「竹崎カニ」表記問題に関して

 激怒しております。これほど憤ったのは四十九年生きてきて初めてかも。

 嘘。怒っていない。穏やかそのもの。背中痛いけどね。

 まあ別にどうってこともないのですけど、最近「竹崎カニ」という表記が正しくて、「竹崎ガ二」が間違っているという誤情報が流れているので、訂正しておきます。より正当なのは実際は「竹崎ガ二」の方。

 もともと方言では「ガネ」ですからね。昔「竹崎ガニ音頭」なんてのも作られたし。濁点をつけなくなったのなんて、つい最近のことですよ。

※記憶をたよりにシングルオカリナ(C管)で竹崎ガニ音頭のメロディを辿ってみたら吹けた。Gで始めると下の音が一音足りないので、Aから吹き始めるべし。Fには#を。町内の老人会で吹くとキャッキャウフフと喜ばれるかも。

今年限定の不調

 まさか四十代最後の年に四十肩に悩まされるとは思わなんだ。先日から痛みが慢性化していたんですけど、昨晩は寝られないほどの疼痛があり、悶絶。アミラーゼの数値が先月の検査で上昇していたので、膵炎の可能性もあるみたいなんだけど、こちらは先日検査をしたから、その結果待ち。多分違うと思う。胆石とかなら嫌かも。どんな形であれ、手術も入院もしたくない。

 良かれと思った障子紙にボンドがくっつかなかったり、痩せてきたと思ったらバッグが肩にかからなくなったり、世の中ままならぬもんですな。

案の定

 届いた障子紙の一部を切り取って木工用ボンドを縫って貼り合わせたところ、一切貼り付きませんでした。さすがポリエステルパワー。まあでんぷんのりなら大丈夫なんでしょうけどね。別に注文しているカラー障子紙に期待。実は昔の佐賀錦の台って、引っ張り紙がやたらと薄いんですよ。え、これで大丈夫なの? と目が点になるくらいに。とりあえず一番引っ張り紙に負担がかかる平織りで古経紙を一枚織って、試してみなければ。ダメならまた別の方法を考えます。

 自作オカリナの件も、どうしたもんかと思案中。恥ずかしながら買った後一回も使っていないセラリーナの型を持っているので、それを使おうかなあ。いったんその型を使ってある程度のところまで作って、若干中を粘土で埋めて、指孔も開け直して。型作りでAC管になるようにサイズを作ってあるようですので、いくらか埋めたら基本の音が高くなるだろうし、孔の数を増やして音域を広く出来ないか挑戦したい――のはやまやまですけど、上達するまでは鹿島錦をベースにしないと大先生に怒られますから、しばらくは時間の節約と練習を兼ねてオーソドックスに作ろうかな。でもそうするのもまだまだだいぶ先の話でしょうね。道具の整理などの準備は始めておきますけれど、春の作品展までに作らないといけないものもあるし、本金も織っておかないと、提出物がなおざりになってしまう。

 なお、なぜ型作りにこだわるかというと、立体造形が苦手だから。オカリナ型はいくつか持っていますが、セラリーナ型が一番作りやすそう。

※むっちゃやりたい、何これ。素焼きにマーブリングかー。AC管のオカリナの場合、個体によっては、高い音を出すときにラビュームを胸に引きよせるようにしないといけないのですが、セラリーナの場合は普通に持つだけでその状態になるので、オカリナより扱いが易しいと言われています。指の位置も確認しやすい。運指自体は一般的なオカリナさんとまったく同じ。低いラが出ないだけなので、ZinのZiniとかピエタと同じ音域。

※下の方に粘土を加えて、ストラップホールを下側に付けたい。他の位置だと吹く時の邪魔になる。

桂小金治師匠を呼ばねば

 木目込みベラが行方不明。はるか昔短期間オカリナ作り(ごっこ)をしていた時に買ったはずなのに、陶芸道具入れの中に入っていないんですよ。果たして足が生えて旅に出たのか。仕方ないからもう一本買います。

 それにつけても猫雛の可愛さよ。


月に一度のテレビの日

 まったくもって陰惨な事件のニュースとか観たくないんですけど、病院の待合室で強制的に観せられるもんでよう。今日は受付をしてから採血まで二時間くらい待ったのかな。えらい時間がかかりましたが、その合間にエイブル速報を頂戴いたしました。今日また新しい方が体験に見えたらしいです。新しい方といっても、私が始めたばかりの頃にいろいろとお声掛けくださって励ましてくださった方のお孫さんらしい。しかもメンズ。多分私より鹿島錦に触れた時間というのは長いんじゃないかな。

