オークションに織り台が出ています

 佐賀錦の織り台が今ヤフオクに出品されています。現時点で残り1日。リサイクルショップさんのようですね。期限が切れても佐賀市内のお店に問い合わせられそう。佐賀錦の中台=鹿島錦の小台と考えればいいです。佐賀錦には鹿島錦のものよりさらに小さい台があるため、基準が違うという程度の話。

佐賀錦 卓上織台 織り機 織機 織り台 木製 佐賀 錦 伝統工芸 (約39×31.6×高さ15cm~低い14cm) 手芸

 結構古いなあという印象ですが、まだ織れないことはなさそう。もっと小さい台なら入札していたかも。大工さんとかにカンナで削ってもらえば綺麗になるかなあ。根気があれば紙やすりでも。ただ、佐賀錦の台は巻軸止めが木製ですので、その点は注意を。多分丸い箸を削ればいける。

※画像を見た限りでは本体だけで、起こし板やヘラ、あぐりなどは付属していない模様。あと書き忘れていましたが、佐賀錦の台、高さは鹿島錦の台より高いです。起こし板も倍くらいある。

※アカウントに見覚えがあると思ったら、購入したことがある業者さんでした。

一時間以上かかった

 引っ張り紙に線を引くのに一時間以上かかりました。手前も奥も数十本分確保したため、十年くらいは張り替えずに済むことでしょう。まあ普通は張替えではなくて継ぎ足していくんですが、素材的に継ぎ足しは難しそうなので、貼り変えていくことします。ホームセンターでフエキのでんぷんのりとポリエチレン対応強力両面テープもゲットして一安心。明日から織る準備ができるかな。また古経紙の癖を取らないといけませんが、貼り付きべたべた系は処分したため気が楽。さっさと平織りを済ませて、着色銀→本金と進みます。

 方眼線がすでに引かれたA2のカッティングマットを持っているので、もっと楽に作業できるかなと思っていたら、なんと縦のサイズが28cm丁度ではなく28.1cm。1mmだけ脇を切り落とすのも難しいしと、若干狂うのは承知の上で、目測ながら慎重にカッティングマットに重ねて線を引きまくりました。両面テープで経紙を貼り付ける予定のため、すべすべ面を表に、ざらざらを裏側にする予定。今夜織り台入れ作りの準備のかたわら、台に貼ります。

 ところで、引っ張り紙を貼り付ける巻軸(名称不明)に関して。きっちり作ると回しづらいため、意図的に若干遊びを作ってあるんですね。軸をもって両側に動かすとややカタカタするくらい。0.5mmあるかないかですが。その遊びの分を含めて中心に持ってくるべきなのか、それともその部分は無視して片側に寄せて持ってくるべきなのか、そのあたりも迷う。

※障子紙を検索していて発見。ついポチってしまった。

 

「手抜き」発言について

 優先すべきは織り台の準備ということで、織り台入れをこさえる前に引っ張り紙を貼る準備。

 ところで、我が家の昨日の夕食はひつまぶしだったのですけど、昼間は私も母も片づけ物をしていて時間が無かったため、汁物にちょっとお高めのインスタント味噌汁&かきたま汁を使ったのですよ。そうしたら父から即「手抜き」と言われまして、脊髄反射でむかっ腹立った次第。

 そもそもお前が家の中を散らかしまくるから我々が水際作戦で――という家庭の事情はさておき、この「手抜き」発言をする側って、本当、何も考えていないみたいで、それに関して憤るやらあきれるやら。誰だって時間がない時とか疲れて料理したくない時とかあるじゃないですか。作れば作ったで味がどうこう言われ、市販の素材を使えば「手抜き」と言われ。こういう場合どう対処するのが正解かといったら 射殺 無視するしかないのが腹立たしい。言われる側として言う側に断言しますが、即座に離婚を切り出されても仕方のない暴言だからね、「手抜き」は。うちの場合は言う側が親だから離婚は出来ませんが、とりあえずラキソベロン盛らせろくらいの気持ちにはなります。トイレで己の言動を悔いるがいい。

 それにしても、場が和むと思って口に出しているなら逆効果。ほどよく湿った鼻の穴でアジサイの差し芽を育てて、梅雨時に綺麗に咲かせてくれた方がよほど和む。

請求書作成の合間に

 ピコーンときた。先日成分表も確認せんとAmazonで購入した四倍強い障子紙、ポリエチレンベースのせいで木工用ボンドが貼り付かないだけで両面テープはくっつくんだから、ポリエチレン対応の強力両面テープを使って経紙をくっつけたらいいんじゃない? そもそも障子のりが使える=でんぷん糊が使えるということだから、巻軸にくっつけるのはでんぷん糊で大丈夫だし。

