昔から妙に脈が速く、平常時でも100前後なのですが、甲状腺は異常なし。動悸などの自覚も一切なし。現状問題は無いにしても、今後心臓が肥大する恐れがあるらしいので、一昨日の受診で、脈を遅くする薬が出た次第。
わしはどんだけ薬を飲み続ければええんじゃ――と独り言ちつつ、図書館でゲットしてきた本を眺めて自分を慰撫してみたり。とりあえず八冊頂いて参りました。終わり頃にまた出かけて、残り物を頂戴してくる予定。リスト化はその時に。八冊の中では、先代柳朝師匠の一代記を読むのが一番楽しみ。
飽きた。単色で今の模様を織るのに飽きた。辛い。区切りのいいところまで織ったら、木目込み用に生成りで小さい模様を織ります。すでに掛けた糸を流用し、桝を小さくして織るでよ。
それにしても同じ色・同じ図案で延々織り続けられる人ってすごくないですか? すごいよね。無条件に尊敬してしまう。帯を織る時は一段一色と二色のところを作って、二色のところは色を細かく変えていくつもりです。そうしないと絶対飽きる。間違いない。
それはそれとして、今月28日から、佐賀錦振興協議会さんの初心者講習会が始まるとか。今年の参加費は5,000円で例年より安いみたいだよ。育て、織り手。ある程度織れるようになったら、北海道の鮭もかくやという勢いで源流の鹿島錦に戻っておいで。エイブルでビチビチしたまえビチビチと。特にメンズ。延々と続くメンズ一人体制に、私もたいがい脳みそレベルでくじけそうなわけよ。
とりあえずY君の復帰待ち。
※旧twitterにて祐徳博物館で検索をすると、ぶっちぎりで投稿数が多いのが肥前刀展。次点は能面展。鹿島錦展は哀しいかな、下から数えた方が早いんだわ。ちっ。刀袋を(私以外の会員が)鹿島錦でこさえて、一緒に展示とか出来んもんか。肥前刀人気にあやかれんもんか。
※川浪秀之さんが太良町舞台の映画を撮るらしい。どんな内容だろうと調べて、「幕末・明治生まれの女七人: 時代を拓いた佐賀ゆかりの人」という本の画像に遭遇。装丁の写真が手織りの佐賀錦でした。書籍内で紹介されている大橋リュフ医学博士には、うちの祖母達もお会いしたことがあるそうな。ちなみに太良町の図書館は「大橋記念図書館」。大橋博士の寄付金で建てられたからやで。
仕事の作業の合間に国会図書館のデジコレ散策。なんか知らんけどルーターの営業の人が来て仕事どころではなかったもので。今日の収穫は昭和56年刊行の「ふるさと物産館」というフォトエッセイ。佐賀錦が紹介されているのを発見。ページの構成がちょっとわかりづらいですが、佐賀錦を織る井手久美子先生のお写真の次のページがなぜかスルメ作りの写真で、その後佐賀錦のことが紹介されています。井手久美子先生への取材なので、当然鹿島錦保存会のことも紹介してくださってますよ。読売新聞西部本社社会部編。
前々から気になっていましたが、佐賀錦だと奥側の経紙を放射状に貼られる場合があるんですよね。俵藤照さんの御本だったかな、軽くやり方を説明してあるのを読んで、衝撃を受けた記憶。縮む呪いに苦しめられていた時期でしたので、一度実験したかったのですけど、暴君ハバネロ 大先生から怒られるかもしれないということで、結局試さずじまい。今はもうやろうとも思わないかな。縮んではいけない織りの時に保険としてやるのはありかも。当時のトヨタカローラ佐賀の社長さんも「わたしと佐賀錦」というタイトルで寄稿されています。
きちんと手織りの佐賀錦を取材した本の絶対数が少ないため、一読の価値はあるとして、筆者=この場合記者の先入観が投影されてる点が若干気になります。佐賀錦は別に「女性がやるための織物」ではないわけですよ。そもそも出発点がメンズの並木多仲ですから。発案者の柏丘の方とは、マンガでいうところの原作と作画の関係。今度そんなこと書いたら、余った絹糸でぐるぐる巻きにして大ベラで脇の下を泣くまで突き続けるので、そのつもりで。
私が小学低学年の頃の本のため、当然今は一般書店には出回っていませんけれど、古書専門の検索サイトで調べたところ、幸い初版本が400円というお値打ち価格で販売されていましたので、早速スキャン用に買いました。
※昭和56年時点で、鹿島市内にもう1グループ織り手の会があったという話。今音楽室で織られているサークルさんとはまた違うのかな。資料室のページには、本が届いた後で追加します。
