100歳になっても出来る……か

 とある織物系動画のup主が、「織物は100歳になっても出来るから後回しに」ということで動画投稿を停止していて、妙に切なくなってしまいました。確かに介護保険の被保険者証の入力をしていても、開始当初と違って100歳越えの人が増えましたけど、織物が出来るほど心身の機能を維持できている人って、ほとんどいないに等しいですよ。はっきり書いてしまえば、著しく稀。年齢だけクリアできている人なら、特養には特に多いでしょうね。

 鹿島錦保存会の伝説の美魔女こと故大先生の場合は、晩年まで織られていましたが、あの方の場合はそもそもがとんでもなく規格外。とうてい一般化することの叶わないケースです。

 up主の「100歳になっても出来る」という件に関しては、考えを改められた方がよろしかろう。今日は元気でも、明日事故に遭うかもしれないし、明後日病気になるかもしれない。実にもったいないと思うことしきり。

笛も選ぶ時期かも

 横笛の仲間の中で一番しっくり来たのが、実は篠笛ではなくて、はるばるドイツからグーテンモルゲン(・ω・)ノと元気よく我が家にいらしたモーレンハウエルのpiccoさん。横笛なのに運指はリコーダーと同じという謎楽器ですが、音は軽やかでええ感じやで。バロック式とジャーマン式と都合三本持っていたかな。二本だったかな。もうちょっと人生に余裕が出来たら、全然吹いていないプラ龍笛を片付けてpiccoさんを引っ張り出す試み。細くした錦でいろんなところを包みたい。音域は2オクターブですが、肺活量に自信がある人ならもっと増やせるでしょう。

 ヴィオリラさんは、昨日膝に置いていろいろ弾いたら楽しくて仕方なかった。でも音がちょっとということで、弦探しに突入。付属の弓で擦弦での演奏が出来たら素敵だと思いますが、絶対メンテが面倒で続かないと思うため自粛。テーピングしたりサックを着けたりして、指で弾くよ指で。ピック弾きはやはり押しつけがましくて無理。優しく風に漂うくらいの音が心地よい。

 オカリナはオカリナで楽しいけど、重いのと、落っことすと割れるのが。木製のも持ってはいますが、陶製がいいよう。

※今夜まで織ったら、織り台をいったん片付けて、作品展用の小物制作に入ります。材料を準備して、布が足りるか確認しないと。

※指への負担に耐え切れずにイングリッシュコンサーティーナを封印した今、もしかして手の甲にベルトを書けるアングロコンサーティーナならイケる? と思わないこともないのですが、瞬時に移調とか無理ゲーすぎてもうね。

Kindle Unlimited散策

 編み物以外にも、Kindle Unlimited内の各種手芸本を毎日のように検索してブクマする日々です。時間がある時に一気にダウンロードして内容を確認する派。今年に入って何十冊目を通したかしれない。

 先日、目先を変えたくて、これまで敬遠していた牛乳パックをリメイクして小物を作る系の本を試しに読んでみたら、鹿島錦に使えそうなものがいくつもあって欣喜雀躍。下手なカルトナージュの本より作りやすそう。やはり食わず嫌いはいけませんね。皆さんも是非食わずを嫌わないであげてください。

 月末締め(だった)書類の修正も何とか完了。レセプトまで人心地ついているところです。

何かいい感じ

 キーの可動部が(まだ)壊れていないヴィオリラを引っ張り出して一本弦を(適当に)張って遊んでみました。(雑に)抱え引きするといい感じ。気分は古賀政男のDNAを色濃く受け継いだ(なんちゃって)吟遊詩人ということで、時間が取れる時にナイロン弦に換えてみます。もともとの弦でも、指で弾くと音色はやはりライアーみたいな感じ。

