朝から糸掛け

 今日は六回目のワクチン接種の予定。昨日受診したかかりつけ医のところまでえっちらおっちら行ってきます。副反応が出る前に糸掛けだけでも終わらせておきたいと考えて、朝からやっております。糸掛け→書類仕事→接種→買い物→糸掛け→食事の準備→食事→犬の散歩→入浴→寝込むというのが今日の予定。段取りはばっちり。

 今朝がた久々の明晰夢を見まして、その状態からスライドするように自然に目覚めて、何かすっきり。普段は明晰夢から直接覚醒した後は若干体がだるいんですけど、もしかして昨日からなんちゃって毛管運動のやり方を変えたからかなあ。

 試行錯誤の末に見つけた方法なのですが、細めのストレッチポールにふかふかマットを巻き付けて、その上に横になって手と足を別々にやっています。もちろん自分では振らない。小型の振動マッサージ任せ。手足を一度に上げると、ポール上ではバランスが取れないからそうしたのですけど、考えてみたら、時短を目指すのでなければ、何も両手両足を一度にやる必要はなかったんだわ。壁にもたれかける足の角度も効を奏したのか、これまでで一番足も背中も気持よくて、比喩ではなくそのまま昇天してしまいそうでした。思いついた昨日の私に座布団五枚あげたい感じ。やることをやり終えて「笑点やそれ」の突込みを待つばかり。

 骨格のせいか、筋肉の問題か、これまでストレッチポールをそのまま使うと覿面に頸椎を痛めてしまっていたんですけど、実は今回首が当たる部分には、幅不足のためマットが巻けず、結果巻けた部分と露出した部分とで段差が出来てしまったのが怪我の功名、ベスポジに近い姿勢を確保できました。後はついでにポールを使ったストレッチ。胸から腹部の筋肉など、ポール上で伸ばしづらい部分は、別途事前に伸ばしてから取り組む予定。

 とりあえずは広域から届いたメールを印刷せねば。織り始めるのは多分日曜夜か週明けになります。

いつも忘れる塩加減

 やはり豆ごはんも食さねばということで、昨日ララベルで購入したグリーンピースを一晩以上塩水に浸しておきました。しかーし、研いだ米を内釜に入れて水を注いで、豆を入れて、いざ炊く段になって、いつも塩加減を思い出せずに困惑します。挙句調べて米一合に小さじ一と毎回呪文のように繰り返しますが、今回も多分数日で忘れる。濃度についてはもっと控えめな方がいい説もあり。なにしろネットで見つけたもんでよう。

 豆の色を綺麗に仕上げたいなら、まず豆を別茹でして、その煮汁でご飯を炊いてから後混ぜにするのがいいそうな。伝聞系なのは、面倒くさくてそんなことはしていられないから。水替えしながら長めに浸けると、少なくとも炊き上がった時点では綺麗なヒスイ色やで。すぐ変色しますけどね。

※蛍が飛び交う中歩くのは、やはり楽しい。これも今の季節だけのお楽しみ。

※やっちまった。掛けた糸を識別するのに、柄の違うマステを貼っていますが、一段、平の目の糸と同じものを貼ってしまいました。それもかなり近くに。印をつけてしのぎます。掛け直したくねえ。なおマステを糸綜絖に張る時は必ずボンドを塗らないといけませんよ。注意。

後の祭り

 大量の監視カメラでおなじみ、皆大好きドラッグストアコスモスのぴょこんとはみ出たレシート発行機を、人差し指で押して戻す作業に歓びを感じる方に朗報です。今日の受診、0.1とはいえA1Cが下がっておりました。当初に比べて薬が三種類減った上で下がるってすごいよね。飲んでも効いていなかったんじゃないか説が私の中で急浮上しております。十二指腸炎の原因になっていただけとかなら泣く。

