早退してしまった

 30分だけですけどね。どうにも眩暈がひどくてレッツら早退。エクセルのセルがゆらゆら揺れて見えるくらいだったのでモームリと思った次第。慣れた田舎道ということもあり、運転は何とかできたから良かった。

 帰宅後したたか休息し、敬老の日ということで両親に普段より良い肉を食べさせて、先ほどから鯉昇師匠の御神酒徳利を聴きながら余り糸で試し織をしているところです。五段目を途中から思い切り拾い間違えていますが、どうせ使わない部分なので気にしない。明日と明後日で余り糸を使いきって、あぐりに3色分の糸を巻いて教室に行くのが理想。久しぶりの参加ですけど、午後から用事があるので、11時10分頃には失礼するかも。製作体験用の布を持っていくのを忘れないようにしないと。

 教室で中台で織るのは何年ぶりでしょう。自前の中台を持っていくのは初めてですね。実は大台も持っていたりします。私が作りたいものはたいてい小台で事足りるので、二台体制で臨むにしても、小台とほぼ同じサイズの佐賀錦用の中台を使うことにします。佐賀錦用の台を鹿島錦の教室に持っていくのがはばかられる――多分処される――と考えて鹿島錦の中台を引っ張り出したはいいものの、家族に秘密基地呼ばわりされている狭い防音室内では持て余す羽目になっちまって悲しいくらいにハメハメハなわけですよ。

 ハメハメハメハメハすぎて辛い。

※御神酒徳利はいろんな噺家さんが言葉を間違いがち。正しくは「ごいんさん」ではなくて「ごんいさん」やで。艮為山。素人がやっているという設定だからわざとなのかと思ったけど、誰も気に掛けていない説の方が信ぴょう性がある気がする。

※10/7は不肖私の52歳の誕生日&研究科と初心者組の合同教室ですが、レセプト前で仕事優先ということで教室には参れません。年に三回くらいしかお会いしないマダム達に幸あれ。そんなことより来月下旬でわしゃ鹿島錦を織り始めて九年目やないかい。いつになったら上達するん。

やっちまった

「簡単だから図案を観なくても織れる」と油断していたら、思い切り色替えを間違えてしまいました。六段解かないと。承和と浅葱が逆。ところでリラーレって効くんですかね。

火曜日忙しそう

 木曜教室所属の不肖私、ベテランマダム御用達の火曜教室のLINEグループにも諸事情あって参加しておりますが、やはりいろいろ忙しそう。アレを作らねばコレをこさえねばと、いろいろな依頼を消化されている模様。いや待って何か最近依頼多くない? わしは布がないので手伝えませんが、マダム連ならきっとこなせる成し遂げられる。

 とりあえず出したばかりの中台を片付ける――ちいせまい防音室内で使うのは無謀にして無思慮と実感――ことを目標に、ひたすら本金を織るのです。この種の色の組み合わせって、使う面積が狭くても印象が強くなるので、小さき物どもに使う分にはよいかもしれない。

あまり織らない糸色で織る

 意図的に補色と中間色を組み合わせてみる。一色の部分は余り糸消化兼試し織。最初の何段か拾う目を間違えている件に関しては気にしない。本金光ならではの問答無用のハレーションでわかりづらいですが、糸色は呉須と浅葱と承和色(そがいろ)です。持っててよかった糸見本。

 ある程度織ったら別の模様を赤やオレンジを使って織ります。淡色ばかりだとまた四の五の言われそうなのでいろいろ織るよ。

伝えるって難しい

 昭和の映像は、感情をこめまくった押し付けがましいナレーションがないという点に関しては、現代の物と比較しても軍配が上がるような。それにしても藍染屋さんの英断が素晴らしい。

 名もなき図案は一段落したので次の図案に入ります。私が織っていて一番心が落ち着くのは、生成りに淡い色をちょこちょこと入れていく配色なので、メガネケース用の布は後で織ることにします。まず成人式の記念品かれこれに使うノルマ用よのう。本金+糸色二色以上という縛りがあるため、それをクリアできる布を確保しとかんと困るわけよ。撮影角度が斜めになっている件に関しては見逃してくれ。

