れて10cm程度ずつ癖伸ばしに挑戦中。裏からおしぼりを優しくあてて湿らせた後、起こし板を手前に持ってきてピンと張るという作業の繰り返し。思ったほど時間はかからないのが何より。

 完全に癖が取れるわけではないにしても、平織りをする分には特に問題なく仕上がる模様。最終的な判断はすべての作業を終えた後で。ただ、果たしてソフト金を使って何かを仕立てることが許されるのかどうか。もちろん提出物には使えないながら。大先生的には「本金かプラチナが本筋。銀は……微妙」という感じでしたし。ごめんね先生。明日はホームランだ。

延々吹きました

「もうええわ」という突っ込みがどこからともなく聴こえてきそう。私もたいがい延々は書き飽きた。中台はちゃんと出しましたよ。でも出しただけ。一応平の目は拾っておいたのですけど、糸掛け用のヒノキ棒をカットしていなかったため、繰り返しますが、出しただけ。今日はもういいやということで、オカリナ三昧。

 ちなみにこちら出しただけの中台さん。グラデーションが愛おしい。

 もうね、一回オカリナを持ったら四時間五時間平気で吹いちゃう。ACだとそこそこ重さがあるため――亜音ソフィアならなおさら――途中で疲れるのですけど、プラのSC管だとそういう疲れとは無縁なんですよね。考えてみたら、関西で一人暮らしをしていた頃、何に対して一番フラストレーションが溜まったかと言ったら、自炊でも、一人暮らしをすることでもなく、思うさま笛を吹けないことでした。どんだけ。

 これまでもオカリナやケーナなど、織り台の傍らにおいて時々手を伸ばしていました。でもそんなにはまりはしなかった。それなのになぜか急激に笛っ子モード。自分でもわけがわからない。多分そういう時期なんでしょう。織りと笛との適度なバランスを模索中。

 ただ他にもやりたいことがあって、ほんのちょっと籠編みのコツをつかんだので、まずクラフトテープでトランク型の織り台入れをこさえたいんですよね。シンプルな作りでいいから。画像検索をしたら、沙綾型に編んでトランクを作っている猛者がいた。すごい。「沙綾型 トランクバスケット」で検索をすると、該当ブログ記事が出てきます。恐れ多くてリンクが貼れない……。

 確か持っている本の中にトランクの作り方があったと思うから、そちらを参考にしてみます。そういえばカルトナージュの本にも載っていたっけ。どちらがいいかなあ。角度を変えた織り台ぴったりの箱をカルトナージュで作って、それをさらにエコクラフトのトランクで運ぶか。傷んできたら一関張にして。夢が膨らむ。

※オカリナのせいでストラップ作りが全然進まない。養子に出さないといけないのに。

延々織りました

 ZOOM研修の手伝いをしつつ、久しぶりに何時間もぶっ続けで織りました。どうも周りに何もない環境でないと集中できないお年頃のような。日曜日など、まとめて織りたい時には場所を変えてせっせと織ることにしよう。

 後2センチほどは織れるかなという気はしましたが、途中でまた経紙を切ったり、緯糸を引きすぎてひきつったりしたため、うんざりして強制終了。貴金属の経紙は、長めに織り残しても、他のクラフトに貼って使えるからよし。今夜はすでに着色銀を立てている中台を二階から一階に移動して糸掛けの準備をするかたわら、小台にくせ取り実験用の経紙を立てます。

 今月23日は教室に行けそう。初木目込みの道具や材料も準備しておかないと。