 そういえば、病院までの道すがら、大先生が最晩年を過ごされた施設の横を通るのですが、そのたびに「もし私がここで働いていたら、織り台に経糸を立てて、道具や絹糸と一緒に持っていけたのに」と考えざるをえず、いつも切なくなってしまいます。せめてスタッフに鹿島錦保存会の関係者がいたら良かったのに。あれだけ情熱を捧げていらした鹿島錦を織れなくなって、多分大先生的には相当堪えられたはず。社会的役割の喪失は心身に悪影響をもたらすわけですし、大先生の立ち位置をもののけ姫で例えるなら、「黙れ小僧!!」で有名な美輪明宏演じる犬神モロなわけですから、最後の最後まで織ってもらいたかった。ナウシカならさしずめ巨神兵。

 あ、表題の「後の祭り」はこのことではなくて、帰り道にふと「今日は午後からなら教室に行けたんじゃね?」と気づいた件。もう糸掛けの準備をしちまっていたもんでよう。教室に顔を出してから糸掛けすれば良かった。

 なお、今回は四段拾って残りを掛けますが、次回の本金は、拾う段と掛ける段を一段おきにして試してみます。名付けて飴と鞭作戦。ただし飴が甘めで鞭が柔らかめ。

国会図書館検索が面白すぎて

 本登録(無料・ただし身分証明書必要)を済ませた後、デジタルコレクションで検索・閲覧できる資料が一気に増えたおかげで得られる知的刺激が、楽しいことこの上ない。大陸書房とか東洋書店とかのマニアックな出版社で検索するのもいいし、フランス民話を題材にした美女と野獣などでも知られる詩人のジャン・コクトー――コクトオ表記もあるため、ジャン・コクトで検索した方が効率的――などの個人名で検索するのもまた一興。悲しいことに私のPCではかなり読みづらいため、大型モニタなどを調達するまでは細々としか触れられませんが、いずれ時間が出来たらまとめて読もうと考えて、ブクマの日々です。

 男物和裁の本もあったでよ。タティングレースは、昔はタッチング・レース表記で紹介されていたため、検索する時はそちらの方もお試しあれ。昔の手芸本も侮れません。雄鶏社も結構好み。昔の料理の本も読むと楽しい。払った税金の一部でも取り戻せている気になれるのもいいですね。

※今年の母の日のプレゼントは、現金+博物館に出したショルダーバッグとカードケース&コンパクトミラーにします。

さすがのYoutubeにも

 メンズ向け着物のリフォーム(リメイク)動画はほとんどないですね。ベストやシャツはあるんだけど、私はそういうかちっとした服は出来るだけ着たくないんだわ。ゆったり派、それもジュディ・オングごっこが出来るくらいのゆとりのある服が好き。一種の胎内回帰かも。流行なんて知ったこっちゃないので、トラッドな飽きの来ないデザインがいいですね。洋裁の本も参考になるかもしれない。メンズ着物も二着――でいいの? 数え方――持っているのに全然着る機会がない。

 鹿島錦でこれが作れるでしょうか。中糸では結構な厚みが出るのが悩みどころ。

心は決まった

 稲刈りを終える頃になると、家の中に入り込んでよく粗相をする野ネズミに齧られて49本になった、どこのご家庭にも一揃えはある古ぼけた筮竹を再利用して、糸掛けの準備をしています。家にもあったもんでよう。捨てずに取っておいてよかった。もったいないは世界の言葉。今後もいろんな場面で使っていきますよ。基本長い竹ひごですので割と重宝。十段くらい解いて織り直すときにもヘラ代わりに次々挿せます。その気になれば編物も出来るかもしれない。

 鹿島錦保存会の初代糸掛けマスターの縛りは「必ず色替えをしながら織る」とのことですが、私の場合は「掛ける本数が少ない場合でも、全段は掛けずに必ず拾う段を設ける」にしました。多方面から「普通だそれ」と言われそうですが、誰かの普通は別の誰かにとっては圧倒的な非日常かもしれないわけで。そこのところをはき違えないように。それと、今この瞬間以降、私の前で「拾って織る方がよほど楽しくない?」なんて軽々しく口に出そうもんなら、容赦なく殺虫剤かけますから、そのつもりで。織り手のはしくれとして忸怩たる想いがないわではないですが、どう考えても織るより作る派の私の場合は、布をある程度確保しないと作りたいものが全然作れないんだわ。