ニッパチ!落語会の動画を観たよ

 後九回は観る予定。開口一番はカンカラ三味線を抱えて登場の入船亭扇兆さん。演目はショートカットやかんだったんですが、扇兆さんって落語をやっている時に口の周りがドナルドダッグみたいになるんですね。なんか楽しい。

 いっ休さんと枝平さんは漫才で、古今亭祐輔さんと一般の方のご結婚を祝福。結構面白かった。つるをやった三遊亭萬都さんは雰囲気がいいですな。字も興味深いし大喜利にも強い。多分一番売れる。昭和の頃の笑点の黄色い人みたいな回答もされていましたけど。緑助さんと一刀さんのショートコントに関しては、ブリッジの動きが恥ずかしくて直視できず。共感性羞恥って本当面倒。八楽さんの紙切りも一回失敗して草。異世界の住人やまびこさんはイーゼルの立て方も知らんかったんね。ごはんつぶさんがお気の毒。菊正さんが大喜利でちょっとスノビッシュだったのは、戦略的にはいかがなもんかと思います。腹黒キャラでいくのかなあ。菊正さんに関しては言い立てよりも歌聴きたいよ歌。

 ちなみに、今回の動画の中で私が一番驚いたのは、実は与いちさんだったりします。周り――とりわけ異世界育ちの野生児と芸人的には新生児になるキンキラタイツ――がワチャワチャしすぎて、やたらと落ち着いて見えました。対比って本当怖い。現実を容易に捻じ曲げる。

 老婆心ながら、林家野生児に関しては、どこかで手綱を握っておかないと、失言で会全体が叩かれる羽目になるような気が。とりあえず言っちゃいけないことと使っちゃいけない言葉をたたき込んでおいた方が無難。覚えておけるか不確定ながら。今回も一部スレスレでした。今時メンズのメイク程度で騒ぐな。志ん朝師匠も客観的な意見を出せるブレーンの存在を大事にされていたそうだし、同じようなタイプばかりが集まってエコーチェンバーに囚われたり、あるいは逆に何もかもを一人でやろうとすると、主観の中に埋もれて、いきおい社会との間に齟齬が生まれるわけですよ。それが軋轢になるまで育ち切ってしまうと、面白がることができる要素が雲散する。噺家なんだからわざわざ疎まれるようなこと言う必要ないわけで。

※別の会のふう丈さんは銀色タイツ。枝平さんと対になってなんかやってほしい。

※視聴しながらでもわりと織れた。

二台体制の方が進む不思議

「一台に専念した方が絶対進むわいな」ということで予備の台を封印し続けておりましたが、蓋を開けてみればかえって今の方がはかどっている次第。なぜか。それはおそらく私が極めつけに飽きっぽい性格だから。一つの図案を同じ色で織るとてきめんに疲弊→放置→しばらくして再度織り始めるいうことを延々繰り返すせいでなかなか織りが進まないわけですが、二台出して図案も色も違わせておけば、あら不思議(でもない)、それぞれの台で新鮮な気持ちを維持したまま取り組めています。その者青き衣を以下略、旧き言い伝えは真であった。

 だいたい一模様から二模様織ったら、台を交換するようにしよう。

はい皆せいれーつ

 貼り直した経紙を整えているところです。一番下のヘラが私にとっての魔法のヘラことスムスムススム君。戦前生まれの彼、滅法拾いやすいんだわ。惜しむらくはその短さよ。本金はヘラを通す時に柔らかい感触がして楽しいですね。

 それにしても小台に27cm、中台に19cmをそれぞれ立てて織るって、我ながらどういうこと。逆やろ普通。

誤魔化しが効くところまで織る

 どうしようもないくらいのローペースで織っている今の模様。さすがに捨て織りの平織りが見えなくなる位には織っておかなければ、10日の教室で言い訳のしようがないということで、目下奮闘中。

 ちょっと乱れているのは大目に見てくんろ。