今年もすっかり糸掛けの季節になりましたね

 例によって例のごとくそんな季節はないわけですけど、勢いで言い張って乗り切ればいいんだと思います。遅々として進まない私の錦、もうしばらく流水を織ったら、3-2の桝を織るために糸を掛けます。だって先生が「桝は糸下二目にしたら綺麗かとよー」ていいしゃったもん。確かめたかもん。

 それはそうと、並行して、ストラップ作りの準備。成人式の記念品用です。検品ではねられないように、慎重に作っていこう。クラフトマルチで貼り付けるでよ。

 この文様(名前忘れた)、ストラップにすると可愛い。でもなかなか花が甲羅の中央に来なくて四苦八苦。微妙にずれている個体もありますが、味です、味。手作りの味。位置の調整に疲れはてたため、今回はこの四匹だけ。残りは当初の予定通り菱立枠を。たいていのメンズにはちょっと雰囲気が甘いですしね。今年初の亀会議、多分亀語で世界的な重要議題を話し合っているに相違ない。「今日いただいた差し入れのおやつ美味しかったね」的な。

※ちなみにこちらは伝説級の猫会議。今は年老いたグリザベラは、かつては春をひさいだ哀しい猫。名曲「メモリー」も、背景を考えると切ないですね。

※ミュージカルって、実は映画や動画以外ではほとんど観たことないのです。浅学寡聞ながらSOMEWHEREは好き。初めて聴いたのは、NHKの「ときめき夢サウンド」のマリーンの唄。

※アマプラに「ニューヨーク東8番街の奇跡」が追加されていました。嬉しい。大好きなんですよ。話は飛びますが、権太楼師匠が歌手デビューしていらしたことを今知って、愕然としているところです。右端に注目。若い。

※歌手デビューと言えば、聴くと末代まで呪われる超絶歌唱力の持ち主藤波辰爾。

※フローレンス・フォスター・ジェンキンスくらい突き抜けた生き方をしてみたい。この人に関しては笑えないんですよね。あまりにも一途だから。これを平然と笑える人とは友達になれない気がします。よりによってモーツアルトを選ぶところもすごい。

文化祭補足

 腰に爆弾を抱えつつ、搬入に行ってまいりました。今年は突っ立っている時間の方が長く、ほとんど役には立てませんでしたが、皆さまお疲れさまでした。「重かとば抱えんといかんけんが、痛めたとばいねー」なんてお声掛けもいただきました。言えなかった。「床の上のゴミを拾おうと前かがみになっただけでやりました」なんて、口が裂けても言えなかった。

 作品総数は124点前後。当番ではなかったため、また聞きでうろ覚え。127点。下げ額、バッグ、袱紗、名刺入れ、木目込み人形等、会員諸氏の力作ぞろいですので、是非開催期間である3日5日6日のいずれかにご来訪くださればと存じます。最終日の展示は五時までとなっています。去年早じまいしていろいろあった模様です。申し訳ない。

 展示品の中で私的にツボだったのは、東京の会員さんが出していらした胴掛。拝見したときに「おおおおお」となりました。佐賀錦と銘打った平織りの胴掛はネットでも買えますが、鹿島錦の綾織の胴掛は始めて見ました。息子さんのために作られたという話なので、錆金(マット調の反射の少ない本金)だったのかな。

 長唄の皆さんがご覧になったら、私同様「おおおおおお」となること請け合い。

 それと、準備後に知ったんですが、会期中、一日限定五名様に、鹿島錦の根付の製作体験をしていただくのだとか。ほらもうワクがムネムネしてきた。そういえば、大先生が会場にいらしていたときは、必ず文化祭前に十数個仕立てて、「あなたにあげるー」と、来訪された方に渡されていたんですよ。涙。

 久しぶりにいろんな錦を見て、刺激になりました。私も今夜からまた織ろう。単色ばかりになずんでもいけないですね。でも今の銀はさっさと終わらせたいので単色オンリーで織るでよ。

※贅沢な名だねえ。

自己満足も必要だ

 はるか昔Livlyアイランドというネットゲームを友達とやっていて、結構課金もしました。ちょうどハロウィンリヴとしてヘンプクが出る直前に、ジュラで始めたんですよ。今ゲームに課金することを一切しないのは、その時と、その後続くパベガに懲りたから。そもそもゲームをする時間もないし、今では他に優先すべきことも多々あるため、食指も動きませんけどね。まあ、トータルしても十万行くか行かないかくらいだと思いますので、若気の至りということで。

