着物ってもっと自由でいいんじゃない?

 正装・礼装は別として、普段着としての着物の話。だって普段着ですよ。七面倒くさいことは言いっこなし。そもそも伝統的な佐賀錦でも鹿島錦でもないフュージョン系謎織物を「佐賀錦」「鹿島錦」として平然と販売したり紹介したりしているんだから、着物業者も着物研究家も、もっと考え方を柔軟にしてもよさそうなもん。

 こういうアレンジいいですよね。動画主は着物デザイナーとのこと。鹿島錦の帯留めに合わせてガラスビーズとマクラメでラリエットを結んで帯締め代わりにするということも、あるいは可能かもしれない。帯留め器具にこだわらず、クリップタイプの器具で作れば、使い勝手もよくなりそう。

 実は私が持っている着物、一着はシックな妙齢女性向けの生地なんですよ。無理をいってメンズ用に仕立ててもらいましたけど。ほぼ単色で、ごくわずかに柄(雪の結晶)が入っているのですが、北九州で開催されたとあるイベントで着たら「上品でいいねー」と褒められました。よきかな。ちなみに着物初心者過ぎて、着方からして間違っていましたよ(・ω・)ノ しかも角帯はワンタッチ式。ネット上の着物警察からは怒られること請け合いですが、すべて過去の話。こまけぇこたぁいいんだよ。

 そういえば、昨年JR九州ウォーキングで鹿島を歩いた時、着物姿で参加された男性をお見掛けしまた。いかにも歩きづらそうな感じでしたが、その精神は嫌いじゃない。でも歩きやすいようにスニーカーに合わせてもええんやで。

雪゛

 ネイティブジャパニーズのくせに漢字に濁点をつけたくなるくらいには雪。天気はよさそうなので、昼休みにSeriaまで不足分の結束バンドを買い足しに行こうかと考えていましたが、車に積もった雪を見て即却下。出勤するだけでも大変だったのに、買い物に行こうなんて。

 却下。

※寒くなってくると、地味に編みためてきたピケ編ニットたちが活躍してくれます。一昨年の特産品まつりに間に合わせるために必死で編んだスヌードも、夜の犬の散歩や今日のように格別に寒い日には重宝します。家で着るひざ丈まであるロングセーターが欲しいところ。

結束バンドが足りない

 犬の散歩の後、食事を済ませてから、籠編みの準備。加工済みの編物バッグ用底板に結束バンドを通し経芯にし、横をクラフトテープで編んで、さらに和紙を張りながら補強して一関張風に仕上げて、貼れるようならとどめとばかりに鹿島錦を貼る予定なのですが

①結束バンドの数が足りない(今回買ったSeriaの30cmは20本入り。ダイソーは確か30本)
②底板のサイズが微妙すぎて、完成してもマグボトルすら入らない。スリムボトルなら……あるいは。

という状況に、心の底から恐怖のズンドコ。でもなんとなく綺麗に仕上がりそう。五本足りないせいで先に進めないのが口惜しい。ララベルのところのSeriaに在庫が二袋しかなかったんですよ。

 底板に関しては、いずれは織り台入れも作りたいため、好きな形に加工できるものを買いました。問題は結束バンド。長くなればなるほど単価が跳ね上がる模様。そこまで強度は要らないので、出来るだけ安い物を探します。

私の方がやばい

 部長の無事を――なんて書きながら、「いつもは夜に行くけれど、今日は早めに散歩しよう」と、先ほど身支度を整えて出かけたはずの私の方が(多分)やばかった。死ぬかと思った。比喩ではなくて。指先をカットした手袋では対応できませんね、あの寒さは。

 最初は冷たいだけだったのに、やがて痛みに変化し、最後にはまだ指ある? と訝しむ具合には感覚を失いました。北の方の地域や山間部では、この寒さもおそらく日常なのでしょう。大変だ。せめて今日くらいは手袋二枚重ねで出かけるべきでした。

 それにしても犬ってなんであんなに寒さに強いの? 積もった雪もものともせずにわしゃわしゃ元気に進むのを見て、飼い主ながらドン引きした次第。あとあんたら綱を強くひきすぎ。ローラースケートを履いて犬ぞりごっことか出来そう。

※今夜は紅茶を飲もう。

※今日、退会された方の織られた錦の写真を拝見して感じました。ご本人にお会いできないのも寂しいですけれど、輪をかけて、その方が織られる錦に触れることが難しいという点もまた、寂しいのだなと。大先生が織られた錦の端切れだけでも形見に欲しい。一度ストラップをいただいたことがあるんですけど、嬉しくて普段から使っていたら汚(ぴー)。

※帰宅後ちょっと織ってから平織りを入れました。残り13cmくらいは拾って織ります。

2023/1月~3月の鹿島錦初心者教室開催予定

・2023/1/26 AM
・2023/2/9 AM
・2023/2/23 AM
・2023/3/9 AM ※糸の格安販売会あり
・2023/3/23 AM 

という日程で予定されています。新型コロナおよびその他の事情で変動があるかもしれませんが、悪しからずご了承ください。

※3/29~5/7まで、祐徳稲荷神社正面駐車場の一角にある祐徳博物館で、毎年恒例「祐徳さんに言うとくよー」を合言葉に、鹿島錦保存会春の作品展が開催されます。

※博物館への作品搬入は3/21です。時間帯は現時点では指定されていないとのことですので、開館時間中なら大丈夫かと。

東北?

