図案の選択を間違っとる。わしは一体どうすればええんじゃ――と嘆きつつも、今さら無かったことにはできないので、このまま進めることに。今織っているのは花菱と立湧と桝を組み合わせた図案なんですが、糸と経紙が同系色過ぎて、アウトラインが判然とせず、花菱を立て続けに拾い間違えているようにしか見えない。まあ、織っている間は微妙でも、仕立てたら見栄えが良くなるということはままあることなので、今はぢっと我慢の子。咳も一向に治らずしんどいため、今日はこの辺で。

一模様十八段を織ってみました。なんとなくこのまま無難に織れそうな予感。掛けた糸を使えなくなったら3-1の鹿子→流水と、簡単な図案のコンボで乗り切る所存。色のせいで著しくわかりづらいですが、とりあえず掛けた目を信じます。掛けている途中でミスを見つけ、糸を外さず目の修正を敢行したなんてここだけの話。また新たなる小技を会得してしまった。
織りの傍ら、エイブルまで出かけて、春風亭一之輔独演会のチケットをゲット。ちなみに私の整理番号は最後尾の73番。よもや朝から並んでまで買っているとは思わないもんでよう。もちろん「このにわか落語ファンどもめが!!」とは思ったりしないよ。大人だから。列の前の方には、知り合いの顔もちらほら。なおグループの代表として一人で何枚も買われた方が相当いらっしゃるので、おそらく現時点で二百枚以上は売れていると思います。
私の直前の方が熟考されるタイプで、相当待たされ、エイブルの方も申し訳なさそうにしていらっしゃいましたが、鹿島錦保存会から分裂したサークル綾のマダム勢が、織り台片手に音楽室入りされるのを眺めていたりした私は、別にイライラもせず。やはり主力はマダム勢よのうと、そんなことを考えていた次第。
一階席は、先行販売分はあらかた埋まっていたので、とりあえず二階の一番トイレに行きやすそうな席を秒で指定。落語会の座席指定では一切悩まないタイプです。どうせカミシモ切るんだから、正面にこだわる必要ないんだわ。
一之輔師匠の落語は、コロナ禍前に佐世保で拝見した一朝師匠との親子会以来。あの時は鰻の幇間などでした。
何がどうしてここから咲いたのかさっぱりわからない。雑草だと思い込んでいたのに。春になったら抜こうと予定していたのに。あやうく悲劇に見舞われるとこやったわ。さすがに球根から咲く花はたくましい。
私も球根植物並みにたくましくならないといけない(ただしすぐ腐れやがるアネモネは除く)と思って、蝶の試作。成功か失敗かとひざ詰めで問い詰められたら「失敗です」としおしおのぱーにならないといけないくらいの出来ですが、作っている途中で「こうすればええんや」とひらめいたので、次に作る時は多分もっと綺麗に出来るはず。試作って大事やね。大事すぎてドキがムネムネするやね。実は見た目より布が要るので、糸掛けした時でないともったいなくて作れませんけどね。厚みが出る問題に関しては、細糸ならある程度相殺できるかも。
この蝶、最初はかんざしにしようと考えていましたが、パーツとのバランスが悪すぎるためペンダントにすることに。アクアオーラのビーズが合いそう。使った布に関しては、これは初めての経験だったんですが、どう頑張っても押さえられなくて、段と段の間に隙間が空いてしまっているので、あまり使いたくなかったり。でも他に使えそうな布がなかったため致し方なし。思えばこの頃から肩に力が入っていなかったのかもしれない。綾織りの折り紙がもっと綺麗に出来るようになっら、蝶アクセ作りまくるで。枯れ木も山の賑わいならぬ、小物も展示の賑わいやで。
ここしばらく編物と楽器の練習にはまっていたことに関しては、徐々に落ち着きつつあります。コンサ―ティーナさんに関しては完全にお暇願いました。インテリアグッズとして余生を過ごしてもらいます。なお、私の脳の仕様だと、どれだけチューニングに心を砕いても、弦の多さゆえかヴィオリラ&大正琴の音を雑音として捉えてしまうようなので、一弦から三弦を取っ払って四弦を二本張るという我流の構成に。CとG、あるいはDとGかGとGでチューニングして様子見。後はのんびり弦探し。ギター弦とかハープ弦とかいろいろ試してみたい。本当はピックではなく指で爪弾きたいんよ。
編物も、今編んでいる母用のゆったりまっすぐベストを編み終えたら、多分しばらく落ち着きます。時間が無さすぎて鹿島錦がおろそかになっているため、次からはウェアは引き揃えでかぎ針編み、小物はストレッチ編みにして時間を捻出するようにしたいところ。
