錦の合間にハンドウォーマー作り

 市販のハンドウォーマーだと、長い時間着けていると指周りが痛くなってしまうため、ストレッチ編みで親指を出すタイプのハンドウォーマーを編み始めました。作り目は40目。長方形に編んで、綴じるときに親指を出す隙間を開けます。

 写真の通り緑つながり。ブルー系大好き人間ですが、中細の純毛糸がないんよ。

こんにゃく糊には防水効果があるのだとか。しかもニスのように和紙の風合いを台無しにはしないらしい。確かに色があせる感じがするんですよね、ニス。張り子で鹿島錦を貼り付ける土台を作るのであれば、一番下側=内側に化粧紙を使う必要があります。調べてみたら水溶きボンドでは耐水性に難があるらしい。こんにゃく粉は家にあるので試してみよう。あ、でも木工用ボンドだからこそ樹脂やビニールテープに貼り付かずに、すぽっと内型を抜けるというメリットもあるか。化粧用の美麗な和紙は後貼りにして、こんにゃく糊を使うとしたら、どんだけ少量で作ればいいのやら。「和紙の手帖」という本があるそうなので、まずそれを読んでみよう。まあ、和紙の籠の補強にも使えそうだから、ある程度まとめて作っておいた方がいいのかな。

※杉原商店さん。和紙への情熱と情報量がすごい。紙布のことは伝統的な工芸品を網羅した本を読んで知っていましたけど、陣羽織の作り方は知らんかった。

※大量のこんにゃく粉(古いけど多分使える)を消費するためのレシピとしてはこれが一番かもしれない。アーモンドプードルと混ぜて作るこんにゃくクッキー。ホームベーカリーに少量入れてもいいらしいですね。

Youtubeは情報の宝庫だ

 麻ひもとボンドやグルーガンでもいろいろ出来そう。こちらの動画はフィリグリー風。

 なんですか、この鹿島錦で作れと言わんばかりのアレンジは。

 これはわしにもできる。

 グルーガンも持っているのですぐできる――って、もしかして鹿島錦の貼り付けってグルーガンでもいけるんじゃない?

 落語でかごと言えば、「蔵前駕篭」「蜘蛛駕篭」「住吉駕篭」あたりでしょうか。三三師匠の2/5の有田での独演会、行きたいですけどね。コロナショック以来、人の集まる所は絶賛忌避傾向。

こう寒くっちゃあよう

 というわけで、古デジ片手に歩きに行く予定を断念。代わりに(ならないけど)Seriaの材料で肩掛けポーチを作ることにしました。

 準備するのはポーチとマジックテープ。「ポーチの写真がぼやけて見えるのはきっとソフトフォーカスだから」と心の中で千回唱えてからご覧ください。

 実際には作るというほどの物ではなかったりして。まずポーチ本体に穴を開けてハトメを装着。金具の前後を間違えたって気にしない。さらに適当な場所にマジックテープを貼り付けて、鹿島錦の包みボタンをあてがいます。後は肩ひもを付けるだけ――ですが、実はハトメが小さくてナスカンが入らなかったため、写真を撮った後、ハトメのところに二重リングをかませています。

 マチがないタイプのポーチなので少ししか入りませんが、財布とメモ帳とipodtouch、スマホを持ち歩ければいいのです。他のは別のバッグに入れるでー。Seriaの商品ということで、くたびれてきたら処分する予定。包みボタンを取り外し式にしたのはそのため。

 メンズ的にはこのくらいシンプルな方がええんやで。

※ボタンは三個くらい並べてもいいかもしれないし、よくないかもしれない。貧乏くさいのは見逃してほしい。今年で五十なので実利重視で行くことにします。原稿用紙はじめ、面白いデザインのポーチもあったので、包みボタンなしバージョンも作っておきたいところ。ボタンなしなら薄いので、パスポートや財布を入れて洋服の内側に装着するトラベルポーチにもなりそう。実はデコパージュをしようかと思ってモネやゴッホ、ウィリアム・モリスのデザインペーパーも買ったんですが、錦の邪魔になるだろうと考えて自粛したのでした。

情報豆乳

 違った。投入。

 昨日図書館から借りてきた本を眺めていて、昨夜私が試した編み方以外にも底の作り方があるのを発見。こっちの方が安定しそうと思いながら、さらに別の本をひもといてみたら、おージーザス、編まずに籠的なものを作る方法が載っておりました。これは時間の節約になりそうとしばし小躍り。私は鹿島錦を貼る土台を自分で作りたいだけで、別に販売用の籠を多数作成したいわけではないですから、渡りに船。

 手法としては既知の物でしたが、「あ、これもそういえば使えるんだ」と、新たな解釈を得ることが出来ました。終わりよければすべてよし。障子紙も無駄にならない。早速明日から下準備に入ります。

