10月の鹿島錦教室は13日と27日の午前中のみの開催となります。「印鑑入れはまだ作らないで」とのことです。芯材が違うため、次回教室の時に配られるのだとか。←完了
仕切りなおし
いろいろと資料をひもとき、文化祭出品作を確定。カード入れと袱紗は、簡単カルトナージュ仕様で作ります。私でも――かつ、鹿島錦でも――気軽に作れそうなものを選びました。反面、会の作り方より布がかなり要りますけどね。
・コンパクトミラー×2(昨日作ったやつ)
・ピルケース×1(前に作ったやつ)
・カード入れ×1
・袱紗×1
・38mmくるみボタン&内径40mmミール皿を組み合わせたペンダント×3
・ブローチ×2
を出品予定。生涯下げ額とは縁がないのかも。材料として、カルトナージュ用の厚紙を二種と、内径40mmのミール皿を10個調達。送料めー。
※プレスする前に足を外したので、ヘアゴムは却下。丸カンを通してまで作りたくない。あと、内径40mmのミールがもし重いようなら、六つ編みとかでペンダント紐を作らないといけないため、ビーズ手芸キットは再度封印。「作るのが面倒だった」という理由ではないですと書きたいところですが、そういう理由です。(・ω・)ノ
器具問題は何とかならんのか
やはり、厳しい検品を経て販売されるきちんとした作りの器具を買わないとだめですね。包んで作るミラーは、コンセプトとしては面白いんですが、こちらの角型ミラーは蝶番の部分が緩くて、角度をつけたところでは止まらない。先の丸型はきちんと止まりますが、マグネット部分でぴたっと閉まらず、傷みかけたアサリのように口が開いてしまいます。どういうことだ。
身内用にはいいんですけどね。フレームが樹脂で軽いし。販売向きではないです。作るのが楽しいだけにもったいない。
職人さんとか工場に特注するのがいいのかもしれない。でもデザイン上の著作権もあるはずですから、そういうのにも気を配らないといけないか。

※仕立てをきちんと勉強するまで布を取っておこうと思い直しました。これまで買ったキットのうちいくつか作ろうと開封してみたんですけど、結構難しい。鹿島錦で作ると、多分作り方も部分的に変更しないといけないので、今回は今の技術で簡単に作れるものを優先します。
※落語は好きですけど、テレビを観る習慣がないもので、笑点も長いこと観ておりません。もっぱら動画派。
※インド映画ってなんで踊るの? シヴァ信仰の影響でしょうか。世界史の資料集に「踊るシヴァ神像」とか載っていましたよね。
悪魔が私にささやいている
木目込みの材料がたまりやがる
またぞろセールがありますよ、人形の田辺さん。最近田辺さんが鹿島錦保存会御用達になりつつあるのでうれしい。もうすぐ誕生日なんですが、自分用に買おうかな。
アマビエさんシリーズはいくつかあって、私も販売開始当初に買ったあまびえちゃんを持っておりますが、いかんせん布がなくて作れずじまい。木目込みにするなら単色で細かい文様がいいですよね。
後発組のこのアマビエさん、目力が流行り病に効きそう。

エルフの皺が気になる
アマプラで放送しているロード・オブ・ザ・リングの前日譚のドラマですが、不死という設定のエルフなのに、なんであんな顔に皺よるの? 不老ではないということ?
訝しく思いながらも織りは進んで、先ほど台から外したところです。最近「経紙の端ギリギリまで織ってやろう」という気力はなくなり、ほどほどで切り上げるようになりました。織り終わって一番の感想は「結構縮んだ」です。やはり前回ほとんど縮まなかったのは桝の効果か。ただ、平織りの目で力任せに押さえていた時分よりはだいぶましで、大物は無理でも、小物なら問題なく作れそう。ランダムボーダーも愛おしい。

遠近法を駆使して縮みを誤魔化してみる。ぱっと見て「はい縮んでいます」と断言できるくらいは絞れています。他人様の身体を表現するボン・キュッ・ボンなんて傲慢で卑俗な表現がありますが、キュッ・キュッ・キュッという印象。体はなかなか絞れないのになぜ錦はこうも簡単に絞れるのか。綺麗に織れていたら文化祭に織り布を出そうと思っていましたけど、これは無理。会の品位にかかわる。


