寂しさに負けた

 いいえ、物欲に負けた@2023

 正確に書けば物欲というよりスタトレ視聴欲。アフリカ系の女性が主人公ということで話題になったディスカバリーが無性に観たくなって、レンタルサイトをチェックしたり、セルDVDを眺めて時間を無駄にしたりした挙句、結局プライムビデオで日本語版を4シーズン分購入。SD画質ですけどね。私の所持している再生機器だとそれが限界。

 なぜ日本語版にしたかというと、織る傍らで観たいから。英語がまったく聴き取れないわけではないですが、多分話についていくのに必死になって、織るのがおろそかになるはず。だいたいが続きが気になって第一話から延々観るに決まっていますし、せめて織ることで自身に一矢報いなければ――

 鹿島錦を始める時に、時間泥棒の海外ドラマ視聴を封印したのに、元の木阿弥という感じ。でもまあ、織りながらならいいか。同じスタトレでもピカードの時は織りすらしませんでしたから。

※速読アプリは眠くなるもんでようということで、速聴に切り替え。落語を四倍・六倍・八倍速で聴き流しています。八倍速になるとまるで言葉を聴き取れませんけど、それぞれ何度も聴いている話なので、かろうじて流れは把握できます。ストレッチをしながら聴きよるでー。おかげで小説を読むのが苦痛でなくなってきたでー。

同梱……だと……

 繕い物や修繕にはまっています。レッツらサスティナブルということで、シャツや上着が一部でも破れようものなら、かつては容赦なく捨てていたのに、今は嬉々として縫い針を取り出して繕う始末。その作業が楽しいのなんの。この間から、犬の散歩の時に持っていく古い折り畳みジャンプ傘や寝間着代わりの年季の入ったトレーナーを修繕し、勢いづいて、二年ほど放置していたウィンドブレーカーを取り出して、この目立つかぎ裂きはワッペンの方がいいよね? と、Amazonに絆創膏のデザインのワッペンを頼んだ――はいいのですが、なぜか一向に届かない。二週間以上経過したため、業を煮やして、なんでじゃと愚痴りつつ、まさかまた中国沿岸部からエンヤコラさとグレーのビニールに入った船便で届くんやろかと今しがた配達状況を確認したところ、すでに配達済みと表示。ん? と戸惑いながら詳細を調べたら、おージーザス、どうも別の商品と同梱されていた模様。てっきり一種類しか入っていないと思いこんで、すでに捨てたし、その時のダンボール。ルー大柴風に表現するなら今更気づいてもアフターフェスティバルなわけですが、どうしたもんだか。

 実は土曜日、あまりにも届かないので、しゃあねえなあAmazonと、確実に一両日中に配送してもらえるハマナカ製のハリネズミのアイロンワッペンを注文していたんですよ。それで、日曜日に届いたものを今日開封したら 思 っ た よ り 小 さ い 。かぎ裂きをカバー出来ん。サイズを確認しなかったのは自分のせいとはいえ、今更そんなことを言ってもアフター以下略。

 しょうことなしに改めて大きめワッペンを注文。でもサイズが大きいワッペンって、極端にファンシーか極端にパンク系かしかねえんだわ。検索をしてもドクロとキャラ物がずらりと並んで表示される悲しさよ。

※くだんのウィンドブレーカー、寒い時に羽織るのにはちょうどいいナイキ製なのですけど、ホームセンターやダイソーで着ていると、5割以上の確率で店員さんに間違えられる。辛い。

※ハマナカさんのアイロンワッペン、サイズ以外はファンシー過ぎずリアル過ぎずでちょうどよい。

※私のボールペンを事務室から勝手に持っていくん誰? 五本あったのが一本も残っていなくてぶち切れそう。

人形――高濱かの子

 紙塑(しそ)や桐塑(とうそ)、胡粉などを使った伝統的な和人形の作り方を、基礎の基礎から解説した本。木目込みにも言及されていて、「こよりを筋の部分に乗せて押さえる」などの未知の小技も。版元はマコー社。伝統美術手工芸シリーズの一冊で、他には手毬やマクラメ、日本刺繍などもある。今回は木目込みの資料として本書を購入したが、同シリーズの和紙工芸も鹿島錦に流用できそう。

 発刊されていた当時と違い、食器より造形物を乾燥するのに向いていると揶揄されるある意味高性能な乾燥機も、頭部や顔を量産できるモールドも、それから型取り用の材料も簡単に通販で入手できる時代になりはしたが、伝統的な材料と技法を解説しているという点だけあげても、この種の手引書の意義は不変ではないかという気がする。

 惜しむらくは、古書としての流通量の少なさ。入手はおそらく困難なので、急いで読みたいなら、国会図書館に複写依頼をする方が早い。なお、現状では、伝統美術手工芸シリーズのうち、「組みひも」と「つまみ画」及び「郷土のてまり」の三冊のみ、送信サービスを利用して自宅端末で閲覧可能。内容をざっと確認してみたところ、いずれも興味深かった。