 リヴリーに関しては、バックアップとして「Livly Garden(リヴリーガーデン)」というDSのソフトから抽出したデータをスマホに移動し、今でも暇つぶしに続けています。課金もしなくていいし、通信費もかからないし、さらにはスマホだと複数のデータを名前を変えて保存できるため、DSでプレイするのと違い、飼いたい放題でいいことづくめ。もっとも、今は時間がないため一つのゲームデータだけで、リヴ五匹&ガーデン二つ、残りはドライコーティングという状態で回しています。マウピグ・ハナマキ・ヘンプク・トウナス・ブラドという構成ですが、実はブラドに関しては、オンライン版のリヴをやっていた頃に、グッズを買ったことがあったんですよ。これまで一度も身に着けたりはしませんでしたけど、天然ダイヤ付のネックレス。ただしサイズは0.03カラットで、目を凝らしてもそれとはわからないというもの悲しさ。本体は純銀――だと思っていたら、どうも錫にロジウムメッキらしい。購入時にシルバーと記されていたのは、素材ではなく色合いでしたかそうですか。

 せっかくなので鹿島錦と組み合わせてみました。「イベント時に鹿島錦を身に着ける」という不文律用ですよ。ブラドネックレスは、今となってはしたたか検索しても見つからないくらいの激レアグッズなのに、カンの部分を切り取って、接着剤で貼り付けてみたり。購入当時の値段は五千円くらいだったかな。何買ってんだ過去の私って話ですよ。

※ちなみに最近気に入っているのは「クラフトマルチ」という、コスモスでも買える手芸用万能接着剤。臭いがない上、透明で、いろいろな素材に使え、三分くらいで動かなくなるので重宝しています。完全に固着させるには一日ほど放置の必要あり。天下のセメダイン製です。

※鹿子の入った花菱って、見れば見るほど畳のヘリ。

試作は必要だとあれふぉど

 あれふぉど×∞。

 仕事も休んでキュートなウエストにズッキンドッキンな腰の痛みに耐えながらカードケースを作ってみましたが、見事にやらかしました。どうしよう。ただいま途方に暮れているところです。腰も痛いし。失敗するのを見越して10セットくらい買っておけばよかった。まず左の方を先に作ったんですけど、綺麗に閉じない上に、内側の処理がぐちゃぐちゃ。とてもお見せ出来ません。右側は、閉じるのは閉じますが、カットする部分を間違えてほつれが出て見苦しい。

 最終的にはどちらも自分用にするつもりですけど、外側が(相対的に)綺麗な左側を文化祭に出すことにします。まがりなりにも本金ですし。どちらも、内側はもっと綺麗に処理しないといけない。あと事前に型紙も準備して、切るべきところと切らざるべきところをはっきりさせないとだめですね。作り方も若干変えた方がいい気がする。

※変な作り方をするより、ミニブックカバーを作ってこれを入れた方がいいような。あ、コーナー金具は仕上げに重宝。


※この手の金って、経年劣化で変色するんですよね。なんちゃって金メッキなので。いつも最初から金古美タイプを買うのは、そのため。こすれて剥がれない限り変色しないから。


腰をやった

 昨日餅米刈りをしたんですが、どうもかなり負担がかかっていたようで、今朝床の上に置いてあったものを拾おうと前かがみになった時に、腰が……。

 今はまだ疼痛の段階ですが、もうちょっとで激痛になるはず。27日には教室に行くつもりでおりましたが、持病で鎮痛剤が飲めないので、おそらく休む羽目になるかも。もう寝たい。痛みが引いて行けるようなら行きます。ただ、織り台は持ちたくないので、参加したにしても、多分ペンダント紐を結ぶかも。

※マグネットはせっせと働いておりますよ。働け、私のガラスの腰。

思いついたので試作

 金具を調整することで二色三色も包めるのであれば、もしかしたら単色織同士なら裏も錦で包めるのでは? と思いついて、早速試作。多分これ一年目に織ったやつ。

 同じように昔織った平織りを……

 もっと苦労するのかと予想していましたが、普通に完成して拍子抜け。なお同心円上の筋は、金具由来です。下に何か貼ればおそらく隠せるのですが、そうすると今度はプレスしづらいと思うのでしません。これで器具の材質も、足を取った後の穴も気にしないで済む。やりたいことがだんだん形になってきました。

