謎の言葉に遭遇

 鹿島錦用の織り台以外にも、我が家には手の平サイズのヂャンティ織り機や、家庭用の手織り機があります。(下手くそな)編み物にかまける時間がなく、毛糸が余りまくっているので、さて、平織りでいいので毛糸織でも試してみようかと検索をして、「ブンデンローゼンゴン」という言葉に遭遇。不思議な響きですよね、ブンデンローゼンゴン。対抗意識を燃やしてカタカナで書きますが、イッタイゼンタイナンダチミハとしたたか検索をして確信。

 鹿島錦や佐賀錦でいう模様織だこれ。それにしてもパターンがいろいろあって可愛いですね。

 メモしておかないと。ブンデンローゼンゴン。いつ使うかは謎ながら。なおスウェーデンで伝えられてきた技法だそうです。解説動画の闊達自在な綜絖に嫉妬。

※北欧つながりということで、この間図書館で借りたフィンランド文学の本について。「図説」と銘打ってあったので、てっきりカレワラの挿絵がふんだんにあると思い込んでいたら、ほとんどないんでやんの。その代わり燦然と輝くステキネームに遭遇。ミンナ・カントとユハニ・アホだそうです。フィンランドの写実主義文学を代表する方たちですが、それぞれの名前を足して二で割ったらミンナ・アホ。辛い。そんな(どんな?)フィンランドにちなんだアニメといえばムーミンと牧場の少女カトリ。コミックス版のムーミンって結構やらかすんですよ。家族総出で何の罪もない税吏を地下室に閉じ込めたり。原作ムーミンのそういうところ好き。

※いろいろ動画を観ましたが、卓上織り機の場合、整経がひたすら面倒くさいので、ヂャンティ織りでいいです、もう。鹿島錦なら引っ張り紙に貼って整えるだけなのに。

昼休みに

 エイブルまで出向いて、鹿島市民図書館の本をゆずる市を覗き、その後エイブル会員継続の手続きまで済ませてから再度仕事に。私の場合落語会の先行チケットのためだけに会員を続けております。

 今回のゆずる市は児童書が多かったですね。児童書は字の大きさがちょうどいいので、御高齢の認知症のご利用者様のために、偉人伝を三冊ゲット。一休と織田信長と二宮金次郎。他にも何冊もありましたけどとりあえずこの三人。選択基準はないです。単なるフィーリング。それから、自分用にも何冊か。ハンカチを使った布の3Dアート(シャドーボックスの方)の本とか、井上円了の伝記とか、おそらく私にとってだけ掘り出し物たりうるであろう本にも出会えました。感謝。

 次回はどんな本に出会えるかなあ。毎回楽しみで仕方ない。演芸関係の本が見当たらなかったのは残念でした。

 そういえば、金子剛先生のギャラリートークはすでに終わっていた模様。辛い。

 

来年一枚目はこれを織ろう

 今織っている古い銀、今年中に終わるかなあ。まだまだ先の話ですけど、織り終わったら、本金かオリジナル経紙のいずれかで、この模様を織ります。会の図案集にある花菱鹿子蜀江のアレンジ。

 Gyaoがサービスを開始した当初無料で視聴できた「Farscape」。マイナーすぎて私の周囲では誰一人としてこのドラマのことを知らないのですが、妙に好きでした。綺麗な久本雅美ことクラウディア・ブラックも出演。主演のベン・ブレイダーとともに、スターゲイト SG-1にも出ていましたよね。

 アンドロメダも途中までしか観ていない。これらのドラマを観まくっていた頃に鹿島錦を始めていたら、どれだけ織れただろう。錦に限らず、どんな世界も、早く始めたもん勝ちです。

 誰やこんな動画作るん!!

 ( ゚Д゚)

火曜日は本をもらいに行こう

 鹿島図書館で本をゆずる市が開催されています。今日落語会の前に行っておけばよかったかな。毎回(私にとっての)掘り出し物が見つかるのでワクがムネムネ。行くなら五回目のワクチン接種の前がいいよね。

 それにしても、足の短い図案って飽きますね。ずっと同じ色だとことさら。ようやく生成りに入って人心地ついているところですけど、糸を掛けても飽きるってどういうことだ。相変わらずへたくそなのも辛い。心底辛い。でもわがままボディのシロクマ系テディベアの木目込みを完成させたいのでくじけませんよ。古い銀は剥離しやすく、ところどころ地の漆が表出しているので、余裕を持たせつつ織っています。

 落語会の余韻に浸りつつ――

※会場でやたらと気になったのが「新型コロナ感染拡大防止対策」という表現。「新型コロナ感染拡大防止策」か「新型コロナ感染拡大対策」が正解。

※明日は胃カメラ・造影剤を入れての胆嚢撮影など、母が立て続けの検査をする予定なので、嬉野医療センターまで送迎しますよ。終わったらまた茶々焼き買いに行くでー。彼杵茶ソフトも食べるでー。