※私のような立体造形苦手族は、ダイソーとかに打っているデッサン用の人形を流用すれば簡単に体が作れるかも。

人間って変わるもんさね

 よほど暑い日でない限り、修学院からてくてく歩いて出かけて月に数回買い物をしていた左京郵便局の近くにあるイズミヤで、その昔ポータブルMDプレイヤーが半値以下という驚異の価格で販売されておりました。当時MDプレイヤーを持っていなかった私は嬉々としてレジに持って行ったんですけど、なぜか値引き前の通常価格でレジ打ちされて、1万円以上高く支払うはめに。そもそもが親の仕送りで、お金=労働の対価であるということを深く理解してはいなかったし、何より説明が面倒くさいし、店員さんもわざと間違えたわけではないだろうからと、念のために売り場の表示価格を見て自分のミスではないことを確認した後も、結局言い出せずに帰宅。

 あれから三十年程経った今日、鹿島市内のドラッグストアで2,001円あるはずのお釣りのうち1円しかもらえなかった時はどうしたか。当然「2,000円ください(´Д`)」と申告しましたよ。パチパチパチ。自動集計されるレジからぴょこっと英世が二枚出ていましたし、なんせ自分で働いて稼いだ金なもんでよう。多分2,000円の方をもらって1円足りなかった場合でも、今ならはっきり主張すると思う。閉店後の残金確認の時に紛糾しますし。

※修学院の前は岩倉に一年住んでいて、当時よく同志社高校のグラウンド横の堤防を歩いてバス停や叡電の駅まで向かっていました。もちろん敷地ではないところ。時々高校生と間違えられて見回りの先生から「授業中やぞ」って言われたっけ。知らんがな。

道の駅まで行ってこようかな

 確かたらふく館にもとくながさんの冷凍コロッケあったよね。無性に食べたくなりました。実はおフライパンさんが兵庫殿の工場様の方から急遽ご帰宅いただいたのでコロッケ様でもあげさせていただこうかと思っわせていただいた所存でござる。テフロンでいらっしゃるけれど、アサヒキッチン様のおフライパン様は、温度管理さえしっかりおなさっておくだされば、揚げ物たりとてオッケー様でござすいますですよ。

 知らない人から「敬語の使い方が一から十まで間違っている」と容赦なく突っ込まれるのが、今この瞬間のささやかな夢。ただしコメント欄は開放してやんない。

 そんなことより、今しがただらだらとYoutubeのショート動画で暇つぶしをしていたら、全然興味のないファッション系のやつが流れてきたのですが、その内容が著しく衝撃的でした。「今日はこの個性的なTシャツに合うコーデを紹介しますー。まずこちらのピンクを合わせてみますけど、んー、ちょっとピンクピンクしてしまうので、こちらの白に変えてすっきりー。でもこちらのシャツだとちょっとあれですので、Tシャツを別のに変えてー」って、どういうこと。( ゚Д゚)となったで。ならざるをえんかったで。

 衝撃に負けずに午後から織るよ。織りまくるよ。

世の中の半分は傲慢で出来ています

 おそらく残りの半分はおこがましさ。

 どえらい厭世ぶりを発揮しておりますが、なんだろうなあ、自分が現在特定の分野に関して極めつけに無知であるという自覚がまるでない人に、その分野に関する正しい理解の獲得を求めても無駄ではないかと思うことが、ここのところ私の周辺で立て続けに起こっておりまして、その構造の安易さやらかまびすしさやらに辟易している次第。よくもまあ、現実から乖離した手前勝手な妄想を、生きている人間に独善的に投影して、スケープゴートに出来るなと――

 今日は一日実績にかかりきり。雨がひどいと出かけるのが億劫なため、自宅に書類を持ち帰りました。昨夜から取り組んでいますので、午前中には終わるかな。

 落ち着いたら、肩&上腕部の痛み(またぶり返した)と格闘しつつ、提出物に色を塗ります。今のまま出すと「これでは色味が無さすぎる!!」と大ベラでしたたか打擲されそうなので。ちなみに「ちょうちゃく」と読みますよ。

※しばし読み方を思い出せず、「だてき」でいけるかと思って入力したけど変換できんかった。それにしてもなんで投擲が「とうてき」で、打擲が「ちょうちゃく」になるのかさっぱりわからん。

※眠気だったり肩の痛みだったり、果ては冷房に耐えられなかったりで、小休止を多めに入れています。なんだかんだあと30分くらいかかる模様。記録の不備を確認しながらやっているのもある。ふう。

 