 まあ、いずれは自分で編んで本格的な籠を作りたいという思いはありますが、今は鹿島錦を中心に据えたいわけですよ。生前の大先生に、「あなたも多分織りにはまったら寝食忘れるタイプよー」と言われたのですけど、それが結構なくびきとなっております。いい意味で。大先生の近くにずっと座っていたのでわかるのですが、大先生の場合、保存会の会員を、「遊び半分で織っている(ように見える)人」と「錦に情熱を注げることが出来る人」という区分で眺めておいでのようでした。ただしこれは巧拙とは無縁の分け方。技術的には未熟でも、錦に真摯に取り組んでいる人の方がお好きなご様子でしたね。

※ちなみに「私(大先生のこと)以外にも寝食忘れるタイプの人がいるのよー」とあげられていたのが、鹿島錦初心者練習日記のy-chiさんと、昨年退会されたFさんでした。考えてみたらお二方とも自分の図案をがんがん描くタイプ。他にはムードメーカーのOさんのことも相当お気に入りだったんですよねえ。大先生の理想の「皆で楽しく錦を織る」を地でいく方なので。

※大先生とA先生の各種漫才が忘れられない(´;ω;`)

※その技法というのは、まあ早い話が張り子なんですけど、すでにさまざまな形の張り子のバッグがある(by コシェルドゥ様)ことからも、素人レベルでもいろんな楽しみ方が可能なのではないかと。アレルギー体質ということもあり、さすがに漆にまでは手が出せないので、いつものなんちゃって系のやり方でごー。

 ごー(‘ω’)ノ。

くるくる棒と格闘

 先日車の中で延々作った千代紙のくるくる棒ですが、クラフトバンド感覚でいたら、とんでもなく扱いづらい。一番の原因は不慣れすぎるということがあげられるにしても、どう考えてもクラフトバンドの方が扱いやすい。

 試行錯誤しすぎて間もなく丑の刻。寝ます。

※平たくした方が断然編みやすいですね。丸く編むときは縦芯を放射状に広げないといけないのですが、ワイヤーが入っていないこともあり、綺麗に広がらない。初心者の間はワイヤーを入れないとだめかなあ。

※安いクラフトバンドなら50mが1,000円以内。ダイソーと大して変わらない。心動かされています。あとね、思ったんですが、クラフトバンドって細く裁断しない限りは幅広なので、すぐ終わるんですよ。本に書いてある通りに作るなら採寸も簡単。時間の節約にもなる。お金と時間どちらを節約したいかという究極の選択。まさにビュリダンのロバですな。

twitter退会

 果たして「退会」という言葉が正確かどうかはわからぬままに、鍵っ子アカウントの削除を決行。本来友達とのDM用として登録していたのですが、覗くたびについTLを延々読んでしまって、相当な時間を奪われてしまうので、致し方なし。連絡用のアカウントは他にも複数確保しているため問題ないです。過度に政治的だったり、あるいは呆れるほど中身のない見ず知らずの人のtweetもおススメとして表示されたりしてそれにあてられていたせいか、退会してすっきりしました。

 精神衛生上よろしいばかりで、一抹の寂しさもないんだもの。我ながらSNSには向いていないと再確認しました。

※生成りをようやく織り終えて、ライトグリーンの糸で織り始めました。色が変わると新鮮。

※合成スピネル到着。ご丁寧にも一つずつ別の梱包で送られてきました。基本一個売りであらかじめ封筒に入れてあるんでしょうね。今回は二つのみでしたけど、十個とか二十個とか頼んだら、封筒も同じ数で送られてくるのではないかと考えると、恐怖のズンドコ。こんな感じで木目込みシロクマの瞳に使う予定。一個1,000円弱でした。

※先日スマホの保護ガラスが割れました。しばらくそのまま使っていたのですけど、破片が落ち始めたため、慌てて新しい保護ガラスを注文。不手際で貼り付けに失敗してほこりが入ってしまいました。辛い。入っていたケースはかなり良質。柄和紙と錦でリメイクできそう。袱紗にするにはサイズが小さめでしたが、通帳なら入るかな。辛くない。

北高……だと……

 今日も今日とて介護支援専門員の再研修の付き添い。「佐賀までは運転しとーなか」と言い張る母を連れて、旧マリトピアまで。相変わらず444号線をまっすぐ走って、牛津高校の近くの天満町で右折というルート。有明沿岸道路なんか走りたくねえ。

 昨日余りにも暇だったもので、今日は昼食の後、適当に佐賀市内を散策。アバンセの辺りまで歩いてみました。目的があってアバンセまで出向いたわけでは決してなく、適当に歩いていたらぶち当たっただけですけどね。

 途中、三十二年ほど前のデッサン講習会でお邪魔したことがある佐賀北高校、それからラグビーで有名な佐賀工業の前も通りました。

 いずれも「ここにあったんだ!!」的な驚きに充ち溢れて――って、どんだけ土地勘ないんだって話です。普段は佐賀市内に出かける時は北高卒の友達任せ。自分では運転しないのでさっぱりわからん。そういえば、横断幕が掲げてあって知ったのですけど、佐賀工ラグビー部OBの大田尾氏、早稲田の監督に就任されたんですね。私がまだラグビーを観ていた頃は、YAMAHAでばりばりの現役選手だったのに。ちなみに「あんくるふじや」の御曹司ですよ。ところで関東学院大学からトヨタに進んだばかりの仙波勝選手が亡くなってから、もう何年になるんだろう。月日が経つのが早すぎる。