堪能してまいりました

 両耳から堪能汁があふれそう。もちろんそんな奇怪な汁が耳から滲み出ることなど医学的にありえないわけですが、ありえなさそうなことも起きかねないほど堪能できたということでご了承を。

 何を堪能してきたかというと、長らく楽しみにしてきたエイブル落語会が今日だったわけですよ。その割には開催週を勘違いして何やってんだという話ですけど、それはそれこれはこれ。それにしても相変わらず知人との遭遇率が高い。さすが鹿島の落語会。佐世保とか北九州だと知り合いに会うことなんて皆無なのに。ちなみに隣の隣の席はA先生でしたよ。歩いて見えられたのだとか。

 本来は権太楼師匠とさん喬師匠の二人会の予定でしたが、権太楼師匠が間質性肺炎で入院され、今年いっぱい地方での落語会はお休みされるそう。急遽だったので代演には期待していなかったのですけど、まさかの市馬師匠でなんともありがたい限り。ちなみに本日の演目は

  1. 柳家さん光さん「反対俥」
  2. 柳亭市馬師匠「禁酒番屋」
  3. 柳家さん喬師匠「芝浜」

 どれも冒頭を聴いただけで筋立てがわかる有名な噺。貫禄だけならすでに真打のさん光さんは西九州大学だっけ。しばらく三養基の病院で勤務されていたらしいですね。反対俥といえば、たいていの場合はサゲは「芸者を(お座敷に)上げられるくらいなら……」なので、そこで終わるんだと早合点して拍手をしたら、続きがありやんの。何あのサゲトラップ。宮治師匠もCDでやってたっけ。最近の流行りなんですかね。最前列の席だったので、「汗すごいなー」「着物の柄綺麗だなー」とか、そういうところまで含めて楽しめた次第。来年何かやらかさない限りは真打昇進とのことで、実におめでたい。佐賀のこと忘れんといてね。

 市馬師匠は、マクラでご自慢の喉を惜しみなく披露。帰り際いろんな方が「いい声だったー」と感心したようにおっしゃっていたので、「何? 今さら知ったんですかいな?」とこっそり優越感を抱いたりして。私はずいぶんと前から知っておりましたよ。ふふふ。演目は禁酒番屋。役人の酔いが進む部分の演出とかやはり見事ですね。サブスクとかCDからリッピングした音声ファイルでしか聴いたことがなかったので気づいていませんでしたが、三度目のは飲む仕草はしないんですね。鼻に近づけるだけで終わる。私はてっきり口に含んでから「なんだこれは」となるのかと勘違いしていました。先代馬生師匠も「家見舞い」では汚い演出はしないと決められていたらしいし、まあ、下品で不快だからかな。水カステラが実際にあるとしたら、ミルクセーキみたいなもんなんだと思います。ちなみに長崎でミルクセーキを注文すると、シャーベットが出てきますよ。蛇足ながら、斜め下から拝見する市馬師匠は、上下を切る時妙に糸井重里にそっくりでドキがムネムネ。

 トリのさん喬師匠は、私がずっと聴きたい聴きたいと願い続けた芝浜でした。もう一人で大感激。まだ11月ですが、通常年に一度しか開催されないエイブルの落語会。まったくもって無問題。ただ、落語=笑える話という認識の人が少なからずいたみたいで、そのあたりが迎える側としては残念だったかなあ。笑える噺は滑稽噺。夏にやる怖い話は怪談噺。そうして芝浜は、ほろりとさせたりハラハラさせたりする人情噺に属します。滑稽噺しか知らない人、笑点のイメージで来場した人は、もしかしたら消化不良だったかも。これはもう、客席に来る側も経験を積んで、おぼろげな落語観をより明瞭にしていくしかないですね。落語に詳しい人なら、さん喬師匠のちょっとくどめの芝浜と聴いた時点で「ひゃっほー」となるはず。

 それから、さん喬師匠、鹿島錦にも言及してくださったのですよ。こちらも感激。次は来年かあ。あるかどうかわからないですけど、あるなら落語三銃師――意図的にこの「師」らしい――希望。

※東与賀で年明けに文菊師匠の独演会があるのだとか。東与賀と言えばインフル事件の舞台です。白鳥師匠の独演会後、帰りの車の中で高熱を出したというトラウマがありますので、観に行きたいのはやまやまですけど、慎重さを発揮せねば。「いやらしいお坊さんが出てまいりました」を生で聴きたいのに。