「本日佐賀県は東北地方に移動しました」なんてアナウンスが流れても、真顔で受け止められそうなくらいには寒いですね。朝方はそうでもなかったのに、昼からどえらいことになっています。冒頭に大先生のために黙祷し、例年より静かに始まり静かに進行し静かに終わった鹿島錦保存会総会の後、Seriaとララベルで買い物をして帰ったのですが、何気なく店内から窓越しに屋外に目をやったら、すわブリザードかというような状況でした。

 幸い駐車場に戻るときには落ち着きましたけど、そらサイドミラーも雪で覆われるわ。午後から受診とおっしゃっていた部長の無事を祈りつつ――

17キーカリンバをゲット(‘ω’)ノ

 クーポンとポイントを活用し、実質1,346円程度で17キーのカリンバをゲット。クロマチックのカリンバが欲しかったんですが、まずはお手頃価格な17キーで練習してからと考えなおした分、大人になったなあと思います。

 買ったままほとんど放置しているン十万のライアーハープや、そこまで高くはないにしても諭吉数人をお見送りしたコンサーティーナの練習もしたいのはやまやまですが、どこでも持ち運べるサイズで、しかも軽いというカリンバの利点は、何物にも代えがたいかなと。あとね、癒されたいんよ。疲れとんよ。

 ブラックフライデーなんかの時に、クロマチックのカリンバがセールされていないか、こまめに確認してみます。どうせ息抜きに遊び弾きするだけの予定なので、そんな高いの要らない。

 明日は大先生が亡くなられてから初めて開催される鹿島錦保存会総会。多分先生が参加されていた頃より終始静かに終わりそうな気がする。

※数年前、大先生が会員代表をA先生に譲られ、名誉代表になられた後で、「私は今まで会員代表ということで、我慢して、言いたいことも言わずに来たのー。代表はやめたんだから、これからは言いたいことを言うのー」とおっしゃったのですが、あの時は正直衝撃を受けました。顎座の黄金聖闘士アントニオ猪木から一秒間に三千発くらいの超高速ビンタをくらったらあんな気分になるのでしょう。先生、一度でいいから「我慢」という言葉の意味を辞書で調べ以下略。

※カリンバは一両日中に届く模様。鳥栖倉庫に在庫があればいいな。そんなことより、ウキウキしすぎて、今朝左手の親指を怪我したのを忘れておりました。しばらくおあずけ。

※シロクマに使う部分は無事織終わりました。余裕をもたせるためにもう五十段ほど今の色&図案で織っておきます。後はうさぎの耳の部分。ピンクにしようか、それとも伝家の宝刀パステルレインボーにしようか。掛けた糸を外して簡単な模様で織る予定。

ひらめいた(‘ω’)

https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%92%E3%83%A9%E3%83%A1 より

https://www.mutenkahouse.co.jp/column/materials/grain/ より

 多くは語らず拾い画像で表す試み。

 今朝起きた時のちょっとしたセレンディピティ体験。カレイ丸太のですよ。編物用として売られている、最初から穴の開けられたバッグ底に結束バンドを括り付けて、さらに底板に合わせてサイズ調整したクラフトバンドをはめ込んでいけば、手軽に籠が出来るんじゃあない? と。

 手抜きすることばかり考える自分が時々厭。

※こういうの。


錦の合間にハンドウォーマー作り

 市販のハンドウォーマーだと、長い時間着けていると指周りが痛くなってしまうため、ストレッチ編みで親指を出すタイプのハンドウォーマーを編み始めました。作り目は40目。長方形に編んで、綴じるときに親指を出す隙間を開けます。

 写真の通り緑つながり。ブルー系大好き人間ですが、中細の純毛糸がないんよ。

こんにゃく糊には防水効果があるのだとか。しかもニスのように和紙の風合いを台無しにはしないらしい。確かに色があせる感じがするんですよね、ニス。張り子で鹿島錦を貼り付ける土台を作るのであれば、一番下側=内側に化粧紙を使う必要があります。調べてみたら水溶きボンドでは耐水性に難があるらしい。こんにゃく粉は家にあるので試してみよう。あ、でも木工用ボンドだからこそ樹脂やビニールテープに貼り付かずに、すぽっと内型を抜けるというメリットもあるか。化粧用の美麗な和紙は後貼りにして、こんにゃく糊を使うとしたら、どんだけ少量で作ればいいのやら。「和紙の手帖」という本があるそうなので、まずそれを読んでみよう。まあ、和紙の籠の補強にも使えそうだから、ある程度まとめて作っておいた方がいいのかな。

※杉原商店さん。和紙への情熱と情報量がすごい。紙布のことは伝統的な工芸品を網羅した本を読んで知っていましたけど、陣羽織の作り方は知らんかった。

※大量のこんにゃく粉(古いけど多分使える)を消費するためのレシピとしてはこれが一番かもしれない。アーモンドプードルと混ぜて作るこんにゃくクッキー。ホームベーカリーに少量入れてもいいらしいですね。

Youtubeは情報の宝庫だ

 麻ひもとボンドやグルーガンでもいろいろ出来そう。こちらの動画はフィリグリー風。

 なんですか、この鹿島錦で作れと言わんばかりのアレンジは。

 これはわしにもできる。

 グルーガンも持っているのですぐできる――って、もしかして鹿島錦の貼り付けってグルーガンでもいけるんじゃない?

 落語でかごと言えば、「蔵前駕篭」「蜘蛛駕篭」「住吉駕篭」あたりでしょうか。三三師匠の2/5の有田での独演会、行きたいですけどね。コロナショック以来、人の集まる所は絶賛忌避傾向。