またお前かアントワネットいうことで、レッツら誤魔化し。銀特有の劣化した部分に安物ビジューを貼っていますけど、本当は人工サファイアとかを使いたいんよ。そんなことより「織るより作る方が好き」とか公言しながら、どんだけ失敗すんねん。

ミニ木目込みまりの簪完成。木目込みと言い張っていますが実際には貼り付けただけですよ。しかもまりでもない。なぜ言い張るかと言いますと、事前に提出した書類にそう書いたから。ララベルのSeriaに経2cmの発泡スチロールがあったので無事作れました。当初午前中に買ってきた樹脂粘土でと考えて、半球モールドに詰めていくつか土台を試作してみたんですけど、乾くのが待てなくて食器乾燥機の中に入れて強制乾燥させようとしたら
ま さ か の 膨 張 。
半球ではなくなって雪見大福みたいになっとったよ。
ちっと舌打ちしてごみ箱にポイしてから、念のためにと購入していたスチロール球を分割して錦を貼り付けて再度合わせたり、切りこみを入れて木目込みの真似事をしたりしました挙句、どうにも汚く見えて没に。布と時間を結構無駄にしつつ、結局作り方を変えて完成。簪パーツも最初の物に戻しました。狐のチャーム、貼り付けんで取っておいたら良かった。
寒色系ということもあり、結構好き。裏側は別の文様です。余り布なので真ん中を合わせるまではしていません。次に作る時はきちんと出来そう。このシリーズは眼鏡ケースや保険証類入れ同様、定期的に作っていきたいので、スチロール球と簪パーツをまとめ買いせねば。
※九尾の狐のお守りとか意味わかんなくない? あんな傾国の女狐。
もともと暖色はさほど好きではないのですけど、糸を整理したくて織った黄色の布にズッキンドッキンしております。これも35割の銀で、前回テディベアを作った時の残り。黄色布+包みボタンで、満月をイメージしたアクセ作りがはかどりそうな予感。
それにしても黄色に青を入れると鮮烈。ビジューバーツを貼り付けたばかりなので、簪用のパーツで高さを固持して乾かしているところ。満月アクセいっぱい作りてえ。
※中国製のポニーフック金具、届いた分全部歪んでいます。どういうことこれ。どういうテキトウニヤッチャイナ案件。まああくまでも展示用なのでこのまま使うけどよう。
※厳密には承和色(そがいろ)。都羽根の糸見本で5番の色です。後は保険証類入れと簪を作ってから、ペンダント用コードを結んで、新しい経紙で織ります。
日付が変わる前に35割の銀を織り終えることが出来ました。台に立てた状態では「そう縮んでないかな」と思っていたのに、外したらそこそこ縮んでいたのが泣ける。わしはもう悲しみのズンドコですよ。まあ、織り間違いのない部分だけでも結構使えるのでいいんですが、最初の鹿子市松が汚すぎてもうね。いいところだけ包みボタンにして遊びます。最後に織った網代万字――卍表記は物議を醸しそうなのでやめた――も、眼鏡ケースを作るには狭すぎるので、スマホケースの方にまわすことに。眼鏡ケースはメンバーベア(のネクタイ)を作る時のためにとっておいた本金/単色の布を使って作ることにします。父用なのでかえって地味でいいかもしれない。決して私の好みの色ではないということは主張しておきたい。作らないという選択肢もあるんですけど、一応紙に書いた分は出さないと恰好つかないしよう。
そういえば、18日の搬入の日、(確か)あけぼの寄席の日でもありました。楽しみ。
※一番お気に入りのところがここ。文化祭の頃に延々織っていました。もっとも、この図案を中糸で織る場合、40割の方がエッジがシャープに見えるんよねえ。同じ織り方をしているはずなのに、35割だと花菱が妙にいびつに見える。ボランティアで出る予定の日までにある程度進めておきたいので、明日は40割の変わり経紙の準備をします。かつ、もう絶対にすべての段を拾って織ることは生涯しないと、ここに宣言いたします。わしはもう疲れた。最初の鹿子市松の途中で糸を外してからが長かった。