 引張紙問題は解決いたしました。多分。いっそ両面テープの方が経紙を立てる時に扱いやすいかもしれない。

 後から買った色付き障子紙は、メッシュワークとか籠づくりに使うよ(・ω・)ノ とりあえず請求書作りに戻るよ。

※背中の痛みはだいぶ楽になりました。まだ鈍痛があるので、もしかしたら四十肩ではないかも。また痛みがひどくなったら受診します。

アレクサさんと格闘

 先日アレクサさんから「本日Amazonから(配送先に指定していた職場に)荷物が届きました」みたいなことを言われて、何が届いたのか訊いてみたら、クラフトバンドと木目込みベラとのこと。え? 引っ張り紙用のお高い障子紙は? と何度聞いても同じ答えしか返してくれない。そのせいでてっきりまだ届いていないと思い込んでおりました。その状態で今朝職場に向かったら、おージーザス。障子紙はクラフトバンドに同梱されとるやないの。

 期待していたほどの厚みはありませんでしたが、均質ではあります。素材は一部ビニロンながら、パルプと麻が混ざっているので、多分木工用ボンドでも大丈夫かな。引っ張り紙の理想は真ん中が厚くて両脇が心もち薄い物だと思う(逆?)のですが、次善は均質性。

 あ、でも今強度を試してみたら意外に弱い。手で簡単にちぎれる。パルプ化した楮だからか。でも二枚重ねるとちぎれない。厚みが出なければ二枚重ねて経紙を両側から挟んで――とも考えましたが、多分余計に引張り強度が乱れるか。

 こうぞ100%の和紙の障子紙とかの方がいいのかなあ。以前ベテラン勢に訊いた時は「高か障子紙なら大丈夫よー」との返答でしたが、高いってどの程度のことなんだろう。100%だと四千円から五千円するんですよ。まあ……長さはあるにしても。

※せっかく買ったので、試しに貼ってみて、ダメなようならまた別の紙を買います。

※越前屋から買った方が早いかもしれない。

蓋だけ完成

 かなり時間がかかりましたが、蓋は完成。いびつなのは見逃してほしい。押さえて動かして修正できる部分もあるので、完成した暁にはもうちょっと綺麗になるはず。

 なおベースはダイソー製。昔買ったクラフトバンドの余りも見つけたので使ってみました。三個目にして初めての大物。真ん中のグリーンは入れんかったらよかった。

 明日から本体作りに入ります。気が遠くなる。これはこれで楽しいけれど、やはり織りたい。引っ張り紙いつ頃届くんだろう。あ、持ち手は本体の方に取り付けます。全部完成したらトップコートを塗らねば。

 いずれは自由自在にバッグが作れるようになりたいかなあ。

※完成したら「つづら」呼ばわれされること請け合い。

せっとせと織り台入れ作り

「オカリナ製作モード」とか書いた矢先にクラフトバンドと格闘するとはこれ如何に。なんか急に面倒になっちゃったもんでよう。オカリナ作りはしばし先延ばしにします。

 それにしてもなんでまたクラフトバンドかというと、以前中古で買った佐賀錦の台が入っていた化粧箱が、小台&ヘラ・図案・ポーチをそっくり入れてジャストフィットすることが判明したから。まあ大きさがほとんど同じなので――ただし佐賀錦の方は中台らしい――多分大丈夫だろうなと推測はしていましたが、思った以上にぴったりだったため、欣喜雀躍しながらリメイクしているところです。サイズを合わせたエコクラフトの箱を作ってすぽっと被せる寸法さ。明日もホームランさ。

「この間小さい籠を作ったから、あの通りにやれば楽勝( *´艸`)」

 と勇んで試したものの、記憶さんさよなーら、さよーなら記憶さん♪ て、はいもう後は書かなくてもわかりますね。なんかもうすべてがしんどい(´・ω・`)

 まあどうにかこうにか蓋の方は9割方終わりました。後は本体。本体の方には持ち手も付けないといけない。仕事もありますし、教室に通う回数は年に二十回にも満たないので、十年くらいはエコクラフトのままでいいかなあという印象。傷んできたら一関張ごっこでさらにリメイク。

※ビジューでおめかしした亜音ソフィアとダルレを片付けました。しばらく亜音オーダーのSCと亜音LのSCを息抜きグッズに。

※オカリナ系の動画をあげている某配信者が「佐賀県は何もない」と言っていてむかっ腹が立った次第。そもそも歴史の浅い干拓地を走るルートを己で選んで何が「何もない」なんだか。新しい建物は沈下するからうかつには作れんの。だいたい何もないのではなくて、何も見ようとはしないだけ。「佐賀には何もない」を意訳すれば「私はバカです」になるんだから。自分の見識の狭さを恥じればいいのに。今度同じことを動画で口にしたら、絹糸で総身をがんじがらめにして、沖ノ島灯台にくくりつける。