長年契約しているケーブルテレビから手紙が届いていたので、ひとまず読まずに食べました。嘘。内容をきちんと確認したいお年頃のため、ドキをムネムネさせながら確認したところ、30MBプランをお値段据え置きで100MBプランに変更するとのこと。実は以前100MBプランで契約していた時、何か体感が以前のADSLと変わりないなと気になって、試しに速度チェックをしたら8MBくらいしか出ていなくて、あまりの衝撃にプランを一つ下げたということがありまして。多分速度は変わらないだろうなと予想しつつも、こちら側の出費はないので、まあ様子見。
そういえば、都市部だとLinux等のisoファイルもサクサクダウンロードできるという話を聞きました。うちの場合は、サイズにもよりますが、だいたい数十分から数時間かかります。下手したら一日がかり。辛い。
肩の痛みその後。やはり低気圧になると痛みが増します。ストレッチは継続。しかーし、可動域もなかなか戻らない。まったく効果がないわけではなく、ちょっとずつですが動く範囲が広がっているため、まあ、地道に続けていくつもり。
毎日一回のスクワット系の運動も、四ヵ月以上が経過して、効果が出始めたかな。
現在の日課は
・毎食前の炒り糠
・スクワット系運動一日一回
・雨の以外の犬の散歩
・昼食後と入浴前、合わせて落語一本分の踏み台昇降
・楽器の練習と鹿島錦と編物
・就寝前のストレッチ(NHK版)3セットの後、自己統制法
です。夢日記は先日やめました。飽きた。明晰夢に関してはもう偶発でいいです。睡眠優先。
※何をやっても続かないとお嘆きのあなた。歳取りゃ嫌でも続くようになります。人生の先が見え始めてからが勝負やで。
※九州人かてオーロラ観たいわ!!(# ゚Д゚)
鹿島錦保存会の経紙は1mが基本の長さ。なぜ特注になるのにこのサイズかというと、故大先生=美魔女=暴君ハバネロが「バイアスで取らんでも帯締めば作られる長さでー」と、京都の引箔職人さんにお願いしたから。毎回この長さで織っている人は何ともないのでしょうが、私のように何度も短い経紙――引き箔のそもそもの標準サイズ――で織っている人間からすると、会の経紙はゴールが遠いわけですよ。30cmくらい違いますからね。鹿島錦も佐賀錦も、横のサイズと糸色を同じにした場合、織りの値段は長さに比例します。しかも正比例ではない。極端な話、仮に使う長さが二倍になれば、製品の値段は四倍にも八倍にもなります。なぜなら、同じ図案で安定して織り続けるのが困難な織物なので。
にもかかわらず、ですよ。私は先日の教室でA先生と約束してしまったのです。
「次は帯にする布を織ります」と。もちろんメンズだから角帯やで。手織りの、本来の意味での鹿島錦の角帯なんて、私はA先生が昔織られた帯くらいしか知らないし、持っているだけで激レアさんになれるのではないかな。余ればお揃いの笛袋を作りたい。手持ちの笛全てに作りたいんですよ、本当は。龍笛さんからPiccoさんに至るまで。
今立てている本金、編み物に逃避しすぎて何ヵ月目に入ったかすら覚えていないほどですが、台を裏返して確認したところ、奥側の巻き取り用の軸に経紙の端がちょうど乗っかった状態であることが判明。多分半分を過ぎるか過ぎないかというところではないかと。お土産のお守りだの取り外したHDDだので机上がちょっと取っ散らかっておりますが、織るのを優先しているということで。

桝をベースにした図案の方が縮みづらいし、角度で表情が変化するのできっと仕立てた時に面白いよね。生成りを基本に寒色と中間色で織りたいところ。A先生から頂いた2mの経紙を2回立てるため、もしかしたら合間に、単色で一気に織れそうな別の短い変わり経紙を織るかもしれないし、続けて織るかもしれない。
余談ですが、最近ゆとりはまっすぐ入れる会に入会しました。鹿島錦保存会の場合、ゆとりは弧を描くように入れるのが基本と教えられるんですが、ガン無視で行きます。台の癖や道具の癖、引っ張り紙の癖、体の癖など、もろもろの要素で決まる織りの仕上がり。私の体と道具の場合は、「ゆとりはまっすぐ&綾で下ろす」のが一番安定するような。これはもう人それぞれなので自分で適切な方法を模索するしかない。