圓生師匠の長崎の赤飯を聴きました。「こわめし」と読むらしい。これは……今の時代には出来ない落語。昔はハンセン病のことを「天刑病」、つまり先祖の因果由来の天罰と表現していたのですが、長旅に際して身の安全を確保するために変装した女性を「あれは天刑病」と見下げる描写があるのが致命的。あかんよ、それは。差別よ。それとなんだろう、全体的に聴いていて心地の良い噺ではないですね。もっとも、今回聴いたのは前半部分だけ。後半部分はがらりと雰囲気が変わるらしいので、出来ればフルバージョンで聴きたいところ。今演じるなら天刑病のくだりを削るか置き換えるかする必要がありそう。
花粉由来の鼻水と格闘しつつ、さらには落語を聴きながら織って、ようやく残り10cm程度になるまでこぎつけました。左の岸が不安定になりつつありますので手を施さねば。網代卍は、久しぶりに織る割には順調。まあ、噺の内容のせいで今日は全然楽しくなかったのですけど、なんとか搬入の日までに眼鏡ケースが作れる程度には織れそうだからいいか。グラデーション部分を活かして作るよ。もしもの場合は強制終了して間に合わせるかも。
つくづく思うのですけど、気持ちよく編んだり織ったりするには、やはりある程度糸を掛けないと無理。他の趣味も楽しみたいし、錦にオールインして全段拾って織る派には一生なれない気がする。
わしはもう四半世紀前にそういうのをさんざんやった後、あまりの不毛さに嫌気がさして、二度とやらぬと心に誓って足を洗ったんだわ。そういえば編集者をやっていたdaturaさんみたいに、単に議論好きの人もいたっけ。懐かしすぎる。もう定年されたかなあ。あの頃知り合った数十人のネッ友のうち、今でも交流を続けているのは、わずかに一人しかいません。いろいろあったよ、本当に。諸行無常の日々でした。
今は穏やかに錦を織ったり編み物をしたり出来ればそれでよし。美しい物は人の心を豊かにしてくれるわけですよ。どこぞのカルト議員のように、誰かを追い詰めて自死に向かわせることもなく――
赤い丸で囲んだ部分など、古い銀なので剥離が目立ちます。本金の剥離もないわけではないんだけど、やはり素材としては金の方が柔らかいからか、ほとんど見たことはありません。でも古い銀は結構ある。うまいこと隠れてくれることを期待しましたが無駄でした。個人的には銀の経紙の見た目は大好きなんだけど、こういうところがよう。経紙が整っているように見えるのは、単に終わりが近づいているからですよ。
※親戚が育てた薔薇をご利用者さんが水盤にしてくださったよ(・ω・)ノ
あれは基礎織を終えた後二枚目を織っていた頃の話。エッシャーの絵をイメージしながら、同系色ではありつつもそこそこ遠い色でグラデーションを入れて織った部分を、「ここんところはぼかしたつもりやろねー」と、今はすでに会にはいない人から言われ、んぎぎぎぎと憤慨して、以降は封印したなんてことがありました。別に近い色でなくても階層状に色を替えれば、視覚的に面白いと思うわけよ、私は。何で近い色でないと成立しないと考えるんだろう。意味わからん。そういう前提を踏まえた上で、ぼかしていく試み。
これに関してはわしは好きに織るよ。残り12cmくらいなので、とりあえず4:1/3:2/2:3/1:4と、浅めにグラデーションを入れます。しかも今回はそこまで色が遠くないので愛のない難癖禁止。
この銀が終わったら綺麗な変わり経紙で友達とお揃いの錦グッズをこさえるでよ。ついでにコンサーティーナさんとケーナさんをおめかしするよ。その後本金でノルマ用の生地確保。それからいよいよ帯じゃ。織り台複数体制はまだ早いと自粛。二転三転もまた楽し。まったく関係ないですが、大きい織り台を譲ってもらえるという話を伺って、非常に楽しみにしております。メルカリとオークションで集めたわしのヘラ&あぐりコレクションのうち、長さ50cmを余裕で越えるお子たちが火を噴く瞬間も近いぜ。
※錦糸の場合「生成り」=「未漂白の白」。本当は色合いではなく風合いを示す言葉なんでしょうけど、糸見本にも「生成り」って書いてあるもんでよう。