仕事との兼ね合いもあり、四分の三糸掛けで織って、残りを拾うというのが、現時点でのベストかもしれない。
次回は古い銀の消化月間。糸を掛けずに自分で拾って、五種類くらいの文様を、それぞれ二色で試し織りします。
カメ界のビンタが尊い
残り10cmくらい
ここからがしんどいんですけどね。横に入れたラインが右上がりに見えるのは、流水ならではの錯視効果と、カメラの角度のせいです。実際にはやや左に下がっているんですよ。このラインを活かして、メンズも使いやすい名刺入れをこさえたいんですけど、どうなることやら。せめて今月中には織りあげたい。
今日はもう寝ます(´_ゝ`) あ、22日の教室には行けません。ストラップの材料とかも買わないといけないんですが、もしかしたら去年みたいに文化祭の時になるかなあ。それにしても文化祭は何日の開催なんだろう。搬入の期日とか決まったんですかね?
さすがに搬入の日までには織りあげられるでしょう。何を作るかいまだに思案中。

※「素人がとりあえず皆で踊る」系のCMを見るたびに、安易さに反吐が出るのですけど、インド映画はいろんな意味でレベルが違うので好き。そういえば昔親に買ってもらったクラシックのLPレコード集の中に入っていましたね、クシコス・ポスト。聴くたびに運動会を思い出すという。
※ウィリアム・テル序曲はひょうきん族のテーマ。
幾何学模様は美しい
鹿島錦や佐賀錦で、複数の糸を使って平織りで模様を出すことを インチキゴブラン 模様織といいますが、鍋島更紗で人間国宝に選定された鈴田センセのお父様が御本で指摘されていたように、果たしてそれが佐賀錦や鹿島錦の個性となりうるのかという点は、常に考えないといけないのではないでしょうか――と、模様織を一切織らない(織れない)自分を間接的に肯定してみたり。見る分には楽しいんですけどね。織るという点に関しては、なぜか食指が動かない。多分私が苦手なスタイルだからだと思います。実は子どもの頃から幾何学模様が好きなんですよ。トライポフォビア(集合体恐怖症)の気持ちは、多分一生わからない。トライポさん達に鹿子とか桝とかを見せたら、恐怖のズンドコに陥ること必至。ヨーロッパでは卍を押し出した図案を見せるのがはばかられるのと同じかも。たまに「違うものなんだから説明すればいいじゃない」なんていう人がいますが、それでことが滞りなく運ぶのなら、誰も困らない。あらかじめ外しておくのが生きる上での配慮ってものでしょう。
話は変わりますが、ウクライナのイースターエッグがすこぶる綺麗。蝋でカバーしながら何度も染めて、最後に蝋を溶かしてふき取り、仕上げるそうです。いまだ出口の見えないロシアとの戦争で、さまざまな有形文化財が破壊されたと聞き、心が痛みます。
ホイール・オブ・タイム一気見
「時の車輪」というファンタジー小説をドラマ化した「ホイール・オブ・タイム」を、今度の台風に合わせて一気に視聴。どうせ停電するだろうということで、あらかじめ端末にダウンロードしておきました。
AmazonのCEOが、HBOのゲーム・オブ・スローンズに匹敵するオリジナルドラマを作りたいと言ったとか言わなかったとかネットに書いてありましたけど、うーん、さすがに「匹敵」までは至っていないような。頑張っていますけどね。珍しくアジア色の強いファンタジーなんですけど、なんかしっくりこない。最近の作品なので、いろんな人種や属性の人たちが出演していて、まさにダイバーシティという印象を受け、そこは社会福祉的な側面から見たら素晴らしいとは思うのですが、いかんせん、国や地域ごとの人種の統一性が見られなくて違和感がすごい。設定上、そのような状態が何千年も続いていたはずなのに、遺伝的にミックスしているようにも見えない。各人種の俳優をぱっと取り出してぽんと舞台に置きましたという感じのお手軽感。どういうこっちゃと訝しく受け止めざるを得なくて、話がなかなか入ってこない。
オープニングでは織物をイメージしたCGを使っているので、そういう次元では楽しめるんですが、そこだけ楽しんでもという感じ。決してつまらないというわけではないし、昨今の日本のドラマに比べればしっかりと作り込まれてはいるにしても、諸手を上げて褒めるほどではないかなあ。原作は一切読んでいないため、そのあたりの整合性に関しては不明。蜘蛛の糸みたいな絶対力の演出も、やはり織りをイメージしたものなのかも。2ndシーズンに期待。
※青アジャのモイレインを演じるロザムンド・パイクは、タイタンの逆襲のアンドロメダ役の俳優さんらしいです。出演作の中でも特に評価が高いゴーン・ガールは未視聴。
※遺伝的多様性という話題になると必ず出てくるハプスブルグ家。なお鰐淵春子さんもハプスブルグ家の血を引いていらっしゃるそうな。