 次の本金は色替えしながら織る予定でいるので、今回は全部単色。一部実験的に色替えするかも。

※次の本金用に描いた図案――なんですが、不安要素もあるので、もうちょっといじるかも。

※のっぽさん(´;ω;`)

メンズ向けにも出来るかもしれない

 着物のリフォームには昔から興味があったんですけど、なかなかメンズ向けのものがない。でも、ワンピースを短くしてウエストを絞らずプルオーバー風にしたりするなど、工夫を凝らせば着られるかもと考え、ユーキャンの着物のリフォーム講座に申し込んでみました。縫い方の勉強にもなるし、ACBに行けば着物反物いずれも選び放題ということで、材料にも困らない。

 古文書の読み方とどちらにするか迷ったんですけど、古文書はそのうちAIが読み取ってくれるはずですから、まず着物のリフォームを試してみます。自分のミシンは持っていませんが、手縫いでも出来るそうな。

 メンズでも着られそうなもの三種類くらい作れるようになれば御の字。多くは求めません。

※春夏はリフォーム着物、秋冬は手編みのニット生活が理想。

※ACBは染みがひどいのも結構あるのですが、反面安い。

薦められたもので

 Youtubeって、私のツボを見事に突いてくるときと、「なんでそんなものを薦める」と困惑させるときと、両極端。今回は突かれまくりました。だって水木先生だもの。サムネだけで「イワナ坊主が出るのか」ってわかるもの。

 ご当地妖怪の本を読むと、佐賀の妖怪としてひょうすべが紹介されているのがちょっと嫌。宮崎にもいわれというかゆかりがあるので、出来れば宮崎に熨斗をつけて差し上げたい。代わりといってはなんですが完熟マンゴーをください。

 佐賀には竜造寺家の猫がおるでよ。歌舞伎にもなっているでよ。

 ところで、最近の若人って、傘を使った後は畳む前に陰干しにしたりしないんでしょうか? 「すぐ壊れる」とか文句たらたらでイライラする。干せ。頼むから使った後は必ず干せ。

※拾う段を何段か残す形で、今夜から糸掛けの準備を始めるよ(・ω・)ノ

※話は「えー」でしたね。恐山物語。

2023年5月~8月の鹿島錦保存会の予定

【2023年5月~8月の初心者教室予定】

 隔週ではありますが、コロナ前と同様、一日通しての教室が開催されることとなりました。お弁当片手においでませ。

2023/5/11(木) AM9:30~PM3:30(目安)。
2023/5/25(木) AM9:30~PM3:30(目安)。

2023/6/8(木) AM9:30~PM3:30(目安)。
2023/6/22(木) AM9:30~PM3:30(目安)。
2023/7/6(木) AM9:30~PM3:30(目安)。
2023/7/20(木) AM9:30~PM3:30(目安)。
2023/8/10(木) AM9:30~PM3:30(目安)。
2023/8/24(木) AM9:30~PM3:30(目安)。

後19段拾ったら糸掛けるでー

 鹿島錦の他にもいろいろとやりたいこととかやるべきことがあるのです――と言い張って、糸掛けの正当化をはかってみる。私が後進のために鹿島錦保存会でやるべきことは、先日のLINEグループ作成でやり終えたわけですし。後は情報源としてのブログの維持くらい。

 なお頑なにSNSに移行しないのは、リプライに対しての応対が面倒だから。

 とりあえず数年提出物に使えるだけの長さの本金を今年中に仕上げて、一息つきたいんだわ。

※二代目糸掛けマスターを目指すのも一興かもしれない。初代は「色替えしながら織るて決めとるとー」とのことですし、私も何か縛りを設ければ、前向きに速織りできるのかなあ。まあ私の場合、速織りしてようやく人並みなんですけど(◞‸◟)