これからACBに行って、展示用によさそうなものがないか見繕ってきます。ディスプレイ用の台が欲しい。
※最近Youtubeでやたらと将軍の動画を薦められるんですけど、ポリコレとは無縁だからこそ大変な評判になっているという分析に失笑。マジョリティの偏見や思い込みというフィルターを除外して、マイノリティの文化を過不足なく正しく表現するというのが本来のポリコレの趣旨なのだから、正しいポリコレを徹底したからこそ評判になっているだけなんですけどね。あとね、時代劇の描写が歴史的に正しいとは限らないんやで。これまでのアメリカ目線の勘違い丸出しの描き方と比べて、はるかに時代劇として正しい演出がされているのは認めますが、時代劇には時代劇の様式性があり、現実の歴史と比較した場合、簡略化されたり美化されたり、演出過多の部分も案外ある。水戸黄門にまさかの巻き台の佐賀錦が出てくるのと同じ。そのあたりをはき違えて解説してはいけません。
カードが二枚しか入らないわりに、自己主張の激しいペンダントになるでよ。許してクリシュナムルティ。展示用なので今回は繊細かつ安いチャームを使いましたが、がっつり接着できるものでないと首から掛けた時に恐ろしいことになりそうな気がします。次に作る時に要検討。
裏地にはサイズ調整を間違えた水色の本革を使用。角度によっては上の方からこんにちは。もっとも、この手のこだわりは、さらにその上に貼り付けたカード入れが合皮なので意味ないかも。今回はスマホケースに貼り付けるタイプのものを。試作ということもあり、いずれ本側製に取替えます。印鑑入れより実用的なので、友達に配るのはこれにしようと今決めた。
後は懐中時計を使ったペンダント。もう面倒なのでコードは結ばずバチカンのついたパーツを貼るだけにしようかな。
※チャームより錦のペンダントを貼り付けた方が良かったかもと反省。
ストアーズクラブで買ったメタルタッセルを、ストラップパーツを貼り合わせて作ったリバーシブルのペンダントヘッドに早速つないでみました。表は沙綾ですが、裏は糸色の違う流水。案外いいかも。意外に大人っぽくない? パーツがすべて本金メッキなら言うことないんですけどね。ちなみにチェーンはSeriaやで。相も変わらず、文化祭と春の作品展に出し終えたら、まとめて母の日送りにいたします。島流しのノリで。とりあえず今んとこ「こがんと要らん」とは言われていないのでいいのではないかと。
何年か前に祐徳博物館に出したミニ懐中時計の電池交換に成功――ただし三個あるうち二つは開けることすらかなわない――したので、部品を取ったり貼ったりして、ペンダントに仕立て直して、それも出します。コード用として注文したアクアオーラのビーズも届いたけど、えらい安いんですよ。このご時世に。もしかしたら溶錬水晶かもしれない。まあガラスも石英も同じケイ素の仲間だし、綺麗だからいいんですけどね。念のために高かったアクアオーラのビーズとは別にしておきます。混ぜるな危険。
※今夜はキーホルダーのコードを結びます。明日と明後日でペンダント用のコードをマクラメで結んで、週末にカードケースを作って、今年の文化祭の出品作を完成させてから、平織り、あるいは浮き綾の鹿子を出来るだけ手早く織ってから、本金を立てる準備。不安しかねえ。
149番の黄丹を挿してみました。ただいまやっちまった感にさいなまれております。(多分)江戸紫と(おそらく)さくらと順繰りで……と考えていましたけど、江戸紫→さくら→黄丹→さくら→江戸紫みたいに、さくらで挟まないと色がきつすぎますね。どちらかというと白漆向きの配色。青系の着色銀では無謀すぎたかも。生成りで囲んでいるのがせめてもの救い。しかも写真だとミスが目立って悲しい。直に観ると気づかない通し間違いを、写真経由だとすぐ気づけるのは、反射光に惑乱されがちな鹿島錦あるあるです。なお、多分とかおそらくと書いているのは、色番号が書かれたコーンをぽいっと処分したせいです。残り少ない余り糸だったもんでよう。
この後16段は一色が続くので気が楽。肩がチクチクするので今夜はこれでおしまい。早く上達したいのはやまやまながら。
※光の加減で間違えているように見えるところもあるので、笑わんように。やっぱり毎日コンスタントに織らないと、上達には程遠い。