 話は変わりますが、とどまることを知らない政治家の失言報道に関して。知っていることと知らないことを比較して、前者の方が後者を凌駕する人なんて、世の中に一人もいないわけですよ。私もそう。多分世界中で保持されている知識や技術の一万分の一も学んでいない。自分が無知であることをわきまえていれば、浅薄な知識で他者を断罪することの危険性も認識できるはずだと思うんですが、いかがか、え、いかがなものか。

※明日には注文していた強度四倍の丈夫な障子紙が届くはず。日曜日に事業所の長い机で作業する予定です。多分引っ張り紙にする分には大丈夫だと思いますが、貼ってから実際に織ってみないとわからない。なめらかな面とざらざらした面があるそうですけど、多分ざらざらしている方がボンドの接着力があがるはずなので、そちらを経紙側にします――って、ちょっと待って。成分を調べてみたらポリエステル60%? それボンド着く?

 不安なので別に麻混のカラー障子紙を買っておきます。ついでに織り台入れ用のクラフトバンドも注文。なお結束バンドを経にして籠編みをするのは、しなりが強すぎてクラフトバンドとの相性は最悪でしたよ( *´艸`) ワイヤーとかならいけるかも。

セルフポイント制のおかげで

 いろんなことがはかどります。さきほど経紙の整理完了。

 バリバリに貼り付いて処分せざるを得なかった古経紙は以下の三種類

・ソフト金
・ソフト銀
・レインボー

 特にレインボーは、淡いピンクをベースにしてあって、本当に綺麗だったんですが、貼り付きすぎて処理できず。二反分捨てる羽目になりました。また、貼り付いてはいなくても、ソフト金やソフト銀で幅3cm程度の物も処分。予想していたより処分しないといけないものは少なかった。平織りにするのはもったいない変わり経紙もいっぱいあるので、織るのが楽しみです。本金ももちろん楽しいですけどね。変わり経紙も結構好きかも。

 昭和の古経紙コレクションの中に、一枚だけ幅5cmくらいのシルバーベースの偏光の経紙があります。これを早く織りたくて仕方ない。アクセを作ったら絶対綺麗ですよ。狭いながらも3-3の綾織がよろしかろう。黒で折ればきっと色の対比でぐんと映えるはず。

焼成準備

 信楽土を水に浸けるなら、焼成の準備もしないといけません。小さなオカリナを焼くだけなら、おりがみ陶芸で使う電気炉を移動しなくても、七宝炉で充分。もともとオカリナ焼成用に買ったものですし。でもいつか七宝も試してみたい。七宝用の低温透明釉を入れて綺麗なオカリナを焼いてみたい。思い返せば、初めて作った時は野焼き用の土をガスバーナーであぶるなど無茶なことをしていました。割れましたよ、当然。一番小さい七宝炉の限られた空間でどれだけ焼けるかは不明ですが、ソプラノC程度なら問題なく焼けるはず。頑張ればSFもいけるかも。出来ればコロコロした形のオカリナが欲しいんですよ。それも痛みの全然取れない肩に優しい縦吹きが理想。まずオーブントースタとかで陶土内の水分をしっかりと飛ばした後なら、温度が急激に上がる安い七宝炉に放り込んでも大丈夫でした。七輪陶芸の本に書いてあることを参考にした次第。

 陶芸の場合はサイズ調整が難しいにしても、歌口と本体を別々に作るという方法もありそう。適当なサイズで作ってコルクシートで調整すれば幸せになれるかもしれない。

 ところでこちらの動画を拝見した時は心底驚きました。天才の発想。つがみまどかさんのチャンネルより。リコーダーのように歌口部分を抜き差しできれば、ピッチ調整もきっと楽でしょうね。つがみさんは風花オカリナの製作者様とのことです。twitterでは電気炉の修理もご自身でなさっていらして尊敬しきり。

 同じつがみさんの動画。きちんと最後まで制作されるところが途中放棄マイスターの私とはえらい違い。後は貼り合わせて調整して焼くだけですものね。実は昔博多銘菓――大切な情報ですよこれ――ひよこ型のオカリナに挑戦したことがあるんですよ。形が定まらずに心が折れてやめました。今なら立体のモールドも増えているからいろいろ作れるかも。造形系作業はもともと苦手。