※アレクサンドル・デュマの三銃士って、後半敵味方に分かれて戦ったような気が。

懐メロたーいむ

 木目込み用の錦、明日でリボン部分の織りは完了。念のために長めに織っています。落語会を観てから生成りで本体部分を織りはじめます。それが終わったらコンパクトミラーのために二色で。先ほどから休憩しながらYoutube。雪村いずみさんの声質は結構好き。ダイアナ・ロスの往年のヒット曲とか歌ってほしい。それにしてもお三方とも楽しそう。

https://www.youtube.com/watch?v=Wl-YgIuiiQQ

 五年前の放送らしいです。お元気で何より。

 ケサラも好きなんですよ。越路吹雪さんの。

 江利チエミさんのおばちゃんレベルの高さには驚かされる。

https://www.youtube.com/watch?v=SxraIDwh1DE

明日やん

 来週だと思い込んでいた(なぜ?)落語会、明日でした。あやうく行きそびれるところでした。何の気なしにチケットを確認してよかった。最近予定を忘れまくりなので、あらかじめリマインダー登録しておかないといけません。ふう。入場までにのど飴も買わないといけないや。空調の効いた部屋にいると、冷暖房にかかわらず、すぐアレルギー性の咳が出るんですよ。しっかり喉を潤しておかないと、あらぬ誤解を招きかねないし、噺の邪魔になる。

 部長を始め、鹿島錦保存会からも何名か行かれるようなので、会場でお会いできるかもしれません。前回は太良の人も客席にちらほら。まあ、そこまで親しくない人に関しては、挨拶が面倒くさいため、気づかないふり作戦で乗り越えております。

 権太楼師匠はもともと柳家つばめ師匠のお弟子さん。師匠が亡くなられてから大師匠の先代子さん師匠のところに行かれたのですが、市馬師匠とさん喬師匠は生え抜きの小さん一門で兄弟弟子。明日は兄弟会にして二人会になりますね。さん喬師匠は人情噺に定評があるし、11月も末ということで、早めの芝浜が聴けるといいなあ。

特急かもめをしのぶ

 しかも他人様の動画で。投稿者さん撮影してくださってありがとう。サムネは波瀬ノ浦大橋ですね。

 もともと私がかもめに乗車するのは肥前鹿島~博多間か、諫早~長崎間だけでした。それ以外の区間は車で移動した方が便利が良いので、多良駅と肥前大浦駅の間をかもめに乗ったのって、多分全部合わせても五回くらい。そのうち一回は寝過ごして鹿島で降り損ねた時。辛い。

 なお、鹿島から小長井あたりまで、車窓から見ることが出来る有明海は、天気がいい日は反射光で綺麗なんですけど、曇りや雨の時は、うーん、正直泥水。干潟の泥(ガタ)はもともとは多良山系の火山灰らしく、粒子が細かいんですね。すぐ水の中を浮遊する。プランクトンも多いし、透明度とは無縁なわけです。豊かな海なればこそ。満ちている時は小さなクラゲがぷかぷかしていて可愛いですけどね。

 特急かもめ号が廃止してからこちら、普段が車移動な上、私が乗車する区間ではまだまだ特急も健在ということで、体感的なデメリットはほとんどなし。これまでは犬の散歩中に、結構な頻度で踏切が閉まっていたのに、最近ではほとんど通過に出くわさなくなったという違いは感じています。これはむしろメリットか。特急が走りすぎるのを待つ間、うちの落ち着きのない犬sが飛び出さないか、いつも不安でしたから。

 写真に関しては、撮り鉄の皆さんが激写してくださっているため、懐かしがりたい時は検索するということで。白浜海水浴場を臨むスポットでは、廃止前からいろんな方が撮影にいらしていました。都市部近辺では、しばしば撮り鉄の乱行が話題になったりするようですが、こちらの人たちはのんびり気長に撮影されている模様。そもそも本数が少ないので、気が短い人達は撮影に来ないのかも。

 特急かささぎ号の佐賀県側の始点・終点となっている肥前鹿島駅の売店には、私たち鹿島錦保存会の会員が製作した鹿島錦製品が販売されています。鹿島駅をご利用の際は、是非実物をご覧ください。

※そういえば諫早にアパートを借りて大浦まで通っていた当時、かもめ号の転覆事故に遭遇したことがあります。長田の近くが騒然としていました。調べてみたら2003年か。

12月の鹿島錦初心者教室

2022年12月の鹿島錦保存会初心者教室は

①12/15 午前中
②12/22 午前中

の開催を予定しています。

※鹿島錦保存会も展示販売を行う鹿島市特産品まつりは12/8と9。祐徳稲荷神社のお火たきに合わせて参集殿において開催されます。なお12/8は14:00~22:00、12/9は9:00~14:00とのことです。 ←終了

無事提出

 木曜教室の日。本当は織り台を持っていくつもりだったんですけれど、急遽スタッフが一人休みまして、ストラップを提出してからトンボ帰りする羽目に。

 今年は無事に検品通りました。14個持持参し、12個出して、残り二つは県の社協のチャリティバザー用に寄付。

 エイブルをおいとました後は、消耗品を買って、職場に戻る前にたらふく館に立ち寄り、いつも遠方から種や球根やお菓子を送ってくれる友達へのお礼の品をチョイス。お手頃価格で地域色の濃厚なものを選んだ次第。この間出したコンパクトミラーと伯父の畑のミカンも送るでー。

 佐農生の作った「飲むぶどう酢」、自分の分も買えばよかったかなあ。まあいつでも行けますけどね――って、よくよく読んだら数量限定品だった。売り切れる前に買っとこう。