織ろうにも織れんもんで

 代わりにオカリナ製作モード。おりがみ陶芸の時の厚手の陶芸紙のくずから集めた再生粘土でまず試してみます。波佐見の土がベースらしいですが、いろいろブレンドしてあるそうで、普通に焼くと高確率で割れるんですよね。まあ水分や温度の関係なんでしょうが。配合は企業秘密なのでさっぱりわからず。ただいまタッパーの中で水分を吸収させているところ。まあ、作る練習用にはいいかな。どうせ鶴を作るためにドベも作らないといけなかったし。籠作りの準備や本のスキャンもしないといけないので、明日から試作できるかは不明。

 こだわりポイントとして


・気軽に持ち歩けるようなペンダントタイプにしたい。卵型が理想。なぜなら卵は何かを生み出す形だから。
・運指はペンダントオカリナ御用達のイギリス式をアレンジして片手で吹けるようにする。
・マーブリングとデコパージュで遊べるように白い土で作成。仕上げは安全性を考慮した食器用塗料で。

 鳴らすだけなら何個か作ったことがありますが、その先の調律が面倒でよう。いずれも途中で作業に飽きたため、高音まで綺麗に出るかも不明。でもイギリス式なら調律も早く済むからいいかな。

 片手で演奏できるようにしたいのは、もう一方の手で作業しながら吹けるから。吹きながらだと掃除機をかけるのも楽しそう。二本持ってハモらせたりお互いに出ない音域をカバーしたりももできるでしょう。将来片麻痺になる可能性もないわけではないので、それも視野に入れております。イギリス式だとイタリア式より音域が狭くなりますが、それは仕方ないですね。

 小さな鹿島錦を貼る所も確保したい。最初から木目込みが出来るような溝を作っておくのはいかがなものか。

 片手オカリナで検索していたら、葦笛工房さんのサイトに遭遇。拝見するのは何年振りだろう。知らぬ間に動画がどえらいことになっております。片手演奏で細長くする場合だと、やっぱり指を固定する部分いるよね。ペンダント紐の一部にループを作れば大丈夫かも。

片手オカリナのダブレット……だと……。片手オカリナの半分は優しさで出来とるんね。もう半分は技術。

※栗っぽくて好き。

埋めたり削ったりした方が実は早い

 引っ張り紙(仮)が届くまでは何も織れないので、踏み台昇降をしたり、片付けをしたり、オカリナを吹いたり。これも肩を痛める原因の一つかも。ACだと肩がうずいてくるので、軽いプラのSCで。

 さて、世の人々を惑わしてやまないオカリナのピッチ問題ですよ。以前佐賀大学の学生さんが、「日本画をやっていると筆の形に添うように指が変形したりするのですが、鹿島錦でもそういうことはあるでしょうか」と大先生に質問されたことがありました。「だいたい鹿島錦を始めるのはある程度の年齢になってからで、自分の身体の方に道具を合わせる(削ったりとか)方が早いから、そうします」というのが、おそらく無難な回答。多分オカリナも似たようなもので、とにかくそれぞれの個体で正確な音を出せる息量や息圧が違うから、変に力んで練習するより、自分の息に合わせて楽器の方を削ったり埋めたりした方が早い。これは出荷前に調律する人が、自分の息で音を合わせるのが主な理由。他には吹くときの湿度などの環境の差や、孔を押さえる指の力の入れ具合とか。SC管なんて指に力を入れただけでピッチが上がるので説教必須。

 知識や技術がある人であれば、音を殺さずにオカリナの方を調整すると思うのですが、楽器の中では安価とはいえ、やはりそこそこのお値段がしますからね。素人目線で考えれば怖いのも確か。私も、捨て孔や指孔を削る程度ならまだしも、歌口を加工する勇気はなし。全体的に音が高い場合は、一番下の音が出る孔、あるいはあれば捨て孔をちょっとマステで塞ぐとか、その程度でいいから気が楽。

 やはり一番いいのは自分で作ることなんでしょう。ストレスフリーで吹けるようになるためには。

※セラリーナの型で作るには、6mmのたたらが必要とのこと。手持ちのは何ミリなのか測ってみないと。完成したらマーブリングやムーミンのデコパージュをして遊びたい。

※調律の練習のため、ミニセラリーナを購入。小さいのでそのまま音域を広げるのは至難の業。多分穴を広げることでイギリス式運指に出来るかな。アクリル絵の具でマーブリングとデコパージュも試してみるよ。ついでにマクラメでストラップを作る稽古も。普段とは違うやり方を試してみます。

織りてえ

 なんでしょう、引っ張り紙を剥がした途端に無性に織りたくなるというこの状況。「モスラの卵を返してください」と懇願する小美人のような。織り台を返してくださいと一昨日の自分に土下座したい。

 ところで、TNGはじめ、本焼きなのにキンキンしないオカリナがありますが、多分壁の厚さが関係しているのではないかな。穴の部分まで含めた容積が音の高さに関係するので、穴が小さい=壁が肉厚なんでしょうね、きっと。

 今さらながら、つくづく有田の窯業大学に進んでおけばよかったと思います。車で通えたのに。