さてリベンジる

 一体全体どんな汁よと言われてもくじけずリベンジりますよ。リベンジるんだわしはよう。今日時間をかけてユニットを綴じていて気付いたんですが、私の場合綴じる作業も面倒くさく感じるんだわ。ただの巻き綴じであるにも関わらず。だからもう出来れば綴じずに済ませたい。綴じたにしてもネックウォーマー程度にしたい。

 それと、一本針を再開しようかと、スキャンしてPC内に保存しているくるくる編みのセーターの本に目を通していて、やはり作り方としては、一切綴じない、ケージも採らないと作り方が理想よのうと思い至りました。

 古書で調達した本によりますと、一応ストレッチ編みにもクルクル輪編みする手法がありますし、増し目減らし目もなんとなくわかるので、両方が上手になれば、もしかしたら魔法の一本針の手法を流用して、セーターが出来るかもしれない。とりあえず編んでみないとわからないにしても。

 今編んでいるロングスヌードが終わり次第、増し目の練習のために三角ストールを編み、鹿島錦の包みボタンで作ったヘアゴムで留めてロード・オブ・ザ・リングごっこに興じつつ、ピケか、あるいは一応編み方はわかる昇龍の輪編みで腹巻を作ってみることに。

 14日の話し合いの結果がまだわからないのが気になりますが、多分施工業者が持ち帰って検討といった感じの流れかな。とりあえず1mの単位で織るには1m20cmくらいの経紙が必要になり、かつ、そのサイズだと別途特注になるということだけは皆さん知ってほしいのこころ。西陣織が主要な用途である引箔のベーシックなサイズは70cm程度で、それ以上は特注なんだって。鹿島錦で使う1m程度の経紙は、帯締めを作れる長さということで規格を作ってもらったとうかがったことがあります。それとね、たかだか90cm前後の長さとは言え、すべて手作業で一枚織りあげるのに、簡単な模様を一色で織ってたとしても、普通月単位の時間がかかんだわ。鹿島錦は規約で無許諾の販売は出来ないにしても、佐賀錦の方など含め、織り手に何かを作ってもらいたいと考えている人は、一年から二年くらいは製作期間を確保した方が無難。「今月中に」とかわがままを言う人は、絹糸でしばって海中道路におはようからおやすみまで放置しますよ。だいたいバッグその他を作るために、ずっと同じ模様で最後まで乱れさせずに織るとしたら、かなりの技術と根気が必要になるので、それこそ生地だけでン十万以上は平気でします。細糸や極細糸を使った複雑で精緻なものだと100万単位。1平方cmあたりの単価は、もしかしたら一帖120万――以前の100万から値上がりしたらしいで――の鍋島段通以上かも。考えてみたらこの間の文化祭も、展示作品をすべて販売したら、総じて一千万はくだらないですしね。そりゃ展示室に毎晩鍵も掛けるわな。

※編めもしないのにアフガン編みの本を買ったのは、ストレッチ編みの親御さんだから。

※本当にどうでもよいことなんですけど、数字を入力する時、半角にするか全角にするか、はたまた漢数字を使うかいつも迷う。基本は変換任せです。だって面倒くさいんだもん。