 「中糸の場合表裏とも一色で」と割り切った方が作りやすそうなので、今後はそうします。貼り付け金具ですぐどんなアクセにも流用出来て便利だから、量産しておきたい。特大のミール皿を大量に貴金属で作るより、貼り付け金具やバチカンをアートクレイシルバーやゴールドで作った方が、多分はるかに経済的。

かなうなら

 くるみボタンだけ作っていたい。何も考えなくて済むから。

※端切れで作るため、真ん中を取ったりはしませんよ。

※すっかりしっかりめっきりさっぱり作り方を忘れていて、えらい目に遭ったなんて内緒。上の画像はまだプレスする前です。裏板(っていうの?)を嵌めてプレスすると、生地が内側に引っ張られるため、シェルに手で貼っただけの状態よりもすっきりする印象。作り方にはコツがあるので、忘れないようにしなければ。プレス機がない場合、シェルと裏板(名称不明)は、違うサイズのものを使った方が嵌めやすいはず。錦の厚みの分を考慮して、2mmくらい小さいサイズの裏板を嵌めれば、中糸二色~三色でもいけるかも。もっとも試したことはないです。私の場合はプレス機でやるので、中糸二色以上はペンチで無理やりサイズの調整をします(´・ω・`)

※足ありと足なしどちらを選ぶか悩ましいところですけど、足ありを選んでプレス前に外すのが無難。後で足が要るようなら、丸カンを通せばいいだけの話ですからね。足ありのままでプレスして後から外すなんて、度し難い。

※そうか、直接ブローチ金具をつけるのではなく、平織りで別パーツを作って貼りつければいいんだ

器具問題は何とかならんのか

 やはり、厳しい検品を経て販売されるきちんとした作りの器具を買わないとだめですね。包んで作るミラーは、コンセプトとしては面白いんですが、こちらの角型ミラーは蝶番の部分が緩くて、角度をつけたところでは止まらない。先の丸型はきちんと止まりますが、マグネット部分でぴたっと閉まらず、傷みかけたアサリのように口が開いてしまいます。どういうことだ。

 身内用にはいいんですけどね。フレームが樹脂で軽いし。販売向きではないです。作るのが楽しいだけにもったいない。

 職人さんとか工場に特注するのがいいのかもしれない。でもデザイン上の著作権もあるはずですから、そういうのにも気を配らないといけないか。

※仕立てをきちんと勉強するまで布を取っておこうと思い直しました。これまで買ったキットのうちいくつか作ろうと開封してみたんですけど、結構難しい。鹿島錦で作ると、多分作り方も部分的に変更しないといけないので、今回は今の技術で簡単に作れるものを優先します。

※落語は好きですけど、テレビを観る習慣がないもので、笑点も長いこと観ておりません。もっぱら動画派。

※インド映画ってなんで踊るの? シヴァ信仰の影響でしょうか。世界史の資料集に「踊るシヴァ神像」とか載っていましたよね。

悪魔が私にささやいている

 糸を掛けろと訴えている。文化祭用の品を作り終えたら、鹿子市松を糸を掛けて織ってみてもいいかな。先日18段掛けたので、10段くらいどうってことないや。とりあえず35割の古い銀を台に立てました。

 織るのは仕立てが済んでからということで、昨日台から外したばかりの布で、丸型コンパクトミラーを試作。いつ教室に行けるか不明なので、見せずに作っています。

 裏側ちょっとずれちゃった。

 丸型と四角型を作ってみましたが、丸い方が作りやすい。四角の方はまだ接着剤が乾いていないため、また後でアップします。

ピンズキットはちと微妙

※しつこく書きます。9月の鹿島錦教室は8日と22日、それぞれ午前中のみの開催となります。8日は話し合いがあります。私は両方行けません。緊急連絡網くらはい。

 台風前の買い出しに行ったついでに、ダイソーに立ち寄りました。手芸コーナーでピンズ・キットを発見。

作ってはみたものの……うーん。糸がつぶれて、錦らしさが激減。どういうことだ。

 やはり包みボタン最強。