 明日はかかりつけ医の受診のために休みをもらっています。そのせいで鹿島錦教室には残念ながら行けませんが、帰宅したら放置していた陶芸ゾーンの片付けに着手。これまた不要品は処分の方向で。クラフトパンチなど、レクに使えそうなものはすべて職場に寄付します。正確に書けば押しつけ。大先生の写真をデコパージュしたハーフ写真ハーフ錦の土台にする鶴も作って焼きたいし。

 土日は陶芸ゾーンの片付けの続きと、古経紙の整理&引っ張り紙の貼り付け。数年は小台だけで織るでしょうから、糸掛け用の棒もカットしておこう。セルフポイント制を導入してから、いろんなことがはかどって楽しい。歌口作りはおそらく一生へたなままでしょうから、はるか昔にダウンロードしておいた徳島の方の動画を参考に作ります。

 徳島の方に関しては、すべての動画が削除されてしまいましたが、海外の人がトトロオカリナだけレスキューしていますよ。インターネットアーカイブでも見つけることは困難でした。

アウベルクラフトで昔扱っていた、オーブン粘土を使った手作りオカリナキットの道具は、大事に保管しております。上側にリコーダーのような真っ直ぐ系ウィンドウェイを作る仕様でしたね。以前はマデリーナキットも販売されていたのに、今はコーヒー焙煎キットだけになってしまって悲しい。

※クラフトテープで作る織り台用籠は、まず簡単なものを。織り台以外にも、へら入れとかも収納しなければいけないし。先日使った100均のエコバッグのサイズがぴったりでしたので、それを参考にして、蓋をカポっとかぶせられるようにします。

昼休みいっぱい格闘

 昼休みをほとんど使って平織りをした結果です。

  1. 意識的に縮めることで、織れば織るほど経紙が切れた隙間は近づいて目が整う。
  2. ただし、24.8cm幅で40本切れた経紙の場合、中糸で織っても完全に整うまでに少なくとも20cm以上は必要。
  3. 幅は概算で20cm未満まで縮むため、そこからさらに太糸で緩めに平を入れて、今度は均一に広げないといけない

 結論としては「労力と材料の無駄」ですね。戦略的撤退。

 癖のついた経紙を矯正する場合、途中の作業で切り取らずに済むものだけを選ぶ必要があると確定。多分切るのが数本程度であれば、矯正する価値は十分にあり。捨て織りは安い木綿糸推奨。保護膜が加水分解して貼り付いた安いソフト金やソフト銀などは、取り組むだけ時間の無駄。買った方が早い。

 今回の経験で、癖の付いた古い経紙でも、素材や状態によっては矯正して充分織れることがわかりましたので、費用対効果を鑑みて再生するに値しないものを処分します。次の作業はそれに加えて引っ張り紙の貼り直し。その後再度古経紙の矯正作業をして、メッシュワークや裏地用の平織りの確保を兼ねて引っ張り紙の具合の確認。それから自前の着色銀→本金と進めます。今後も時々オークションなんかを覗こう。

※「加水分解」という解釈が正しいかどうかは不明。

久しぶりにオカリナ動画を漁る

 いろんな方がオカリナ系のチャンネルを開設されている模様。おすすめオカリナなども確認しましたけど、とりわけ、安定した品質のオカリナを量産する態勢が整えられているということで、TNGやフォーカリンクは評価が高いようですね。さもありなん。フォーカリンクはプラ以外では貫入仕様のコラボ商品であるルバートのACとSCを持っていますが、確かに吹きやすい。TNGは未入手――と思っていたけど、プラのトリプルがTNGか。それぞれ台湾メーカーです。中国大陸のオカリナも安いのに品質の良いものが増えているとのことですけど、中国は陶器生産の歴史も古い上、伝統楽器の宝庫でもありますので、そもそもが一昔前の中国製電子機器と同列には扱えません。伝統楽器のシュンもオカリナの親戚みたいなものですしね。

 いい加減自分のオカリナくらい自作しないとぢっと手を見る。自分の手と自分の息に合わせたオカリナがやはり欲しい。形は不格好でもビジューでごまかすいからいい。手持ちの信楽土は変な形で乾燥しきって、観光地のちょっとした奇岩みたいになっておりますので、水に浸けておかないと。多分オカリナ作り→おりがみ陶芸とマイブームがリフレインしていくような気がする。実はここには一切書いていないライフワークが他に二つあるんですよ。体は一つしかないのに。

※私が気づいていなかっただけで、ダルレSCはまだオカリナハウスでも扱っていました。

光るオカリナも蛍狩りの時に吹きたい。独自ポイントが1000がたまった暁には、ダルレのグリーンと光るオカリナを抱き合わせで買おう。