 コード風に弾くならキーはGとDに合わせればいいそうですが、どんな配分がいいんだろう。一般的な大正琴ならHigh Gのうち一本をDにすればいいみたいですが、ヴィオリラって大正琴より張れる弦の数が少ないんですよ。実は全部で四弦しか張れない。でも駒は大正琴のものが流用されているような。他に本体はソリッド――一枚板――で共鳴胴がないという違いもあったり。お外ではアンプにつないで弾く仕様。

 楽器遊びの傍ら、鹿島錦に流用できる手芸キットや工作キットを探して、吐き気がするくらいに延々ネットの海をさまよっております。でもピンとくるものがさほどない。オルゴールとか作りたいんですけどね。

※錦を入れると錦猫が出来る猫痛バッグは可愛いかも。

よもやチェルシーが無くなる人が来るとは

 私の世代だとシモンズのテーマソングのイメージが強いチェルシー。1979年にはサーカスも歌っていたのを今初めて知りました。1971年のシモンズの時は生まれていなかったのに。そんなことより、チェルシー、今年の3月で全ラインナップが販売終了だそうです。遠足の時に買ったりしていたよ私は。いちごミルクやミルキーと交換したりして。皆さん悲しみのズンドコに浸りましょう。

 KBCラジオの番組PAO~Nの影響で、「ほーら、キョンシー♪ もひとーつ、キョンシー♪」って替え歌も流行った想い出。

※八女茶のちゃちゃちゃがYoutubeに落ちてた。

※ちなみにこちらキョンシーさん。あなたにもキョンシーあげたい。

いろいろ検索したところ

 大正琴でコード(風)に弾きたい場合は、開放弦をDとGに調弦すればいいのだとか。弦を一本張り替えて太いものにして、一五一会みたいに1オクターブ違いで二本ずつにしても問題ないんでしょうか。ただでえさえろくすっぽわかっていないコードが、いよいよまるきりわからないまま終わりそうな気もしますが、あくまでも趣味の一環なので、別にいいか。そもそもが笛っ子ですもの。単音楽器の人ですもの。

 余談ですが、キーを外してヌーディーにした大正琴、フレット上で指を移動するという動きに、一向に慣れません。移動の幅が大きすぎる。これが笛の仲間なら、固定した場所で指を上げたり下げたりするだけで済むのに。直接フレットを押さえていると指が疲れて編物や鹿島錦どころではないため、今のヌーディー大正琴は秘匿して、キーが壊れていないヴィオリラの弦を張り替えて、指の負担を軽減しつつ、擦弦撥弦どちらにも対応できるようにした方がいいのかも。なおキーカバー(正式名称は「天板」だとか)はショッピングモール内の託児所レベルに奔放に出来るフリースペースなので、鹿島錦も貼り放題。風の噂では楽器を改造しましたという記事を上げると「あなたには音楽を楽しむ資格はない!!」と楽器ポリスが出動するそうですが、この部分での多少のやんちゃは音には影響しないはずなので、温かい目で見守ってほしい。

 

 鹿島錦といえば、春の作品展の搬入日になっている19日までに、文化祭で作ったのと同じ、ICカードなどが2枚だけ入るタイプのカード入れをいくつか作る気でおります。今回はそれとか、くるみボタンを使った小物類でお茶を濁す所存。毎年似たようなことを書いている気がしますが、もともと大物作りは性格的に向いていないし、さらには技術もねえんだわ。皆が皆大物ばかり作ったら展示スペースの確保もてぇへんなもんでよう。お前のお茶は濁りまくりで毎年到底飲めやしねえと苦情が来そう。去年はそれでもテレビや新聞で撮影してもらったんですけどね。今後も鹿島錦保存会に関しては、枯れ木も山の賑わいという言葉を座右の銘にして続けていきます。船頭多くして舟山に上るって諺があるではないですか。上手な人やエキスパートは、特に初心者教室には二、三人いればいいような気がする。