桐塑について調べてみた

 桐塑(とうそ)は木目込み人形の土台を作るための素材で、簡単に書いてしまえば木粉粘土みたいなもの。立体造形苦手族の出身ながら、将来的には落語の登場人物を鹿島錦のオリジナル木目込みで再現したくて、桐塑人形について調べていたんですが、どうも高濱かの子の本が良いらしい。ただかなりのレア商品らしく、現状古書検索でも在庫はヒットしませんでした。桐塑人形の教室は遠くて通えねえんだわ。まあ、自分では作れなかったとしても、立体造形得意族の知り合いに諭吉で頼めば、多分いくつも作ってもらえるでしょう。

 いろいろと手を尽くして入手は出来ましたので、届き次第感想をあげます。もちろん天下の国会図書館には納本されています。著作権失効前ですが、半分ずつなら複写依頼できるでよ。

※私の周りの自称霊感ちゃんたちは、ただ一人の例外もなく人の心に鈍感ちゃんであります。よくもまあと呆れることばかり。メルカリもえらいことになっとる。そんな中左下の折り紙さんの平和なことよ。

新・御宿かわせみ「お伊勢まいり」

 皆気になる東吾さんのその後でお馴染みの新・御宿かわせみ。読後にamazonのレビューを漁ったら結構辛辣。かく言う私も、新シリーズに入ってから間もなく脱落し、確か「花世の立春」の時には、新刊を買った後、そのまま読んでいない気がします。時代小説は江戸を舞台にしている方がやはり面白い。明治になると「時代」という感じがしなくてどうもいかん。

 図書館から借りただけで、定価で買ったわけではないし、長編ですが読みやすかったのでまあいいかな。いささか消化不良ながら、殺された源三郎の件も一応ケリがつきましたし。ただ、御宿かわせみの頃の登場人物のバランスが黄金比過ぎて、新・御宿かわせみになってから、どうものめり込めない。

 のんのんばあのDVDも返さないといけないため、雨がひどくなければ、今日中に返却に行きます。

 それにしても東吾さんどこ行ったん?

※Googleドライブの2TBプランの契約をして、自炊した電子書籍に関してはそこに全部放り込んでしまおうかと思案。でも2TBくらいなら外付けのポータブルHDDを買った方がいい気もするし。それはそうと、今キャンペーンで御宿かわせみ全巻セットkindle版が13,255円で販売されているらしいのですが、うーん、どうしよう。頂き物として無料で全冊ゲットした文庫本をスキャンした方がお金はかからないとはいえ、相応の手間がかかりますから。

※私の中でのお吉のイメージランキングは断トツで鷲尾真知子。

難読名はストレスフル

 実はこれまで、ただの一度も初対面の人から正しい名前を呼ばれたことがなかったりします。苗字は別に珍しくもなんともないし、下の名前も字面自体はありふれていますが、読み方が結構レアなようで、間違われてばかり。物心ついた頃には正しく読んでもらうことをあきらめて、今に至ります。いちいち訂正するのが面倒で、二度と会わないであろう人に関しては、もうどうでもいいやという心境。

 最近とみに読みづらい名前が増えましたが、絶対将来その件でイライラさせられるはず。かく言う私も親戚(遠縁)の子ですら読めず、十年ほど未確認のまま放置している状態。いまだに読めない。親が新生児の頃に読み方を教わったのに忘れやがるもんでよう。まあ、近い親戚ではないし、親とさらにその親だけ知っていれば、そんなに関わらないからいいんですけどね。

 従兄のところも続けて孫が生まれていて、今度三人目らしいのですけど、それぞれ読みやすい名前で非常に助かる。鳴留具我留手衣夢瞳鸞騎亜と書いて「なりるぐがるでぃむめらんきあ」と読ませるような突拍子もない感性でなくてよかったと、心から安堵。

 そういえば、稀に県外の方から鹿島錦の読み方を訊ねられたりします。正解は「かしまにしき」。濁点は付きません。

ミシンさんと呼んでください

 嘘です呼ばないでください。実はまだミシンでびうしてねえんだわ。一応取り扱い説明書代わりの付属DVDはPCに取り込み済。

 話は変わりますが、現状、音楽や動画、DVDなどのデータに関しては、4TB×2、2TB×1と1TB×2 で、都合三つのバックアップを作成しています。スキャンした本が増えるにつれて、どんどん容量が浸食されていて、恐怖のズンドコ。今日出かけたついでに256GBのUSBメモリを二つ――税抜2,980円で安かった――を買いましたので、この間買ったマイクロUSBも合わせると、三つあるバックアップがそれぞれ1TBくらい残っている計算になります。

 容量全部使いきるのも時間の問題よのう。新しく買うなら10TBくらいにしたいけど、耐用年数を考えたら、お手軽価格のものをこまめに買い替えていく方がいいし。切羽詰まっているわけではないですので、プライムデーで安くならないかなあと期待することしきり。とりあえずは過去のPCから外したまま持て余している内臓用HDDにケーブルをぶっ挿して、主なデータを避難させます。古いHDDとはいえ、同じデータを5個くらい作っとけばどれかが壊れても対処できるでしょう。