 帰宅後、障子紙と格闘して、以前試したようにリボン状に折りたたむのではなく、5mm角の棒に巻いた太めのくるくる棒を押さえて平らにする方が、より扱いやすくなることが判明。欣喜雀躍。3cmほど合わせてボンドで貼って長くしてみたところ、強度はかなりのもの。私の筋力では引きちぎれませんでした。籠にしてもバッグにしても、しっかりしたものが編めそう。もちろん鹿島錦のメッシュワークにも使えます。切れ端は一関張の下張りに使えばいいし、無駄が出ないのも嬉しい。サステイナブルかどうかは不明。いろんなサイズにして収拾がつかなくなるよりはるかにましでしょうから、同じサイズに切って、棒にする時の芯の太さをかえるだけの方にしておきます。

※今後アクセサリーは包みボタン+マクラメのみで作ることに。無駄な器具買いたくねえ。春の作品展までにフレーム結びの練習をせねば。実はプリネルも持っていたりします。ところで……これ……中級?

母の研修の付き添い

 なんで私がとぼやきつつ、介護支援専門員の再研修を受ける母の付き添いでマリトピアまで運転。佐賀市内まで一日で二往復するのは御免ということで、近くのSeriaで買い物をしたり、ひたすら車の中で籠編みのためのくるくる棒を作ったりして過ごしました。くるくるしまくったおかげで結構な量になりましたが、これで昨日裁断した分の半分くらい。辛い。素材が和紙ではない点も残念ですが、まあ、練習用なので。本物の和紙で出来た美麗な御高級千代紙はもったいないということで、いつか外張りする時のために取っております。

 そういえば、久しぶりにSeriaの千代紙コーナーを眺めていて気付いたのですが、お値段据え置きなせいで、中の枚数がかなり減っていますね。前は100枚入りも珍しくなかったのに、今では48枚入り。一枚当たりの単価が高い物になるとさらに減って16枚くらい。こんなことなら100枚時代にまとめて買っておけばよかった。棒状にすると柄はほとんど出ないため、くるくる棒にする分に関してはひたすら安いものでいいやという姿勢で試しています。くるくる棒にして使いきりたい紙があと400枚位ありますから、それを使いきるまではぢっと我慢の子。それ以降はさらに安価で保護剤を吸収しやすい障子紙に乗り換え。

※今日読んだ「空き箱で布の飾り箱」という本に、メッシュワークの箱が掲載されていました。こういう使い方もあるのかと、目からうろこが落ちました。

SAGAPINなるものが

 鹿島錦全権大使(嘘)の私に断りもなく、SAGAPINなるサイトで鹿島錦が紹介されていました。結構前から公開されていたみたいなのに気づいていなかったとは、不覚。

 鹿島錦

 最近のサイトは使用写真の解像度が高くて嬉しい。

 不詳ワタクシ一推しの配色であるフレンチトリコロールの紗綾型を拝見するのは初めてなんですが、どなたの織りなん?

※ン年ぶりに横笛を持ったのですけど……かすれた音しか出ない……(´・ω・`) ちょっと練習しないと。

自作(予定)のなんちゃって一関張鹿島錦バッグの内側は

 やはりバッグインバッグ(インナーバッグ)で整理するのが一番なんですが、良さそうなサイズがなかなかない。まずは小さいウエストポーチを作ってみたいんですよ。スマホと財布とipodtouchとメモ帳、ボールペンなどが入れば充分なので、小さいものが欲しいんですが、小さいバッグの中身を整理するポーチなんて、そもそも需要がないんでしょうね。かろうじて見つけたガジェットポーチではいささか厚みが足りない。さてどうしようと、思案投げ首。

 障子紙だと、畳めばクラフトバンドっぽいリボン状にもなるし、カットしてくるくる巻けばあんでるせん手芸のようにもなる。美濃版28mがユートクで248円でしたので、クラフトバンドに比べたら格安。まあリボン状にして編んだ時に内側に皺が寄ってしまうのがあれですが、これはもう致し方なし。

 籠にした後、着色と保護が一度に出来るように、絵具と木工用ボンドを水で溶いたものを最初に下地として吸わせてみようかな。くるくる棒にした場合は、ダイソーで買ったバッグ底の穴にそのまま通せそうですし、型に嵌めてから補強すれば、形も崩れずに済むみそう。くるくる棒の強度が欲しい場合は、30cmの結束バンドを切って棒の中に入れます。ダイソーにて30本入りで110円でした。多分水引を差し込むも可。

 問題は鹿島錦でどう包むか。くるみボタンを並べて貼り付けても面白いやもしれぬ。

 まずは小さな籠を作る稽古から始めます。練習用のくるくる棒にするために、持て余していた千代紙をカットしたところ。家にまだまだ買っただけで使っていない千代紙・折り紙の類があるので、暇を見て下準備。