 カード入れは、せっかくの鹿島錦製ということで、ペンダントになるチャームを貼り付けて、リールコードだったり首掛けにする気満々。肉球が可愛かったので肉球チャーム注文してみたで。しっかり接着できるサイズにしました。肉球部分がぷにぷにしていたらなおいいのですが、ソフトレジンとかならいけるのか。

宝くじよ当たれー

 って一回書けば10万当たるとしたら、100回位余裕で書くのに。

 とりあえず一億当たった上でつましく生活さえすれば、一生安泰ではないかと。遊んで暮らすよ私は。この場合の遊びは、花を育てたり楽器の練習をしたり錦を織ったり編物をしたりという意味ですが。

 ところで、あくまでも錦を貼らないという前提での、理想の楽器を見つけたような。もっとも受注生産の上、お値段が書いてないので怖くて注文できません。多分20万はくだらないと思う。考えただけでドキがムネムネ。キャンセルも出来ないはずなので恐怖のズンドコ。生きている間に宝くじが当たれば、予備の分まで含めて10台くらい注文したいところ。

 ロト当たれー。

 

漆黒のボディが唸る

 鹿島錦を貼るならボディにしなボディにということで、昔ACBで中古で買った大正琴のキーの部分を取り外してみました。ラッカー塗装の漆黒のボディが唸っています。どのみちキーの部品が壊れて一音だけ使えなくなっていたので躊躇なく取り外せましたが、新品を使うのはさすがにはばかられるかな。

 試しにちまちま爪弾いてみましたがいい感じ。他の楽器を買う必要はなさそう。金属弦は相変わらず残響が不快なので、弦はナイロン弦三本にしたい。フレットの上に二本、フレットの外に一本。マウンテンダルシマーなどの楽器を参考に音を合わせればよさそう。音域は一弦琴とか二弦琴の方がよほど広いですけど、私がそうてい想定している使い方では2オクターブほどあれば御の字。フレット外の一本は音を固定して、その音を使うメロディやコードの時だけ参加させるようにして、普段はフレット二本で。

 錦を貼ることでどれだけ音が変わるかわからないですが、まあ、趣味で爪弾く程度なら問題ないかと。

 セーターはやはりかぎ針か一本針でぐるぐる編むのがよさそう。ストレッチ編みでも輪編みが出来なくはないので、試してもいいのですけど、問題は針の太さなんですよね。E針だと引き揃え編みが怪しいときがあって。どうしたもんだか。

※カンテレが私にとって金属弦の音を受け入れられるかどうかの分水嶺。二胡やバイオリン、指で弾くアコースティックギターなどは大丈夫。ピックを使われるともうダメ。ダメダメダメ。テトロン弦の筝とかも爪で弾かれると「うう……」となります。弾き方が柔らかかったりゆったりとした曲調だとまだいいんですけどね。下手な人にがしゃがしゃやられると雑音にしか聴こえなくて辛い。

そろそろ何か作らないと

 ――と考えて、アクセパーツなどを調達する試み。もちろん鹿島錦用ですよ。

 それはそうと、3Dプリンタとイタリア製のリードを使ってコンサーティーナを製作する人がいるとは思わなんだ。ブルー来たよブルー。楽器の構造とソフトの使い方が解れば私にも出来そうと失礼ながら思ってしまった。

 私が作るなら、ハーモニカキットの一枚で構成されたリードを使って、左右で音の高さを変えてデュエット式で作るかも。ボタンも規則正しくないといや。いやいやいや。ところで横の照準器みたいなのはなんなのでしょうね。コンサーティーナは横側から音が出る関係で、マイクを両側に付けないといけないのですが、そのためのもの?

 気になって3Dプリンタ用のデータがネットの海を漂っていないか検索しましたが、楽器を置くためのパーツやPCの古いキーボードをアップサイクルして電子楽器を作るためのパーツくらいしかなかった。もし電子工学の知識があれば、キーボードを分解して作るのにと歯ぎしり。